土佐一人新聞

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  新車ミラは危険だった

  　９月にダイハツのミラに乗り換えた。所が、アクセルとブレーキの踏み込み差が殆どなく、殆ど平衡になっていた。　だから、ブレーキを押すと、靴の右の方がアクセルを踏む場合があるのだった。ブレーキとアクセルを同時に踏んだ状態になり、エンジンが高速になり車は中々止まらない場合があった。私は３度、女房が１度あった。　驚いてホンダの軽トラを見ると、ブレーキがアクセルより大きく運転席側に来ている。つまりブレーキを力一杯押しこんでも、アクセルには届かないようになっていた。　ミラを測ると、ブレーキとアクセルの差は１．５ｃｍしかない。これは危険である。早速ダイハツにリコール問題になって居ないか問い合わせた。数日して「本社に連絡したが、そんな案件は無い」という。　だけど、危険で困るので、ダイハツに持って行き、調整をしてもらった。要はアクセルの遊びを大きくするか、ブレーキペタルを出来るだけ運転席の方に、押し上げる調整である。　そして、その調整が可能だった。今はアクセルとブレーキの前後差が、３．５ｃｍになった。これだけ差が付くと、ブレーキが早く効くので、安全になった。写真では分かりにくいが、これでアクセルとブレーキの差が３．５ｃｍになった。

  2008.11.02

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  猪を捕まえ損ねた

  　１０月３０日朝、猪罠見に行った。今までは人間の匂いが付かないように遠くから見ていた。捕まれば逃げようと暴れるので、ワイヤーの長さを半径として、丸く草木がなぎ倒され、遠くかからでも簡単に分かるのだ。　今回は近くまで行って、罠の状態の確認をしたのである。９つ掛けた罠で、３つが可能生があったのが分かった。　一番残念なのだが、写真の罠である。罠の輪っかが大き過ぎたのもあるし、輪っかは猪より小さかったのかも知れないし、倒れ無いように針金で細い棒に縛っていたのが、強かったようで、輪っかをすり抜けて通過していた。　ご覧のように写真のワイヤーは土色である。ワイヤーは新品なら鉄の色だし、古いと鉄錆の色である。この色は猪の泥が付いたのだ。　猪はどういう訳か、水の残っている田圃の中で、風呂のようにドロドロにして遊ぶので、体中がドロドロである。多分、ダニが沢山付いているので、痒いから、泥で何とかダニを除こうとしているのではなかろうか。　そんな事で、猪の通った後は泥が付くのである。このワイヤーも猪の泥が付き、それが乾いたのである。　其処で、輪っかを少々小さくし、倒れ無いように縛った針金を緩くし、一寸触っても倒れるぐらいにした。　もう２つは猪が通過した時、鼻が先に当たり、ワイヤーが倒れていた。つまり、釣りでいうと、ピクピクと当たりがあったのと同じである。　だけど５０キロ以上のモノが掛ったら、危険なので、市の害獣駆除に連絡して、猟銃で頭を撃って殺して貰わないと、私のような素人には危険だ。４０キロ以下なら、もし撲殺の時、罠が外れても、怪我の可能性はあっても私が殺される事はないような気もする。罠を立てている細い棒は私が土に差し込んだモノです。本来ならこの罠に草や細い木の枝を巻きつけて、カモフラージュする。だけどそうすると写真に写らない。土に触っている部分は鉛筆ぐらいの木の根に針金で結んでいる。

  2008.11.01

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  ミード（mead）ってお酒をしっていますか？

  　私は趣味で蜜蜂を飼っているが、蜂の本などを読んでいると、時々蜂蜜酒なる漢字を読む時がある。　本によると蜂蜜酒は人類最古のお酒だそうである。大昔の人が一体どのように作ったのか、知らないが、余り興味はなかった。お酒など安いものだし、苦労して集めた蜂蜜を酒などには勿体ないと思っていたのである。所が今年は食べきれないぐらいの蜜を収穫したので、希望者に販売もしたのだが、余る程あるなら、蜂蜜酒を作ってみたいと思い始めたのである。其処で、８月始めにインターネットで、「蜂蜜酒」と検索に入れたら、出たのだ。そして蜂蜜酒の事をmeadと言うのが分かったのだ。　作り方もインターネットに載っていたので、気楽にテストする積もりで、密を水で倍ぐらいに薄め、パンのイースト菌を入れたのだが、その後直ぐにアメリカに遊びに行ったので、留守をお願いする義母に「５日後に、この瓶を、冷蔵庫に入れて欲しい」と頼んでアメリカに行ったが、帰国してその瓶を出して飲むと、水で薄めた蜜でしかなかった。失敗したのである。　其処で９月、もう一度挑戦してみた。今度も失敗のようでもあり、成功のようでもあり、良く分からない成績だった。要は蜜の糖分が全部アルコールに成らず、結構、甘味が残るのである。　だけど、一応はお酒のような感じのする甘い飲み物となった。そして時々、瓶のミードを１口だけ飲んで味の変化を見ていたのだが、時間が経つと段々とお酒らしくなり、美味しくなるのである。　そしてそのミードも１０月１０日に無くなってしまった。また作ってみようと思っていた。　そして１０月２８日、もう一度、密を水で倍に薄め、前回の底に残った白いオリのある５００ｃｃの小さい瓶に入れた。沈殿したオリには酵母菌が一杯残っているらしいので、そのまま利用できるそうである。　発酵するので、蓋はソッと瓶の上に乗せるだけである。

  2008.10.29

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  雀蜂酒を作ったが、

  　毎日毎日、雀蜂を殺している。恐らくもう１０００匹は殺したのではなかろうか。多い日には、二人で３０～５０匹も殺した事もあるからだ。少ない日でも１０匹は殺す。　まあ、この数字の半分は、ミツバチの箱の前に設置した捕獲器で捕まえたモノで、後の半分は玉網ですくって足で踏み潰したのである。今までの経験では、雀蜂の巣に近づくと、集団で襲ってくるが、蜜蜂を食べる溜めに来ている雀蜂は、我々を襲うことは殆どない。　其処で、この雀蜂を焼酎に漬けてみた。この写真の瓶は４５０ｃｃ入りの容器だが、半分ぐらい焼酎を入れ、玉網で捕まえ、ひん死の状態の雀蜂を１４匹入れた。　果たして飲めるのか？気持ちが悪く捨てるかも知れないが、一応このように保管している。臭いのかも知れない。この冬には飲んでみたい。　ハメ（毒蛇）を入れた焼酎も作った事あるが、臭くて飲めなかったので、同じかも知れない。

