難民問題はどうなるのだろうか?
これは解決が難しい問題で、昔、南ベトナムが崩壊した時も同じ問題が発生した。沢山の難民がボロボロの船に乗って漂流した。この時はベトナムだから、結構日本に近い。 そして、各国が大量に受け入れたのに、日本は殆ど拒否に近かった。だから日本が、世界中の非難の槍玉に上がった。 そんな事で、当時私が住んで居た近くの徳島の鳴門にベトナム難民センターが出来たが、嫌々だから、形だけで、僅かしか受け入れなかった。 北朝鮮が崩壊すると、どうなるか。簡単に崩壊してくれると、韓国と中国で大半の難民を収容するだろうから、日本に来る難民も少ないだろう。 が、韓国との厳しい戦争になると、韓国人も逃げて来るから、漁船が対馬や北九州に繋がる程、流れて来ると想像できる。 そして中国の共産政府が崩壊すると、どうなるか。これだけ格差が広がったままで、何時までも共産党支配が出来ないのは明らかだ。 これも崩壊過程が色々あるから、想像は難しい。すんなりと、普通の体制に変化すれば、一番良いが、悪い場合は、膨大な数の飲まず食わずの難民が日本に流れ着く。 今回は、シリアや、リビアの崩壊と、イスラム国の悪政で、難民がヨーロッパに逃げている。しかも、どうせ行くなら、所得の高い所が良いと、ドイツを目指す。だが、良く写真を見ると、本当の難民と、移民が半々に交じっているようだ。 どのように、難民と移民を区別するのだろうか。しかもドイツは今年だけで80万人を受け入れるそうだ。1年で、人口の1%だ。日本で1年に130万人を受け入れるだろうか。高知と徳島を足した人口だ。 何処の国にも、色々な人が居るが、感心するのは、受け入れ容認派が結構居る事である。日本なら、殆どが受け入れ反対だ。 人種も違うし、言葉も違う。宗教も違うし、生活も常識も違い、圧倒的に犯罪率が高い難民だ。自宅の隣に難民が住むなら、99%が反対する。 まあ、大陸国家は、何時自分が難民になるかも知れないと言う気持ちがあるから、結構受け入れる素養はあるようだ。 ハンガリー動乱(1956年)の時も、近くの国々では、玄関前に水と食料を並べた家庭が多かったと聞いて居る。つまり、ハンガリーからの難民が、食べながら歩けるようにしていた家が多かったそうである。だけど、EUでの今回の12万人の難民割り当ては、決まらなかった。やはり本心では、嫌なのだ。 もし、韓国人や中国人が飲まず食わずで、数百万人が日本にボロ船で押し寄せて来たら、どう対処するのだろうか。人道的には受け入れるべきと分かっては居ても、本心は逆になる。