テーマ:近代化遺産を歩く(146)
カテゴリ:近代化遺産・検見川送信所
20日付の新聞で「大隈講堂が重要文化財へ」という見出しが踊った。
朝日新聞 大隈講堂など10件、重要文化財へ 文化審議会が答申 2007年10月19日22時29分 文化審議会が大隈記念講堂など10件を重要文化財(建造物)に指定するように文部科学相に答申した、というもの。 大隈講堂(佐藤功一設計)はご存知の通り、早大のシンボル。1927年に完成。ロマネスク様式にゴシック様式を折衷した近代建物として価値が高いと判断された。 この大隈講堂に重要文化財の価値があるということにはまったく、異論はない。 一方、検見川送信所(吉田鉄郎設計)は大隈講堂完成1年前の1926年完成。様式はドイツ表現派風。 かたや、重要文化財、かたや廃墟。こういっては誤解されるかもしれないが、この対比が面白い。 これには現在も活用されている建物と役目を終えた建物の違いということもあるが、検見川送信所がその価値を認められにくいのは一切無駄な装飾を廃したシンプル・イズ・ベストともいうべきデザインにある、と思う。 それゆえに、なんともいえない力強さがある。想像力をかき立てるとでもいうべきか。 僕は放送史的にも建築史的にも、十分残す価値があるものだと思っている。しかし、廃墟から重要文化財に指定されることがあったら、これは文化史的にもトピックスだろうなぁ。 大隈講堂は創立125周年記念事業の一環として、大規模改修が行われ、7日にオープニングセレモニーが行われたばかり。工期は1年半で、総工費は約30億円。外観はそのままで、内部は空調や遮音性、IT設備を充実させた多機能ホールになったという。 日本初の国際放送77周年記念 「ほぼ満月ただの月見@検見川送信所」 日時:10月27日(土)午後3時~ 集合場所:JR総武線・新検見川駅徒歩2分、はなのわ広場 参加費:無料 主催:「検見川送信所を知る会」 pdfファイルを読むにはAdobe Readerが必要です。ダウンロードはこちらから。 PDFファイル版チラシ http://moleskine.air-nifty.com/kemigawamusen.pdf ドキュメントファイル(doc)版チラシ http://moleskine.air-nifty.com/kemigawamusen.doc 「検見川送信所を知る会」では仲間を募っています。入会していただける方はこちらのメールフォームから「入会希望」と明記の上、 お名前(ふりがな): ご住所:〒 電話番号: メールアドレス: をお知らせください。 メールマガジン「検見川送信所J1AA通信」を購読していただける方は以下のURLからお申し込みください。 http://www.mag2.com/m/0000246340.html バックナンバーも読めます。 検見川送信所についてはここで過去記事をまとめています。 日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。 賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。 <a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a> 楽天で自転車を探す 去年の日記は? 2006/10/21 さて、小屋作り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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