  2008.10.26

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  栗を拾った

  　秋になり、毎日のように山栗が道に落ちている。それを女房が拾うのだが、とうとう３升ぐらいにもなった。山栗は少々小さいが、結構甘い栗である。　この写真は最近集めたモノで約１．５升ある。少し前にも冷凍庫に入れたので、合計で３升にもなった。拾わないと、どうせ猪が食べるので、拾う事は猪に食べさせない意味もある。　まあだけど、道に転がってくる栗はホンの一部で、山には幾らでも栗はあるから、無意味な行動かもしれない。　それにしても冬になり孫達が来たら、囲炉裏で焼いて食べられる。まあ焼くと爆発するので、焼く前に皮をキリで穴を開けておく必要はある。

  2008.10.23

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  猪罠の作り方

  　先ず、３ミリの太さのワイヤーを３～４メーターにカットする。そしてその一方の端を可能な限り、小さく丸くしてドーナツのようにする。要はお金の意味に、親指と人差し指でマルクするが、それより小さい輪っかを作るのです。３ミリですので簡単に出来る。　この輪っかの中にもう片方を入れると、それはそれでも良いのだが、猪がワイヤーに掛り、暴れている時に、緩くなる可能性が高い。　つまり、一度猪に掛ると、締まったワイヤーが緩くならないように、小さな輪っかの中の長い方のワイヤーを少々逆に押して、また小さな輪っかを作るのです。その中にワイヤーを入れるのだ。　これで、もし締まると、輪っかも締まるので、バックしない罠となる。　　そして２つの輪っかの小さい方に片方の端を入れると、それで完成です。　そして猪道に立てるのだが、猪道の両側に大抵は灌木があり、それに輪になっている部分が倒れない様に２か所、糸か針金で縛り、倒れないようにして、その下の土を少々掘って、何かの根を出し、それにもワイヤーを縛る、つまり３か所でワイヤーを縛る事で、倒れ無くするのである。　そして最後に反対の端を近くの木に縛るのである。それからワイヤーのカモフラージュをする。つまり草や細い木々を立て、ワイヤーを見えなくする。

  2008.10.21

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  猪の罠のワイヤーを買った

  　今年は猪が多く、非常に困っている。養殖の古い網を貰って、畑を囲っているが、牙で切って２回も侵入し、ピーナッツとサツマイモは遣られてしまった。 女房は「罠を掛けて欲しい」と言うが、私は余り乗り気でない。殺すのが嫌なのだ。また昔かったワイヤーは段々と錆び、弱くなってもう使えない。　それでも女房が強く希望するから、街に出た時、太さ３ミリのワイヤーを５０メーター買った。１メーターが５０円だった。　新品のワイヤーは油の匂いが強く、猪が用心して掛かって呉れないから、早速お茶で３回も煮込んで、油の匂いを消した。　大体３～４メーターぐらいで１つの罠が作れるので、これで１０数個の罠ができる。前回も１５年前にワイヤーを買ったので、もうこれが最後のワイヤーとなるだろう。何故なら後１５年もすると私は８０歳にもなるから、それからワイヤーを買うことはないと思うのだ。 猪罠とは、先を丸くして、猪道に立てて、ワイヤーの反対側を近くの木に縛って置くだけである。自分で首を突っ込んで、ワイヤーが締まって逃げられないという単純なものだから、人間には被害は無い。　ただ犬が掛かる可能性は高い。　　ワイヤーを煮ているところ　　ワイヤーを出すところ、お茶の葉が少々くっついている。

  2008.10.18

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  貝が大漁

  　女房が「どうも、鶏の卵が柔らかい。貝の粉を与えねばならない」と言う。そういえば最近はボートに乗っていないし、エンジンの為にも少々走る必要がある。　其処で１６日、犬を連れて貝掘りに行った。この世には犬の嫌いな人も居るので、誰も居ない砂浜が良い。そんな船でしか行けないような砂浜はこの湾の中には１００ぐらいある。　其処で、岩で挟まれ陸からは入れない近くの砂浜に行って、犬を放してやった。そして２人で掘りだした。 やはりアサリは皆無だが、潮を吹き上げるアサリより大きく、ハマグリより少々小さいぐらいの２枚貝が面白いように採れる。１時間もしない内にバケツに一杯になり、仕方なく止めた。バケツが２つ必要だったようである。 これで数日は毎晩美味しいお酒が飲める。

  2008.10.17

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• 我が部落の神社問題

  　何処の過疎地でも、神社の維持で悩んでいると思う。我が部落も同じである。所帯は１７軒だが、創価学会が１軒あり、１６軒で維持しなければ成らないのである。私は祝詞まで空で言えるし、少々なら神社の祭式まで出来るが、基本的には信仰心は薄い。 しかも私は地元の神社を所謂宗教とは考えてはいない。要は単純な自然崇拝であり、自然の有難さや感謝の気持ちであり、また近所付き合いの一部としか思っておらず、そんな浅い気持ちだから喜んで参加している。 要はそこいらにあるお稲荷さんや地蔵さんと同じで、イワシの頭も信心すれば何とやらで、体裁が良いように霊験あらたかなように建てているのだろう。神社などあろうと無かろうと自然崇拝の気持ちは同じと思っている。 だけど人口の少ない地域での、神社の維持は大問題を抱えている。お金と手間が掛かるのである。　１６軒の内、一人家族が２軒あり、複数の家族は１４軒だが、子供と同居していないお年寄りの夫婦だけの家族が８軒もあり、後２０年もすれば、その家族は消滅するのであり、それ以後神社を守れる家族は５～６軒しか居ないと先が読める。　私は結論を急ぐ性格なので、結論を先に言うと、過疎地の神社は維持が無理なのだから、近隣の大きな神社に合祀をしてもらい、早めに閉鎖するべきだという案である。　元を糺（ただ）せば、部落の人工が増えた昔、何処かの神社から分祀して貰って部落の氏神にしたのである。人口が減れば、逆をするのが、当然ではなかろうか。　だけどこんな過激な意見を余所者の私が言うこと不可能である。そして誰も部落会では、本音を言えず、建前しか言わない。それはそれで良いのだが、この９月３０日の部落会で面白い事件が発生した。　お年寄り夫婦であるFさんが、来年からは神社の祭典維持から降りると宣言したのである。凄い勇気ある発言で、殆どの人は、本心では羨ましかっただろうが、それは口が裂けても言えない。　　　 そして面白い現象が起きた。毎年のお祭りの担当になる当屋を３軒のグループで組んでいるのだが、そしたら５軒にしようという馬鹿げた意見が出たのである。要するに一回のお祭りの必要経費が５分の１の負担になるので、少々金額が減るからと言う理由であった。　３軒で組むなら５年に一回巡ってくるが、５軒で組むなら３年に一回の割となり、数年単位で見ると同じ事なのだ。　「それは無意味だ」と私が言ったのに、７対８で賛成者が多く、馬鹿が多いのに驚いた。どうも日本の政治そのものの感がしたものである。　そしてまた、口うるさい数人で、Fさんに「経費負担が５分の１になるから、そのまま参加して欲しい」と要請したのである。 そしたら本人が「創価学会のA男が神社の維持から抜けているのに、どうしても私に加われと言うなら、裁判所に訴えて欲しい」とまで言った。それでも愛情のない厳しい無意味な説得に、口うるさい数名が努力したのであった。私は、部落の全家族の前で説得すること自体が拷問だと感じたが、彼を援助する発言は出来なかった。　そして、どうしてもFさんの参加は無理と分かり、私の発案で当屋組をまた元の３軒に直したのであった。　祭典だけでも維持が難しいのに、神社は木で出来ているから、幾らトタンの大屋根を掛けても、段々と腐って行く。　もうかなり腐っており、恐らく幾ら大切にしても、恐らく１０年か１５年で建て替えとなる。隣の部落は、数年前に建て替えたが、８００万円も掛ったそうである。　そんな事で、昨年から、１軒当たり５０００円づつ集めるようになったが、年に８万円しか集まらない。焼け石に水のような金額で、建て替え経費を貯めるには１００年も掛かるのである。 それも建前しか言わないから、反対は一人もおらず、採決も無く決まった。採決したら、私はどうしただろうか？ また、このような建て替え経費の発議をする人は、自分は部落の為、神社の為に、良い発言をしていると妄信しており、要は酔っ払っているのと同じ心境だから、どうにもならない。 そういえば大昔、亡くなった弟が怒っていた事を思い出した。３０年も前、弟の住んでいた部落にある「権平さん」の建て替えとなり、各家族で２万円か５万円か忘れたが、割り当てが部落会で決まったそうだ。その部落は５０軒ぐらいの小さな部落であり、神社の建て替えそのものが無謀なのだ。 当時、弟の給料は多分１０万円も無いぐらいだったと思う。怒るのは当然なのだ。我が家で飲んでいて、最後に「関係のない兄さん（私の事）に怒っても仕方ないのだけど、フザケタ部落だ。ホント頭に来る」と嘆いていた。 日本中でこの問題が発生している。人口の多い所は何とかなるが、人口の少ない過疎地は合祀案を提案する勇気のある人は居ないのだろうか。 また、隣部落では、創価学会等の１神教の脱退を認めると、神社の維持が出来ないからと、創価学会だろうと、キリスト教だろうと強制的に参加させているそうである。こうなると、もう部落会と言うか近所付き合いの暴力としか言えない。　

