テーマ:お金のハナシ(2522)
カテゴリ:books
森永卓郎氏の新書「年収崩壊」を読みました。格差社会の台頭をいち早く指摘したのが、この森永氏だそうです。
年収崩壊 話はいきなり外れますが、先日、派遣ユニオンの書記長の講演を聴く機会がありました。日雇い労働者を取り巻く過酷な労働環境には驚かせられました。 早朝から時間を拘束され、集合場所から作業場まではまるで荷物のように扱われ、日給6800円。しかも、人物情報を登録する手間賃「データ管理費」200~500円が日雇い派遣会社から取られる。この日給から交通費、食事代を差し引いたら、手元に残るのは、ごくわずかでしょう。現状の生活から抜け出したいと思っても、なかなか難しい。 月に20日稼働しても、13万6000円にしかなりません。年収は200万円以下でしょうか。一時、もてはやされたフリーターという人種が生み出された結果が、この格差であるわけです。しかも、企業は昨今、社員の非正規雇用を進めており、この格差社会の傾向は強まっていくことが予想されます。低所得層の人口はますます増えていくはずです。 そう考えると、会社員であるという身分は非常に恵まれているように思えます。一定の賃金があり、社会保険にも入ることができます。リスクヘッジがなされているからです。 そんな時代の中、我々はどのように生きていくべきか。森永氏はいくつかの提案をします。実践的な節約術、貯蓄術から、心構えまで。無駄を省けば、貯蓄に回せる。老後に備えることもできる。まぁ、そんな内容です。 森永氏は、そんな中でも大切なのは「楽しむことだ」と言います。ご自身は所沢にお住まいだそうで、郊外での生活を推薦されています。 カントリーでもなく、アーバンでもない「トカイナカ」暮らし。ちょっと電車に乗れば、東京にも出られて、家に帰れば、自然を感じることもできる。 場所の違いはあるにせよ、僕もトカイナカ的な生活を送っています。主に平日は東京で働き、休日は地元でガーデニングや大工を楽しむ。金というのは大事な要素ではありますが、ある方にはある方の、ない方にはないなりの楽しみ方があるはずです。 しかし、やっぱり、お金は大事ですね。たくさんあっても困るものではないですから(笑)。 今日は春闘ヤマ場です。さらなる賃上げを期待しています。 MOLESKINE(モールスキン・モレスキン)スクエアード ノートブックポケットサイズ 去年の日記は? 2007/3/19 天井サイズの書棚にロールスクリーン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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