旧優生保護法はそんに悪法だったの?
今と当時との社会基準が違うのだから、少々の差が出るのは仕方ないが、又もや旧優生保護法が違憲となった。 つまり子は両親の遺伝子を受け継いで生まれて来る。子の顔が親に似ているのもそうであり、旧優生保護法がそんなに悪いとも思えないのだが、それ以上に、何かで劣った人でも、個人の平等と言うか尊厳が重要な時代に成ったのだ。私が子供の頃、大人達が話していた。「あの人が子供を産んだら、また変な子が生まれる。生まれない様に手術をするのが当然だ。」と言っていた。 親の能力で選別して、子供が生まれない様にした旧優生保護法が今の常識からしたら悪いのだが、問題はその親から生まれた子供の養育は誰の責任で育てるのだろうか。昔は両親や親族が世話をした。また医療の発達も遅れていたから、殆どが数年で亡くなった。所が、今は社会が養育の責任を持つ様に成った。又、医学の発達で、かなり長生きをするようだ。 産んだ両親や親族だけで、世話するなら、それは素晴らし昔流の愛情介護だと思うが、社会というか税金での世話に任せる社会となると、別の問題も感じる。 そんな事から、相模原事件が発生した可能性もある。そしてあの事件で、私が驚いたのは被害者の年齢が想像以上の年齢だったのです。 生まれてから寝た切りで、話も出来ない位の重症の人は、数年で死ぬだろうと思っていたが、今は数十年も生きるようだ。つまり昔の個人での介護でなく、仕事として専門家が世話するし、医療も発達したし、長生きする様になったのでしょう。恐らく犯人は、被害者達の生きる幸せ感が有るのかどうかとか、養育の社会負担軽減を狙ったのだろと思うし、犯人の役得はゼロの惨たらしい犯行だった。しかも19名もの大量殺人をしており、当然死刑が確定したが、これはどう成るのだろうか。