  2008.10.11

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  ルイルイと並ぶ鶏の死体

  　１０月９日、鶏の雄を潰した。６月だったか９羽の雛が孵化したのだが、段々大きくなり、８月頃から、雄と雌の区別が何となく分かるようになった。始めは５羽が雌で、４羽が雄だと思っていたが、９月になると、雄が５羽と分かった。　そして１０月になると、もう誰が見ても完全に雄雌の区別ができるようになり、女房が「餌代が勿体ないから、早く雄を殺して」と言う。　其処で、殺すのは嫌だが仕方なくこのように肉にしたのであった。２年間卵を産んでくれた年取った雌も１羽一緒に潰したので、６羽も殺したことになった。

  2008.10.10

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• 孫の凌介のうんこ騒動　２弾

  　１０月４日、孫の凌介（小１）の妹が３歳で幼稚園に行っているのだが、その幼稚園の運動会があり、前日から三女の家へ行った。当日の朝早く起きて、運動会の２時間前の７時に、散歩に行ったのだが、凌介も散歩に付いて来た。　初めに玄関前で「さあ、どっちの方角に行く？東の幼稚園の方角、西の光洋精工の方、南の山の方、北の海の方、どっちが良いか？」と私が凌介に聞いた。　　　凌介が少々考えてから「北の海の方」と言ったので、北に向かって歩き出した。１０分ぐらいで、漁港に着いた。漁師の朝は早く、数席の小さな船がその夜漁獲した魚を下ろしていた。中には小アジを１トン程も下ろしている船もあった。　それを見ながら、海岸に沿って八幡神社の方角の西に向かい、１０分程行った時である。突然凌介が「うんこがしたい」と言い始めたのである。　これは困った。そうだ、漁協に帰れば、便所があるだろうから、「あの魚を下ろしていた所まで、行こう」と急いでバックをした。　所が数分で「もう我慢ができない。もう出る」と言うではないか。丁度大きな橋の上だった。橋の下は引き潮だから、半分は砂が出ていた。そうだ水の上にうんこをして、水でお尻を洗えば良いと、急いで、橋から降りた。　そして水辺に行き、水と砂の境界当たりにしゃがませ、お尻を水の上に出させ、うんこをさせた。そして、終わってから、うんこの鎮座している横の水では汚いから、５０ＣＭぐらい上流に凌介動かし、「さあ、右手で、水を掬ってお尻を洗え」と言ったら、「自分の手では嫌だ。ジイジイが洗って！」と言うではないか。　「そんな事できるか、自分でしろ」とお互いが色々言い合っていると、上の橋から女性の声がした。「テッシュを上げますよ」と言う声がするではないか。橋を見上げると叔母さんが橋の上でテッシュを出していた。　テッシュは風で流されるから、その直ぐ下に行き、テッシュを投げて貰った。それを持って凌介の所に行くと、イヤイヤ自分の手でお尻を洗っていた。　　その後で水の付いたお尻をテッシュで拭いてやった。それから、テッシュとうんこに砂を掛け、見えなくした。どうせ潮が満ちて来ると、海に流されるうんこだが、橋の上から見えるのは余り良くない。　所が不思議な事に、凌介は自分の指を鼻先に持って行き「臭い」と言って、右手を横に出して歩くのである。　海岸だから、「海でもう一度手を洗うか？」と言うと、返事がフルっていた。「石鹸が無いから洗っても同じだ」とのたまうのである。　「石鹸なんて、どっちでも良い」と言ったのに、「石鹸が無いと洗えない」と馬鹿の１つ覚えのように言う。「石鹸なんてどっちでも良い」との私の意見は全く耳に届かない。　「子供が常に石鹸なんて使うからひ弱い人間になるのだ」と言っても小学校１年生には、意味のないたわごとだったようである。親の教育の恐ろしさでもある。　その内に、何処かの人家の横に水道と石鹸があった。それで洗えと言うと、やっと本人は納得し、良く洗ってから、自分の右手を普通のようにした。神経質な子供である。　私は石鹸を滅多に使わない。人間の皮膚に付着する油は必要だから出るので、完全に除くのは健康に悪いと思っているからである。　８月にアメリカに行った時も、突然の「うんこ」発言で、大変慌てたのだが、またもやうんこ騒動になった。

