テーマ:産業遺構・戦争遺構(9)
カテゴリ:千葉
PART1からの続き。
軍用線路は現在のモノレールに並行する形で東京方面に進んでいく。そして、穴川3丁目にあるX字路で再びぶつかる。下の写真でみると、軍用線路は左側から進み、このモノレールと同じ道をたどる。 話は文字通り、脱線するが、このモノレールは世界一ということを何人が知っているだろうか? ギネスブックには2001年6月27日付で「懸垂型モノレールとして営業距離世界最長(15.2km)」と掲載されている。 モノレールには、「懸垂型」「跨座型」の2種類がある。要は上に乗っているか、下にぶる下がっているかの違い。1995年8月、千葉~千葉みなと間が完成し、13.5kmの営業距離となり、ドイツ・ヴッパタール市の モノレール(営業距離13.3km)を抜いた。 現在の登録距離は99年3月の延伸(千葉~県庁前間)を加えたもの。 市民からは財政赤字のお荷物、利用者からは運賃が高いと評判の悪い千葉モノレールだが、乗ると、なかなか楽しい。千葉駅近辺ではビル6階の高さを縫う。味わったことのない視界が広がる。空中散歩をぜひ!! 公式サイトはこちら。 またしても余談だが、千葉モノレールは大ベストセラー中の「一瞬の風になれ」にも登場する。映像化の折にはぜひ登場させてほしい。 一瞬の風になれ(3冊セット) さて、穴川の十字路でモノレールとは別れを告げる。モノレールは右方向に進路を取り、スポーツセンター、アライグマの風太君が住む千葉市動物公園へと向かう。 軍用線路はここを直進だ。 ちょっと進むと、穴川橋がある。これも、もともと軍用線路をまたぐために作った橋らしい。切り通しのような地形だが、もともと谷だったのだと思う。 ちょっと降りてみよう。 上から見たところ。 立派な木だと思ったら、市の指定樹林だった。銅像も見えるが、一般のお宅のよう。先祖を称えたものだろうか。 再び進む。地図上には"SONNO STATION"(園生駅)がある。ここはバス停の第2あやめ入り口で、駅を思わせるものは何もない。この交差点にはドラッグストア「ウエルシア」や海苔で知られる「鮎澤」がある。鮎澤のページには現在のイラスト地図が載っているので、より地理関係が分かるかも。 やがて、線路は地図から切れたくらいから京葉道路に沿うような形で進み、宮野木ジャンクションで交差する。 宮野木の辺りの高速道路は1966~69年までに完成したようだ。その後、新空港自動車道(現・東関東自動車道)と接続し、71年、ジャンクションになっていく。 千葉は鉄道ありきで交通網が発展していったことが分かる。 宮野木JCT~穴川IC間の平日24時間交通量(台)は110,864。国土交通省道路局平成17年度道路交通センサスによる。 続く 写真はCaplio GX100で撮影。 《新品》RICOH Caplio GX100 VFキット Map価格 57,905円 (税込 60,800 円) 送料別 去年の日記は? 2006/07/21 石窯でおいしいピザが食べるために お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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