蛇が網に掛った
我が屋の葡萄は、小さな古いビニールハウスの中で育てている。何故なら春には屋根だけビニールを張って、雨が葡萄に当たらないようにするには、古いビニールハウスが良い条件なのだ。 所で、そのハウスの横は風が通り抜けるようにしているが、葡萄が甘くなると、各種の動物が出没する。ハクビシン、カラス、色々な動物が甘い葡萄を食べようと集まるから、網を張って入れないようにして、風だけが通るようにしている。 その網に大きな蛇が掛ったのである。網の目に頭が入る穴から、入ったようで、腹が太いから動けなくなったのを女房が発見した。 数日そのままで、死を待つのみであった。私はそんな事聞いても興味も無いし、余り気にならなかったが、女房が何度も「蛇がまだ生きている」と言うので、少々気になり、死ぬ間際の蛇を写真に撮れば、ブログのニュースなると思い、写真を撮りに行った。 そしてその状況を見て写真を撮ったのだが、後で、どうも可哀そうに思えて成らなくなった。つまり、状況を目撃すると気持ちが変わる場合がある。気になるのでハサミで腹の当たりの網をカットしてやった。 そしたら、ユックリと動いて、逃げて行った。ここ数日毎日雨か曇で、太陽が照らなかったので、命拾いをしたのだろう。カラッと晴れ上がると、恐らく2~3日で死ぬだろうが、天候が梅雨時期だったので、生き延びたようである。 結局、私が写真を撮ろうとした結果、可哀そうに思い、蛇は生き延びた。 このような状態で捕まっていた。網の目の大きさが、蛇の頭は通過するが、太い腹は通らない大きさのようだ。