  2008.10.06

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  蜜蜂が４箱になってしまった。

  　この夏、８箱もあったのに、雀蜂と巣虫に遣られ、４箱に減ってしまった。辛い話である。　アメリカに半月も遊びに行った間に、雀蜂が蜜蜂を襲い、数が減って活動が鈍ったので、巣に巣虫が発生したのである。　蜜蜂が大勢いると、巣虫が少々湧いても、密蜂の働きが大きいから、巣虫が食べた巣を修理して行くので、何とかなる。　蜜蜂の数が減ると、巣虫が食べた所を回復する力がないので、どうにも成らなくなる。１０月２日、箱の点検をしたのだが、とうとう地蜂の１箱が、全滅していた。写真のように１匹も居なかった。　また点検の後、雀蜂の捕獲箱の中の死体を出した。写真のように凄い量であった。雀蜂の性質を利用して、自然と捕獲箱に入るような箱を、ミツバチの箱の前にセットして、捕獲しているのだが、箱によって、沢山の雀蜂を捕獲する箱もあるし、ほとんどスズメバチを捕まえない箱もある。　だから、この性能の良い箱を見ながら、同じようなモノをまた作ると良いのかも知れない。　写真では立体感が無いので、良く分からないが、死体はうず高くなっており、１升はオーバーだが、恐らく１リッター以上の死体があるのだ。

  2008.10.04

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• 巨大スズメバチの巣　　第３話

  　結局、自分での駆除は諦めた。理由は足場である。巣が見える場所が２ヵ所しかない。つまり前々回の２枚の写真を写した２つの場所だけなのです。ホンの少し場所を移動しても巣が見えなくなり、その場所は巣から僅か３メーター下なので、やはり危険と思ったのである。　つまり、かなり遠くからでも巣が見え、遠くから作業ができるなら、自分で駆除をする可能性はあったのですが、尚また、完全な防護服が我が家にあるのなら、益々やり易いけど、巨大な巣から僅か３メーター下では、危険で、沢山の雀蜂に刺されたら、死ぬかも知れないのですからね。毎年日本で、スズメバチに刺され死ぬ人は３０名から４０名は居るのですから。　私は今まで２回、雀蜂の巣を駆除した経験がある。一回目は真っ暗になってから、火で巣を燃やして駆除した。５メーター程の竹の先にタオルを巻きつけ、それに油を注いで、燃えるようにしたのである。それに火を付けてから、遠くから巣を燻して、駆除したのであった。　２回目は自分の部屋の庇に巣を作った時であった。これは竹の先に殺虫剤の缶を縛り付け、缶のプッシュの上に小石を乗せ、粘着テープでその石を缶に強く抑えて、殺虫剤が常に噴霧する状態にしてから、竹の先でスプレーを噴射して駆除したのであった。だけどこの時少々の問題が発生した。つまり巣の中には、薬剤が入らないのである。　だけどまあ、ソフトボールとバレーボールの中間ぐらいの大きさであったから、何とかなった。つまり巣が小さかったからである。　もし今回、自分で遣るなら、次の方法を考えてはいた。ガスバーナー缶１つ、殺虫剤の缶２つである。それに５メーターの竹３本ということになる。　始めに、巣の外と入り口の中の近くに居るスズメバチを殺虫剤で殺し、次にガスバーナーで巣を焼いて、巣に穴を開ける戦略である。どうせ巣の中は幼虫の子供が一杯居るから、ガスの火では簡単には燃え尽きないだろうと思う。だけど一点だけをガスで攻略すると、その内に穴が中心まで開く筈だ。　穴が巣の中心まで届くと、第２の殺虫剤で、その穴からスプレーを吹き付けるのである。此処までやれば女王は死ぬだろうと思う。どんな蜂でも同じと思うが、子を産む女王を殺さなければ意味は無いのである。　そして今回蜂の件をブログに掲載した事で、Freeの或る読者から反響を頂いた。その人は、水で攻めたと言うのであった。そういえば水圧のある水で、遠くから水を噴射する事で、蜂の巣を退治できる。これも良い案だと思う。　だけど今回の神社は小山の頂上にあり、水の無い場所で、この方法の採用は不可能でした。　まあ、どっちにしても、巣から３メーターでは、怖くて出来るものではない。

  2008.09.26

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• 巨大スズメバチの巣　第２話

  　２４日に、早速市役所に電話した。やはり市役所では蜂退治は遣らないそうで、高知市内の蜂駆除業者と、シルバー人材センターの電話番号を教えて呉れた。　其処で、シルバーに電話をしたが、完全防護服を着て、作業すると思ったのに、カッパを着てするだけだそうで、足場の悪い所は出来ないとの事。費用は１万円から１万５千円ぐらいだそうだ。　神社の屋根の上の大屋根であり、足場は至って悪く、素人に毛が生えた位の人で出来る場所ではない。業者なら３万から５万円も掛かるそうである。　私が遣るのが一番良いのだが、危険だし、女房は絶対止めてと言う。竹の先に殺虫剤のスプレーを付け、遠くから遣ると比較的に安全なのだが、神社の軒が邪魔をしており、巣の直ぐ下３メーターからとなり、かなり危険なのだ。 今、駆除すると、蜜蜂を襲うスズメバチが半分には減るのだが、余りにも危険な作業である。

  2008.09.25

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  雀蜂の大きな巣を発見！

  　９月２３日、我が部落の神社のお祭りがあった。戸数が１７軒の小さな部落だが、一人前に神社がある。その祭りに参加して、スズメバチの巣を発見したのである。　神社の周りに、どうもスズメバチが多いと思い、祭典の始まる前に、神社の周りを点検したのである。そしたら大きな巣を発見したのだ。　田舎の神社は、風雨に晒され早く腐るのを恐れ、大抵がトタンの大屋根を作っている。トタンでカバーすると、神社そのものが、腐らないからである。そしてトタンの大屋根は素人でも作りかえは簡単だからである。　そのトタンの大屋根の下に大きな巣を発見したのであった。マン丸では無く、少々歪なボール状になっていた。短い方の直径が４０ｃｍぐらいで、長い方の直径が５０ｃｍぐらいでなかろうか。それが大屋根の下にぶら下がっていた。それより２メーターぐらい下の所に神社の屋根があるのだ。　さて、どうするかである。この神社と我が家の距離は、直線で多分４００メーター位あり、私の蜜蜂を襲っている雀蜂の一部がこの蜂であるのは間違いない。まあ、我が家のミツバチを襲っているスズメバチは３種類おり、大きさでは、大中小と３つに別れているが、この神社の巣は「中」の雀蜂である。　さて、どうするかである。危険だが、自分で取り除くか、市に連絡して駆除を頼むかである。多分、市では遣って呉れないだろう。　　神社の南下から上を覗いた写真です。　　神社の北下から上を覗いた写真です。

