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2006/09/19
テーマ：海外生活(7774)
カテゴリ：夫婦ネタ
先週の金曜日から昨日まで、那は私用でプエルトリコへ行っていた。 勿論子供達からはブーイングの嵐。 実は旦那が出かける直前に、ちょっとした喧嘩をして（って、いつもの事ですが。。。） 気まずい雰囲気のままプエルトリコへ行ってしまったのでした。 事の起こりはさかのぼって先週の水曜日。 夕方７時頃にＴＥＬが来て、これから仕事の取引先の人達と飲んで来る。 と言う事で、その日は午前様だった。 でも、こういう事はしょっちゅうなので、 別に気にもしていませんでした。 そして翌日の木曜日。 珍しく仕事が早く済んだ彼は、 「今日はもう終わったんだけど、ここまで来るのに色々と大変だったから、これからちょっと飲みに行って、一人になって頭を冷やしてくるよ。他にも色々と考える事もあるしね。」 とＴＥＬをして来た。 まあそういう事も、次の仕事に向けて必要なんでしょう。 と思い、快くＯＫしてから何気に時計を見ると４時半。 それからはいつもの如く、 夕方から夜に掛けてのてんてこ舞いで時間を忘れ、 子供達も全員ＢＥＤに入って最後の片付けが終わり、 やれやれと、一息つきながら時計を見ると、もう１２時を回っています。 するとＪｅｎが、ＰＣの事でダディーに聞きたい事があるというので、何度も電話を掛けるが、一向に応答無し。 大事な時に限って何故か電話に出ないのは、旦那の大得意な事。 ２人でイライラして、その後もメッセージを残したりしたけど、折り返し電話も来ない。 その後、一瞬電話に出たのに、何故か切られてしまった。 と言う不可解な事まであった。 Ｊｅｎは毎朝６時起きなので、もう寝なさい。という事で、 本当はどうしても学校で必要な事だったから聞きたかったらしいんだけど、 一向に連絡が取れないので諦めて寝かせました。 そうなって来ると、私の雲行きもおかしくなる。 さっき一瞬電話に出て、行き成り切ったのは何？ もう１時３０分を過ぎている。 幾らなんでも、一人で９時間も飲んでいるなんて何か変じゃない？ 一体何処をほっつき歩いているんでしょう。 よくよく考えると、最近近所に出来たレストランのバーに 殆ど毎晩というほど顔を出している。 そこには、私も何度か連れて行ってもらった事があるんだけど、 とってもファンシーなレストランで、値段もそれなりに凄い所。 でも脇にあるバーは、もうちょっと砕けた感じで、 夜には若い男女で入り乱れているおしゃれな場所。 金曜はカップルが多くて、土曜日は男同士、女同士の２人連れが多いんです。 ペンシルバニアのコンサバな場所にも拘らず、 思わずプエルトリコのホテルのバーを思い出させてくれる、 そんな感じの素敵な所です。 もしかして、又そこに行ったんじゃないか。 でも肝心な時に、何時間もＴＥＬに出ないのは何故？ 私達にもし何か遭って、連絡が取りたいのに取れないって言うのは大問題だわ。 携帯を持っている意味が無いじゃないの。 そう思って、試しにもう一度ＴＥＬを掛けてみる。 すると、同時にガレージのドアが開く音がして旦那が帰って来た。 ２階に直行して来たみたいで、ベッドルームのドアを開けて行き成り、 「サプライズがある。」と言って、 女性用のベルトを私の目の前に差し出した。 このベルト、私のお気に入りだったベルトに瓜二つなんです。 今回の引越しで、変な風にパッキングされていた為に壊れてしまっていた、私のお気に入りのベルト。 そのベルトと色はちょっと違うけど、そっくりな作り。 しかし何とこのベルト。 買ったのではなく、 他人から譲ってもらった。 と言うではありませんか。 一瞬聞き間違いをしたのかと思い、もう一度聞き直すと、 「知らない女性から売って貰った。」 と言う返事。 私は何だか頭が混乱して来て、掘り下げて事情を聞くと、 「帰ろうと思って駐車場を歩いていたら、君のベルトとまるっきり同じ物をつけた女性が歩いて来たから、 “あ～～～！このベルト！ 僕のワイフが失くした物とそっくり同じだ！ もし良かったら、売ってくれませんか？」 って聞いたんだそう。 「それで、幾らで売ってもらったの？」 「＄１５」 何か妙な話だよな～。。。と思いつつも、一応 「ありがとう。。」 とは言って見たものの、何か腑に落ちない気分で居たのでした。 旦那は話し終わると、又下へ降りて行ってしまった。 私は身の回りの事をしながら、 もう一度、今あった会話を思い起こしてみた。 何かおかしいよ、この話。 普通見ず知らずの人から、 その人が身につけている物を行き成り、 「売って下さい！」なんて言うかぁ～？？？？ 変だよ、変、変！ クサイ話だよね。クサ過ぎる！ でも、 嬉しそうに真っ先に、私にこのベルトを持って来てくれたんだし。。。 色々な思いが交差しながらそのベルトを見つめていると、 つなぎの所に、一本のブロンドの髪の毛が引っ掛かっているのが目に留まった。 確かに新品ではないようね。。。 試しにそのベルトをはめて見て、穴が少し大きくなっている所に合わせてみる。 かなりウエストの細い女性らしい。 私は下へ降りて行って、 「ベルト、ありがとうね。 でもね、悪いんだけどもう一度さっきの話を整理させてくれない？ どうも納得が行かないんだけど。」 そして、私が疑問に思った事を並べてみた。 「何で携帯に何時間も出なかったの？」 「え～～！そんなはずは無いよ。全然鳴らなかったよ。 どれどれ？ （と言って携帯を調べている。）」 （クサイ演技だな！） 「メッセージも５，６件は入れてるはずなんですけど。」 「入ってないよ、ほらー。（と言って見せる）」 （どうせとっくに見て消去したんだろが！） 「この電話会社又やってくれたな！」 電話の件は、 どうやら電話会社のせいになって居る模様。(;￣□￣)yヾ ポロ 「ところでその女性、こんなに遅い時間に独りで居たの？」 「いや、ボーイフレンドらしき人といたよ。」 「だったらそのボーイフレンド、自分の彼女の身に着けている物を譲って下さい。なんて、見知らぬ男から言われてるんだもん、ムッとしてたんじゃないの？」 「いや～、全然気にも留めないようだったよ。」 と、そこまで行った所で旦那はムッとして、 「いらないんなら、捨てればいいよ。」 と言い出した。 「ちょっと待ってよ。そういう態度はないんじゃない？ 私が妙に思って、質問してはいけないって事？ ありがとう。と、初めに言ったでしょう。 でもね、良く考えてみてよ。 赤の他人がいきなり“貴方の身に着けている○○を下さい”って言う事って、普通だと思う？ もし私がどこかに出掛けていて、夜遅く帰って来た。 そして、“ハイこれ！ 貴方が失くしたネクタイとそっくりのを着けている男性が居たから、譲ってもらったの！” って、私が言ったらどういうリアクションをする？ 何も疑問に思わず、唯ありがとう。で終わらせられる？」 「そういう事とは違うだろう。」 「いえ、同じです！」 「人が折角喜んでもらおうと思ってした事を！」 「だから、貴方の好意は有難いとは思っているよ。 デモね、申し訳ないんだけど何か変なんだよ。 どうもありがとう～～～！って心の底から喜べない、変な感じなのよ。。。」 貴方はそうやって怒っているけど、 素直に喜べずに、こういう気持ちになるのは、私に問題があるって事？」 旦那はその質問には答えずに、 「いらないんだったら、捨てればいいよ。」 と言って、２階へ行ってしまった。 何か気まずい雰囲気。。。 そして翌朝、彼はプエルトリコへ行ってしまった。 喧嘩になっちゃったし、 そのベルトを捨てようかと思ったけど、未だに手元にあります。 人が使っていた物を使うのって，何か勇気が要ります。 リサイクルショップって言うのはあるけれど、 これらは、オーナーが大抵が売りたくて売った物でしょう？ でも私の場合、その人が手離したくて売った物とは違います。 後から旦那が言うには、 その彼女はそのベルトが気に入っていて、 売るかどうか、ちょっとの間迷っていたらしいから。。。 折角旦那が手に入れてくれた、このベルトを身に着けるのは、 私の考え過ぎなのかもしれないけど、 何となく躊躇してしまいます。 素直に喜んで、身に着けたい気持ちも大きいんだけどね。。。 後からＪｅｎが、 「昨夜何か喧嘩してなかった？」 私はＪｅｎに、ベルトの件を話しました。 するとＪｅｎは、 「そういえば、この間私と買い物に行った時に、 何だかマミーのベルトを探すのに、ダディー随分あちこち探して苦労をしていたよー。」 という話をして来たので、 急に申し訳ない気持ちで一杯になってしまった。 別に新しいベルトが欲しい。とも言ったわけでもないのに、 きっと壊れたベルトを見て悲しんでいた私の事を思って、 内緒で探してくれていたのでしょう。 そんな事とは、夢にも思っていませんでした。 変な事に拘っちゃって、ごめんね。。 そう思っても、電話で謝るよりも実際に私の口から謝った方がいいと思って、 帰って来て早々に、謝りました。 「え？ 何？ ベルト？」 もう殆ど忘れていたみたいな反応で、 ちょっとズッコケた私でした。 でも、はっきり言って内心未だ納得いってませーん！(-_-) お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2006/09/20 08:47:05 AM
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