テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:近代化遺産・検見川送信所
15日午前、岡山県の教育関係の方が検見川送信所を見学したいと申し出てくださったので、案内させていただきました。
バタバタとした2時間でしたが、車中で社会科教育の現状を伺うことができました。 僕は小、中、高校と千葉市で教育を受けましたが、地域の歴史について学ぶ機会はほとんどありませんでした。 先日読んだ「都市の通信簿」にも、千葉市は全国で最も郷土愛の少ない都市と掛かれています。残念ながら、それは本当のことだろうと思っています。 日本全国都市の通信簿 その岡山の教育関係の方によると、岡山でも同じような状況のよう。授業のプログラム的に余裕がない、教師にスキルがないなど、さまざまな問題があるようです。 僕は昭和史ほど最初に学ばせるべきだと思うのですが、そうはいかないのでしょうかね? 先日訪れた検見川小学校(千葉市)は全校的に地域の歴史教育に目を向けています。これはぜひ紹介しなければ、と思ったのは、郷土資料室です。 2つの教室には、農業、漁業に関する道具が展示されています。これらは地域住民の寄付によるもの。 検見川小学校HP こうした資料室のほか、廊下の壁には歴代の生徒記念写真、地域の歴史に関する資料が掲示されています。 中にはスペースの関係で泣く泣く処分した物もあるようです。関係者の方は「小学校だと、常時開かれているわけではない。こうしたものを展示できる場所があれば」と話していました。検見川送信所を利活用すれば、これらの郷土資料を常設することもできるのになぁ。 こうしたものがあるだけで、生徒たちは歴史を身近に感じることができるはずです。 検見川無線の写真もありました。 「悲しきうめ立て」と題された写真も目を引きました。 僕は小、中学校を埋め立て地で育ちましたが、すぐそばに海を眺めていた検見川っ子にとっては、こういう感覚なのか、なるほど。 埋め立て地育ちの僕は「うれしき埋め立て」とは思いませんが、「悲しき」という感情は抱きません。こうした感情の発露も検見川っ子の郷土愛の現れなんでしょう。 日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。 賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。 <a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a> 「検見川送信所を知る会」では仲間を募っています。入会していただける方はこちらのメールフォームから「入会希望」と明記の上、 お名前(ふりがな): ご住所:〒 電話番号: メールアドレス: をお知らせください。 メールマガジン「検見川送信所J1AA通信」を購読していただける方は以下のURLからお申し込みください。 http://www.mag2.com/m/0000246340.html バックナンバーも読めます。 検見川送信所についてはここで過去記事をまとめています。 去年の日記は? 2006/11/16 隠れ家(小屋)作り(19)~点検口 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[近代化遺産・検見川送信所] カテゴリの最新記事
|
|