  2008.09.24

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  レンゲを植えた。

  　我が家は細い谷にあり、奥にはもう人家も無く、道も行き止まりである。そして、その谷の田圃を数枚借りて、無農薬で栽培しているのだが、一番奥の１反程の放棄休耕田だが、数年前から地主がお米を作り始めて、大きな迷惑をしていた。何故なら当然除草剤とか消毒をするからである。　折角、他人の居ない谷の奥で無農薬栽培を目指して入植したのに、その奥で１枚だけ農薬を使われると、実は非常に困る。何の為に他人の居ない谷に入ったのか意味がなくなるのである。 しかもその人は、猪の被害に堪り兼ね、２年に１度ぐらいの割で、植えた稲を放棄するのである。今年も稲を放棄した。結局、猪の餌を作ったことになり、猪が増える原因を作っているのだ。「天に向かって唾を吐く」とはこの行為なのだが、本人は分かっていない。　其処で色々と考えた。本人は田圃の保全が目的で、お米などどっちでも良いのである。だから、猪の多い年は放棄する。要は年に１回以上、トラクターで耕運をすれば田圃は維持される。　高温多湿の南国高知だから、４～５年耕作を放棄すると、田畑は腕ぐらいの雑木が生えて、歩けなくなる。　其処で、「私は蜜蜂を飼っているので、レンゲを植えたい。多分５月になると思うが、レンゲの終わりに、一度耕運をします。」と話しかけた。その条件で本人も納得し、話が纏まったのである。 そして９月１８日、猪が食べ終えた田圃をトラクターで耕し、レンゲを植えた。来年の３月末から４月初めには綺麗な花が満開となるだろう。実はレンゲなどどっちでも良い。要は無農薬の谷にしたいだけである。　そうそう田圃に生えた稲を猪がどのように食べるのか、分からない人も居るでしょうが、穂を口で咥えて引っ張ると、籾が口に残るのである。凄いもので、１粒の籾も残って居なかった。綺麗さっぱりと食べ尽くしていた。まあ少々残った籾は、多分野鳥が食べたのかも知れない。　レンゲを植えた田んぼの中から、我が家が耕作している数枚の田んぼを見下ろした風景です。真ん中の木はクルミで、今年は１７個収穫でき、初めて自分で植えたクルミを食べました。

  2008.09.22

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  自動車を買い替えた

  　この２０日、左のダイハツのジーノからミラに乗り換えた。ジーノは少し前に買ったと思うのに、もう５年９か月経って８６０００キロも走っていた。　三女が乗っていた軽がもし故障したら、我が家のジーノを上げるとの約束をしていたのだが、アメリカに行っている間に、三女の亭主から「エンジンが掛らなくなった」とのメールが来た。帰国してから、早速ダイハツに行き、ミラを注文していたのである。　それが２０日に入荷したので、取りに行った。新しい車は気持ちが良いが、それにしてもこの８月から、沢山のお金を使ってしまった。　アメリカに行くので、両親に留守番を頼んだが、冷凍庫と、テレビを買ったし、アメリカ旅行にもお金が掛ったし、その上、杉の製材もしてもらったし、テーブルソーも買い、そしてこの自動車ミラである合計すると２００万円にもなる。　僅か２ヶ月ぐらいで、２００万とは散財したものである。さあ、これからは　爪で火を灯すような生活をしないとならない。 お米は耕作しているから食べられるとして、あとは草を食べ、水を飲んで生きねばならないなア。左のジーノを三女にあげ、右のミラが我が家の車となる。ダイハツの整備工場前にて

  2008.09.21

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  猪が活発に動き出した

  　今年も猪の被害が大きくなっている。猪は夜行性だから、昼は藪の中で寝て、夜だけ出没する。朝になって猪が出たのが田畑を見ると良く分かる。　　そして９月１６日の真夜中、３匹の犬がケタタマシク吠えだした。毎晩犬は吠えるのだが、その時は異常な吠え方だった。女房が懐中電灯を照らしたがイノシシは確認できなかったのに、その朝明るくなってから、網で囲った畑に入ったのが分かった。　急いで女房が確認に行ったが、畑を囲っていたハマチ養殖用の古い網を鋭い牙で切って、侵入し、ピーナッツを食べ荒らしていた。　　普通は網がブラブラしているから牙では切れないのだが、どうも網の下の方が草に覆われ、下が固定していたようである。　どうも荒らし方を見ると、ピーナッツを食べている途中に懐中電灯で照らされてビックリして、急いで逃げたようで、ピーナッツは全滅ではなかった　猪が掘り返したピーナッツを持ち帰り、女房が食べ残しを収穫している。

  2008.09.19

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  スズメバチとの対決

  　蜜蜂の天敵であるスズメバチは８月頃から１１月までが、沢山出没する季節である。雀蜂一匹でも、その強力な口で、蜜蜂を数百も数千も噛み殺す。要は甘い蜜を横取りしようとしているのである。　８月末に、アメリカから帰ると、各箱の蜜蜂が激減していた。理由は雀蜂である。それからは、女房と私は毎日雀蜂の退治に時間を費やしている。嬉しい事に雀蜂は自分の巣が危険だと言う時以外は、襲って来ない。　だから、毎日玉網を持って、雀蜂を掬って、地上に伏せ、網の上から足で踏み潰すのである。殺された蜜蜂の弔い合戦である。驚くのは足で踏み潰しても、どれも網から離れない。どの蜂も全てが網に噛みついて死んでいるからだ。　写真は半日の戦果である。これは１５　６匹の雀蜂だが、１日では、多分２０から３０匹は殺している。　そして蜜蜂には、もう１つの天敵がいる。この方が対策は難しい。それは巣虫である。８つ持っていた巣箱だが、この夏に３つもこの巣虫で、全滅した。その巣虫で全滅した巣を外に出して、並べて置くと、蜂密の甘い匂いに雀蜂が集まって来るのである。我々は毎日その雀蜂を網で掬って殺している。　巣虫は、釣りの餌に最適だそうで、釣り店では別の名前で販売しているそうであるが、困った存在である。箱の底の清掃しか今の所、対策を知らない。だけど清掃を頻繁にすると蜜蜂が嫌がり逃げるそうで、困っている。　次の写真は、蜜蜂の箱の入り口にセットしている雀蜂の捕獲箱である。蜜蜂は通過できるが、雀蜂は通過できない鉄の網で箱を作り、雀蜂が上に上にと行く性質を利用して捕獲する箱である。この箱には既に１００匹以上の雀蜂が捕まり死んでいる。　恐らく、後数週間で、この網に一杯になるので、中の死体を捨てないと、新しく捕獲出来るスペースが無くなるだろう。

