テーマ:近代化遺産を歩く(146)
カテゴリ:近代化遺産・検見川送信所
日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。 賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。 <a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a> しばらく、この検見川送信所ネタが続くと思うので、思い切って、ブログ題名を変えてみました。 検見川送信所J1AA~モールスキンとめぐる冒険。 「モールスキンとめぐる冒険」のモールスキンとはノートブックのこと。文具ネタはほとんど書いていませんが、毎日使っているノートでもあり、愛着はあるので、相変わらずサブタイトルとして残すことにしました。 ヘミングウェイ・ピカソが愛したノートMOLESKINE(モールスキン) クラシック スクエアーノート... 検見川送信所の保存というのは一見、固いテーマのようで、コメントしにいところはあるかもしれませんが、自由に書いてくださると、ありがたいです。 個別にも、いろいろ情報を教えてくださる方もいて、大変参考になっています。 ある方からは以下の情報をいただきました。 SOS! 元町公園 http://www.toshima.ne.jp/~tatemono/page044.html 元町公園・ぱぱっと会議 活動日記 http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/blog/ 元町公園というのは、水道橋の東京ドームの近くにある公園だそうです。 1931年9月1日に起こり、10万人の死者を出した関東大震災。樹木の多い庭園や丘に逃げ込んだ人たちは大木に守られて生き延びたそうです。そんな教訓をいかし、都内には52の震災復興小公園が作られたそうです。 元町公園は地形の特性を活かして階段状に展開し、アールデコのデザイン等を取り入れたモダンなデザインが印象的。開園は1930年。 震災復興小公園はその後、どんどん壊されていったそうで、元町公園は唯一、原形をとどめている貴重なものだそうです。東京ではビルが過密ですから、大震災などが起こった時は避難場所としての利用もあるでしょう。 しかし、区はここを取り壊し、巨大な体育館を建設する計画を立ち上げたそうです。 貴重な公園が壊されるだけでなく、避難場所としての機能も失うわけです。ヒートアイランド現象が問題になっている中、都内の緑を失うことは大きな損失とも言えるでしょう。 市民団体の「たてもの応援団」などが取り壊し反対を訴えており、積極的な活動をされているようです。その成果もあって、現在は体育館の計画は止まっているようです。 検見川送信所だけでなく、大正から昭和にかけて作られた貴重な建造物・構造物はどんどん取り壊しが進められています。 以下はまさやん0386さん から教えていただいた情報です。 検見川送信所は、大正から昭和にかけて重要な建築物を建てた吉田鉄郎氏によるものですが、同じく吉田氏が設計した大阪中央郵便局、東京中央郵便局も取り壊し、高層ビル化しようという計画が持ち上がっているそうです。 建築家・吉田鉄郎の『日本の建築』 東京中央郵便局はJR東京駅の丸の内側にあり、レンガ造りの東京駅ともマッチしています。 やはり、この高層ビル化計画には、DOCOMOMO JAPAN という組織が保存を要望するなど活動を行っています。 DOCOMOMO というと、携帯電話会社のパロディかと思われた人もいるかもしれませんが、ドコモモはDocumentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods of the Modern Movementの略で、モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織ということです。 それぞれ抱えている背景、問題は違うと思いますが、こうした大正・昭和初期の建物の取り壊しへの動きはみなさん、どう受け止めますか? 去年の日記は? 2006/8/23 むき出しコンクリートにラティス設置 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[近代化遺産・検見川送信所] カテゴリの最新記事
|
|