カテゴリ:千葉
現在、中国在住のJintianさんが自治会の有効性について寄稿してくれました。
僕が防犯街灯管理組合を立ち上げようとしていることについて、エールを送ってくださったものと勝手に受け取っています。 長文ですが、大事なことだと思いましたので、全文掲載されていただきます。 こちらで適宜、改行させていただき、重要と思われる部分を太字にさせていただきました。 ----------------------------------------------------------------------------- 自治会について考えてみた。私は、自治会は最も身近な行政組織だと思う。今のところ日本には、色々な意味で、自治会に替わる有効な組織が見当たらない。 自治会には、3つの機能があると思う。 行政が決めた事を実行する機能、 住民側の意見や問題を市政に反映させる機能、 地域の人と人を繋ぐ機能である。 1つ目の、行政が決めた事を実行する機能としての活動は、地域の街灯やゴミの管理、防災防犯活動等。言うなれば行政の下請けの仕事だ。 又、最近は居住していても住民登録しない人が多いので行政は自治会を通じて住民の名簿を集める。この名簿により地域に実際居住する人を把握できる。地域にどんな人が住んでいるか知る事は防犯上も重要だ。 2つ目の、住民側の意見や問題を市政に反映させる機能はあまり知られていないが、なかなかの効力を持っている。特に、地域の道路交通やゴミ問題、文化活動、学校等、行政がらみの不便や問題の解決には、自治会あるいはその連合体としての陳情は、かなり有効である。でも、住民はこの有効性には気付いていない。 3つ目の、地域の人と人を繋ぐ機能は、もしかすると一番大切かもしれない。自治会の会議、催し等がこの役割を果たす。うまく使えば、地域で豊かに安全に暮らす為の鍵となる、すばらしい交友関係を作るキッカケを与えてくれる。 この自治会と言う仕組みが実に良く機能した時代もあった。 地域の様々な問題を解決したり、祭りや運動会と言った行事が大きな役割を持った時代もあった。現在も一定の役割は持っている。しかしながら、市民側の、そういう認識は薄い。むしろ面倒な活動と思っている人が大多数だ。しかしそれは、不要になった行事をほとんど変える事なく継承し、役員になった任期だけ無難に時を過ごそうという人達があまりにも多いからではないか? 行事も現代の生活に必要な物に変えていく必要がある。 行政が、自治会を通じて市民の意見を聞いているという事はご存知だろうか? 行政は、自治会又は公民館の所属団体の代表達に対して意見を聞く機会を持ち、それを市民の総意のように取り扱う。この事を一般市民は知らない事が多い。そして、自治会の代表に対して行政が報告した事は一般住民にはほとんど伝達されない。今後は、自治会の会員への情報伝達の方法も変える必要がある。 掲示板、回覧板、自治会のホームページ等を併用し、相互情報伝達が可能な仕組みを作る必要を感じる。 自治会に所属する人達の世代や家族形態による考え方のギャップは大きい。時に大きな摩擦も生じる。でも私は自治会は参加する価値が有る活動だと思う。素晴らしい出会いの場学びの場である。又、地域の人達と顔見知りと言う事は最も簡単に安全を手に入れる方法だ。 更には、役を引き受ける事で、地域や社会をより深く理解できる。自治会は、住みよい素敵な地域を作る為のコアに成り得る。誰かに負担が掛かりすぎず、気軽に参加できる、通常はあっさりと、でも困った時には支えあえる、共に学びあえる集合体が、理想だ。 日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。 賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。 <a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a> 去年の日記は? 2006/9/13 インウッドで塗装から1か月~その撥水力は? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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