  2008.09.16

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  モモ（犬）が病気か？

  　モモは少し前に熱中症に掛り、冷たい水を溜めたタライに漬けたから、九死に１生を得た犬である。その犬が１０日の昼は喜んでお八つを食べ、至って元気だったのに、その夕方ドッグフーズを与えたのに、突然食べなくなった。　「食べろ食べろ」と言うと、元気なく、嫌々ゆっくりと食べるが、大半を残した。次の１１日の朝見ると、昨夕与えた餌の食べ残しが半分ぐらい残ったままであった。まあそれでも、その日の朝の散歩には連れて行った。だけど次の１２日の朝、やはり先日の残りがそのままであった。つまり、１日全く食べていないのである。全く元気もない。これは、かなり重症かも知れず、散歩は無理だと思い、他の犬のロロとアイを連れて散歩に出発したのだが、残ったモモは散歩に行きたいような素振りも見せないで、ジッとこちらを見ているだけであった。　だけどその日の夕方までに、残ったドッグフーズを食べていた。そしてその夕方また餌を与えたが、やはり半分食べて、残した。少々は元気を取り戻したような気もする。　１３日はまあまあ元気も少々回復したようだから、散歩に行ったが、どうもモモが寝ている近くで、あっちこっちが少々濡れている。どうもオシッコをしているようだ。其処で、女房がジッと観察すると、寝ながら少々だがオシッコが流れているようである。かなりの病気のようだ。だけど昨日よりは元気になってはいる。寝ながらオシッコを漏らすのは、どういう事だろう。だけど見た目は結構元気が回復している。１４日の朝見ると、もう濡れた跡は無い。寝ながらオシッコを漏らすのは止まったようである。「散歩に行くか」と言うと、何となく、積極的ではないが行きたいような素振りだから、散歩には行ったが、何時もの元気は無い。 この犬は今アメリカの高校１０年生の孫が、小２か小３の時に、拾ってきた犬だから、たぶん８年か９年ぐらいの年齢である。だから、まだまだ老齢とは言えない犬である。　モモは私の部屋の縁の下で寝ている。

  2008.09.14

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  門脈血（もんみゃくけつ）って知っていた？

  　　実は昨日（７日）に初めて知った言葉である。日本総合医学会という講演会が高知市であり、それに参加したのであった。　講師の一人が私の友人である寺山心一翁であり、彼から「高知に講演に行く」との連絡があり参加したのであった。　彼の話は前から何時も聞いていた「癌からの生還」という話であった。彼は２０年も前に癌に罹り、現代医学の抗がん剤とか放射線とかありとか、あらゆる化学療法で治療をしても段々と悪くなり、もう余命２カ月と宣告されてから、病院を脱出し、自宅で現代医学を拒否して完治したのであった。　要は癌も生活習慣病であり、癌を作った原因の生活を長年続けたから、必然的に罹病したのであり、余命幾ばくもないが、その生活を根本から変えたのであった。簡単に言えば、肉等を止め、玄米や野菜中心の生活に変え、心も今生きている事の感謝と感動だけに変え、否定的な気持ちや闘争心を除くようにした事で、体内の遺伝子にオンのスイッチが入ったのか、細胞が変わったようで、生還できたのであった。　彼に会ったのは１０年振りぐらいであったが、会った瞬間野生的というか、生きる事への意欲が漲っているような体で、もう７０歳ぐらいと思うのに、凄い雰囲気であった。もう１人の講師に富山医科薬科大学名誉教授の田澤賢次であった。その話の冒頭で出てきた言葉が門脈血だったのである。　そんな言葉は私には初めてであり、注意して良く聞くと、消化器官である腸から、食物の栄養を吸って、それを肝臓に運ぶ血だそうである。腸の裏側から毛細管で栄誉を吸い上げ、それが集まり静脈血管となり、肝臓の門を潜って栄養を渡すようで、その門を通過するから門脈というそうだ。　そして多分、食物の栄養素を肝臓に渡してから、その血は心臓に帰るのだろう。肝臓は一旦栄養素を貯め、心臓から来た別の血がその栄養素を全身に配るそうである。　大体の事は分かったが、この門脈血は初めての言葉であり少々驚いた。私は医者でもないし、大きな病気にも罹らないから、知らない事が一杯あるのだろう。そういえば、一人の人間は殆どの事を知らずに死んでゆくのが人生かもしれない。　そしてこの先生も、抗がん剤など殆ど効かないと言っていたのには驚いた。この会は、医食同源というテーマの会であり、環境とか食事の改善で、病気の元から正そうとする会で、東洋医学を重要視している会である。 講演会最後に、講演者３名への質疑応答。一番右が田澤賢次医者で、その左のひげのおじさんが友人の寺山さんである。

  2008.09.08

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  久しぶりに釣りに行く

  　私は余り釣りをしない。ボートも持っているのに、勿体ない話である。実はアメリカに行っている間、女房の両親に留守番をお願いしたのだが、帰国してからも、まだ両親は我が家に居る。もう何時までも我が家で居ればというのだが、其処までは決心が付かないようだ。　其処で、女房が釣りに行こうと両親を誘ったのである。要は女房の親孝行なのだ。其処で４日の朝、ボートで釣りに行った。我が浦の内湾の入口にある、養殖場の網にボートを繋いで、２時間ぐらい釣った。　狙ったのは小アジと小サバなのだが、釣れたのはベイケン４４匹と、コノシロ１匹とイサギと思うが１匹の釣果だった。早速から揚げにして食べた。だけどベイケンは小さいのに、味は良いのだが、骨が堅く、から揚げでも、骨を除かねば食べられなかった。

  2008.09.05

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  皆さんは　SUDOKU　をご存じ？

  　８月１３日、アメリカの長女の家へ遊びに行ったが、デトロイトから、長女の住んでいる近くのアルバニーの飛行場まで２時間のフライトだった。　その飛行機に乗ると、私の横の座席に座った、アメリカの男性が、小さな本を出して、眺め始めた。見ると１ページが碁番の目のように印刷され、縦横共に９枠がある。つまり９×９で８１枠があるのだが、殆どが空き枠で、中に時々数字が印刷されており、その人は時々、鉛筆でその空き枠に数時を入れていた。　　つまり空いた枠に、数字を入れて行くクイズのようである。所が、娘の家に着いて、ビックリ！　同じような本があったのだ。余り興味もなく、単なるクイズと思っていた。その内に女房も、三女もそのクイズに没頭し始めた。　　余りにも没頭するから、私にも面白そうに思え、遣り方を聞いた。要は１から９までの数字を空き枠に入れるだけで、縦横どの筋にも同じ数字が入ってはならない、と言う簡単なルールである。　　難しさのランクがあり、始はEASYで、３０から３５位の枠に数字が印刷され、空枠は５０個ぐらいである。それが慣れるとMEDIUMとなり、最終はHARDで、８１枠の中に１5ぐらいから６つしか数字が印刷されていない。　EASYを遣り始めた。難しいのである。それでも１時間ぐらいで何とか出来た。その内に３０分ぐらいで出来るようになったが、帰りの飛行機で、退屈だから、これは良い時間潰しだと思い、EASYを３つだけ遣って止めた。　帰りの飛行機の中で、早速これを出してやったが、EASYは出来るが、MEDIUMに入ってどうにも埋まらない。途中でギブアップしてしまったが、何とか関空に着く前に１ページだけ完了した。　これは日本で考えたクイズでなかろか。何故なら、「数読」と漢字で書けるからである。　　この９つの小枠も同じ数字が入らない、そして縦と横も同じ数字が入らないというルールである。

