テーマ:お勧めの本(7402)
カテゴリ:books
楽天ブログがグーグルの検索結果に反映されない事態に合わせて、本「グーグル八分とは何か」を紹介しましたが、きっちりとは書いていませんでした。改めて紹介したいと思います。
グーグル八分とは何か グーグル八分とは村八分をなぞらえて、グーグルがウェブを無視する状況を指します。 著者は悪徳商法の手口や情報を書いているウェブサイト「悪徳商法?マニアックス」を運営する吉本敏洋氏。この吉本氏は、何を隠そうグーグル八分にあった被害者なのだそうです。 普通に考えれば、悪徳商法を行うのではなく、悪徳商法を防止するウェブサイトなのだから、八分される何ら理由はないと思うでしょう。 ところが、吉本氏のウェブは04年1月以降、グーグルの検索結果から排除されます。どうしてなんだ?そんな疑問を持った著者は調べていきます。その疑問が本の出発点です。 詳しい経緯は著書に譲りますが、吉本氏が「悪徳商法だ」と名指しした企業がグーグル側に営業妨害だと検索結果から外してくれと申し出たのが原因だったようです。 その時のグーグルとのやり取りは興味深いです。また、他サイトのグーグル八分の実情なども載っています。 グーグルは民間企業ではありますから、一部ウェブサイトを検索結果を外す自由もあるという考え方もあるでしょう。 しかし、ネットにおいて、その存在はあまりにも巨大です。グーグル八分されることは存在を消されるに等しく、権力による検閲と同じ効果を持ちます。 たとえば、こんなことも想定されます。ちょっと分かりやすくするために大袈裟に書きます。 あなたがある店の味が少しあなたの舌に合わなかったとブログで書いた、とする。それを見た店側がグーグルにあのブログにある当店に関する記事は事実無根であり、検索結果からの削除を要請した。そんなことでも、消される可能性もあるわけです。 グーグルとはどんな検索サイトなのか、もっと広く言えば、ネットはどう進んでいくべきかを自分なりに考え直すきっかけとなりました。ブロガーなら一読の価値ありです。 グーグルを知ろう。グーグルの本はこちらから。 MOLESKINE(モールスキン・モレスキン)スクエアード ノートブックポケットサイズ 去年の日記は? 2007/3/13 ビアンキ フレッタで確定申告! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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