テーマ:産業遺構・戦争遺構(9)
カテゴリ:千葉
多分、線路自体はこの辺りから現状のJRや京成線とつながり、この辺りいっぱいにあった連隊の基地、作業場に繋がっていたと思われる。
旅のゴールはあらかじめ決めている。現在は千葉工業大学がある連隊のレンガ門。しかし、どういけばいい? 津田沼駅周辺の地図を見てもらうと分かるのだが、この辺りは複雑な形で線路が交錯している。 JR線に絡むように、京成線がS字状に絡み、北側には新津田沼駅、南側には京成津田沼駅がある。これは鉄道連隊の線路を流用したことにより、そうなったということだ。 連隊は敷設訓練、規定距離に達するよう距離を稼ぐため、わざわざカーブの線路を作っていたのだという。 まずは違う道に出た。 鷺沼台郵便局からはJRを渡るための跨線(こせん)橋がある。 「さぎぬまこせんきょう」。地元市民の生活を支える橋となっている。 ここは渡らず、まっすぐ進む。JRを潜るトンネルは明らかに古いレンガ造り、ゴミ捨て場の奥にも、レンガが見られた。これらは鉄道連隊によるものだろう。 京成線の踏み切りを渡ってみたが、先まで行って、ガード下をくぐり、JR沿いへ。 しばらくすると、千葉工業大学のレンガ門に着いた。 レンガ門は国の重要文化財に指定されており、記念碑もある。門扉はここ数年で新しくなったようで、参考にしたホームページで見た写真とは違うものになっていた。新しいものの方が昔の雰囲気が出ている気がする。 登録有形文化財 第12-0007号 この建造物は貴重な国民的財産です。 文化庁 この門は明治40年(1907年)当地に移駐した陸軍鉄道連隊第三大隊(大正7年に鉄道第二連隊に改組)兵舎の表門として使用されていたものです。 第2次大戦後、ここが千葉工業大学の校地になった後も、「工大の煉瓦門」として親しまれています。 平成10年5月、国の登録有形文化財に指定されました。 わが国の私立工業系大学で最も古い歴史を持つ本学のシンボルとして長く保存していきましょう。 千葉工業大学 さて、軍用線は一応、走破したわけだが、この線には別の迂回路もあるということだ。それについてはまた後日、走ることとしよう。津田沼周辺ほかでも、取りこぼし、調べこぼしがあるので、これも宿題。 ともかく、最後まで読んでくれた物好きな方々(失礼!)に感謝したい。 全行程の写真ギャラリーはこちら。 参考 鉄道連隊軍用線 千葉-津田沼間 このHPがなければ、このサイクリングは実現しなかった。作者に感謝します。 写真はCaplio GX100で撮影。 《新品》RICOH Caplio GX100 VFキット Map価格 57,905円 (税込 60,800 円) 送料別→Map価格 56,000円 (税込 58,800 円) 送料別 去年の日記は? 2006/07/24 浸透性塗料「インウッド」の実力 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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