  2008.09.04

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• 帰国はしたが

  　半月以上もの間、涼しいアメリカに居て、帰って来ると、何と言うか何もしたくない。ボケっとうつろな気持ちで居るのを好むようになった。要は気力が萎えてしまった感がする。　趣味の木工も一切遣らない。女房も同じような気分だったようだが、今丁度、秋冬野菜の種蒔きをしないとならない時期でもあり、女房は仕方無く、茫々に伸びた雑草を除き、土を耕し始めた。　私が「よう遣るね」と言うと、「遣る気は無かったが、遣り始めたらシャキッとした」と言ったので、私も多分木工を始めたら、元に戻るのだろうとは思うが、湿気を含んだこの蒸し暑い嫌な気候であり、アメリカの涼しい乾燥した気候で過ごしたので、どうも気分が乗らない。　まあ、これも時差のなせる技なだろう。何時も夜中の２時か３時から眠れないのだから、困ったものである。

  2008.09.03

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• 孫　凌介の面白さ

  　お知らせするのが少々遅くなったが、アメリカでの事である。三女の子である小１の凌介が隣の子供と遊ぶようになった。始めは恐る恐るで躊躇したが、私が「言葉など分からなくても、顔を見れば笑っているか、怒っているか大体分かるのだから、行って遊べ」と言うと、勇気を出して、遊びに行くようになった。　或る日、隣に行ったのは分かっていたが、夕食の時間になっても帰らなかった。我々喋れない人間が隣の家へ連れに行っても、其処の奥さんとまともな挨拶もできないので、長女が行った。長女はもう５年もアメリカに居るから、ブロークンで何とか会話ができるようになっていたからである。　長女が隣の玄関を開けてビックリ、家の中が物凄かったそうだ。もう足の踏み場もない状態で、整理整頓掃除など、この家には無い言葉のような家庭だったようだが、まあ、そんな人は日本人にも時々居るし、それは良いとして、凌介は伯母が迎えに来たのを了解した瞬間、自分が靴のまま家に入って居るのが分かったようで、これでは伯母に叱られると思ったようだ。 突然犬のような形の四つん這いになって、膝と腕で玄関まで床を歩いて来たそうである。連れて帰ってから、その仕草を長女がマネをするのが可笑しく、全員で大笑いしたのであった。　この凌介の突然の行動は、隣のアメリカのお母さんも驚いただろう。家には靴のままで入る習慣だから、全員が靴で居るのだ。つまり凌介の突然の行動を理解できない筈だからである。　だけど、家の中に靴で入る外国の習慣はその内に変わると思う。日本の習慣が断然良いからである。アメリカでも靴を脱ぐ家庭が段々と増えているそうである。

  2008.09.02

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• ブログの読者にお知らせ

  　私のブログを何時も開けて読んで頂け、感謝しております。私のブログは結構字数が多いし、読みにくいと思われる人も居られるのではと心配しております。　其処で毎月末、ブログの中で面白いと思われる原稿を選び、再校正し、新しい新聞を作り、数百名の方にEメールでお送りしております。勿論、私の独断の選択ですが、ブログの中で面白いと思われる原稿を選んで、他の７割方を捨てて編集しておりますので、読み易いと思われます。もしその新聞を希望される方が居られるようなら、クリック一回でお送りできますので、ご連絡を頂けると、貴方のアドレスに毎月お送り致します。

  2008.09.01

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• やっと帰国

  　２９日の夜、三女の家に到着し、３０日の朝、三女の家を出発。午前１１時に自宅に着きました。　昨夜は三女の家で、結構眠れたから、厳しい時差は無いかも知れない。アメリカに行ったのが１３日で、時差を克服できたのが２３日だったから、アメリカでは１０日間も時差に苦しんだ事になった。　さあ、これから、どのくらいの日時で時差を乗り越えることだできるだろうか。６６年も生きていると、どうしても時間が体に沁み込んでいるようで、苦労する。もう海外は日本とあまり時差のない南の国か、北の国しか行けないかも知れない。　それにしてもノースウエストのサービスは最低だった。あの会社は数年で倒産するのではなかろか？関空からデトロイト、デトロイトからアルバニーと２回、飛行機に乗ったが、ノースウエストしかないので、往復で４回乗ったが、どれも最悪の、サービスで、安いのだけが売り物のようだ。　安ければ良いと言うのがアメリカなのかも知れないが、その経営姿勢だと、給料の安い後進国の飛行機会社が絶対にコストが安いのだから、何時かは負けると思う。　

  2008.08.30

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  我が町の小さな飛行場

  　やはりアメリカは広大な国土の国で、小さな町にも飛行場がある。自転車で３０分ぐらいで行ける距離だから、先日、見に行った。　丘の上にあったので、行くのはダラダラの上り坂であり、お尻を持ち上げて足で踏めば自転車で登れるが、どの坂道も長いので、途中で体力が続かず、歩いて自転車を押し上げる坂道が数箇所もあり、力も少々必要だったが、帰りは坂道を降りるので、気分良く帰れた。　格納庫が２棟あった。全て自家用の飛行機らしいが、小さいモノが２０機ほど外に駐機されていた。多分農業用の飛行機が多いのではなかろうか。飛行場そのものは高知の竜馬空港と遜色ないぐらい広い。イヤ高知の飛行場より広いのかも知れない。　広い広い牧草地に囲まれており、何処までが飛行場で何処から農地なのか、芝も牧草も同じ緑で分からない。　　　そうそう、このブログがアメリカ最後のブログとなります。今からアルバニーと言う都市の飛行場に行きます。そこからデトロイトまで二時間飛び、そこから関空まで１2時間程かかります。では、皆様さようなら。

  2008.08.28

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  二階の便所の床張りは大失敗

  　二階の絨毯の張り替えは終わったのだが、便所だけは、ビニールの床材を張る事にした。元の持ち主は驚くべき事に、この二階の便所まで絨毯を張っていた。便所だから少々は水が漏れる可能性もあり、一体どういう感覚で絨毯を張ったのだろうか。　そして、孫と娘婿と３人で大きなDIYに行き、床の担当に色々聞きながら、材料を揃えた。担当が言うのは、床がベニヤ板なら、ベニヤを止めた釘の頭や、ベニヤとベニヤの繋ぎ目が、ビニールは２ミリぐらいで薄いので、表面に出るから、これを塗って、下地を真っ直ぐにしなさいと言って、重い粉を渡された。水で練って床に塗ると、数時間で乾くそうである。それからビニールをくっ付ける糊を付け、ビニールを張るそうだ。　２５日に先ず、セメントのような粉を水で練り、床に塗って行った。結構難しい作業であった。そして次の２６日に、床の正確なサイズを測った。１．８７ＣＭと２．０７ＣＭの部屋であった。結構広い便所である。それから新聞紙を敷いて、便器と水道パイプの場所を壁から正確に測って型紙を作った。　　このようにセメントのような粘土のようなモノを薄く薄く塗った。　そして乾いた表面を触ったのだが、私はプロの左官でもないから、腕が悪いのか、結構な凸凹があった。出ている所をドライバーで擦ると、粉が出て真っ直ぐに成るから、それをコテの角で削って真っ直ぐにしている間に、長女と三女が合同で、床ビニールに型紙を置いて便器の位置を書き写し、鋏でビニールをカットしたのである。　そのビニールを便所に敷き始めて、頭をガンと殴られたようなショックを受けた。縦横を取り違えてカットしたようであれる。片方は２０ＣＭぐらい余り、片方は２０ＣＭぐらい足りないのである。　片道３０分も掛けて、３０ドルで新しいビニールの床材を買いに行くか、床の端で繋ぎ目があるまま使用するかである。長女は３０分ほど考えていた。　結局、糊を付けずに、繋ぎ目のあるビニールで当分は行く。その内に新しいビニールを買って、やり直して貼り付けるという事になった。最後の仕事で大きなミスをしたが、長女と三女の合同ミスであり、私に対する非難の顔は無いのは良かったが、誠に残念である。

  2008.08.28

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• 孫の凌助がアメリカに残りたいと

  　　まあ、子供の感覚だから、一寸した出来心なのだろうが、近所の友達と遊びだしたのが大きな原因のようで、「友達も出来たし、この家は美味しいお菓子が多いし、ジイジイが残るのなら、アメリカに残っても良い」と言うのであった。　長女はパンやケーキ屋を日本で遣っていたので、この家では、冷蔵庫に何時でも長女が焼いた美味しいモノが有る。初めの頃は日本と材料が違っており、幾ら焼いてもろくな物しか出来ず、困ったそうだが、段々とアメリカに慣れ、小麦粉も色々とブレンドすることで、日本の味と遜色ないモノを入手できるようになったようで、美味しく焼けるようになったそうだ。　今では近所の日本人相手に、ケーキやパンを配達して、ササヤカナ商売をしている。だから、そのケーキが冷蔵庫にあり、孫はそれが気に入ったのだ。　だけど「パパが居ないよ」と言うと、やはり帰った方が良いと思ったようだ。この８月初めにも、高知の我が家に残ったものの、直ぐに寂しくなり、バスに一人で乗って帰ってしまった。　時間の経つのは早いもので、もう明日２８日にはアメリカを出発しなければならなくなった。

  2008.08.27

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  庭の大きな枝を切った

  　　アメリカの宅地は、平均的には日本の5倍ぐらいでなかろうか。非常に広く、隣との境には塀が無く、そのまま芝で両隣と後ろと繋がっている。大抵は境に境界木が数本植わっており、結構な大木が多いので、境界当たりはその木の葉で太陽光が遮られ、芝の成長が少々悪い。　長女の宅地は街中なのに、５００坪程｛２軒分｝もあり、この境界木の中で、一番太いのは松の木で、大人２人が抱える程の太さである。　今回大きな枝を切ったのは、カエデの一種と思うのだが、人の手ほどの葉っぱの落葉樹である。そうそうカナダの国旗のマークと同じ葉だから、メープルというのかも知れない。枝の太さが３０ｃｍもあるし、芝への太陽を遮り、芝が弱弱しくなっていた。　境界木だから、当然ながら半分はこちらの土地に、半分は相手の土地に枝を伸ばしている。日本でこんな枝が自宅の方に伸びていたら大変な事であるが、何分敷地が広いので少々邪魔だと思う程度であった。　娘婿が近所隣になった挨拶を兼ねて、枝を切っても良いかと隣人に聞くと、「どうぞどうぞ、ご勝手に」と言われたが、これだけ太いと、チエンソーが必要なのだが、そんなモノを買う訳にも行かず、手鋸で切った。　向こうの黄色いのは隣の車庫であり、右の青いのは隣の物置小屋です。　だけど、枝の後始末が大変だった。枝の切り口を測ると２６ｃｍあったのだが、年輪は25年で、この寒い国でもメープルは良く育つようである。だけど、メープルは木工や建築の素材としては良くないようだ。何故なら横からの強度が弱く、指位の枝なら、ポキポキと簡単に折れる木である。　日本の杉檜の枝は簡単には折れない。弓のように曲がる。それにしても、これだけの大きな枝を除くと、家の裏側が結構明るくなった。　

  2008.08.27

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  アーミッシュを探した

  　孫がパソコンでアーミッシュを探した。それによると我が町の南６キロの所にフォンダと言う市があり、其処にアーミッシュが住んでいるらしい。其処で、２４日午前中、アーミッシュを探しに行った。　フォンダに行ったものの、広いアメリカ、走り回っても見つかる筈も無かった。だけどアーミッシュの製品を販売する店を前から長女が発見していたので、其処に寄った。そして其処で聞いたのだが、近くに２軒ある。しかしこの当たりのアーミッシュはバラバラであり、集落を形成していないとの事で、写真も嫌がるとの事。そして言われた方に走ったが、とうとう発見できなかった。　その店は汚い薄汚れた店だが、当然ながら電気が入っていたし、アーミッシュが経営しているのかどうかは分からない。だけど私の目的だった木工品はろくな物がなかった。私の趣味である木工に参考になると思っていたのだが、参考になる作品は１つも無かった。　　チョークで書いた汚い看板にアーミッシュの玩具とかジャムとか書いているのが読めるでしょうか。　以下は、孫が探したパソコンで分かったのだが、アーミッシュはキリスト教の一種で、やはり宗教団体である。ドイツが発祥の地、絶対平和主義で、もし相手を殺さねば、自分が殺される場合、自分が殺される道を選択するそうである。　ヨーロッパでは異端として迫害を受け、絶滅してしまったが、新天地のアメリカに渡ったアーミッシュが生き残り、今では２０数万人も全米各地の田舎で暮らしている。だから使用言語はドイツ語の方言である。　選挙も人間のランク付けになるから投票をしないそうで、自分たちのコミティーで役員を選ぶのも、他人の推薦か、くじ引きで決める。　当然子沢山だが、大人になってから、アーミッシュとして生きるか、一般の社会で生きるか、自分で決める。だけど８割の子供がアーミッシュを選択するので、アーミッシュ人口は増えているそうだ。生き馬の目を抜くような一般社会より、穏やかな平穏な人生を選ぶ子供が多いそうだ。　彼らの最大の目標は良き農家になることで、耕作は牛や馬か、自分の手だけだから、８０エーカー約３０町歩の農地が限度らしい。まあ、この面積だと、日本では北海道にしか居ない大農家だが、アメリカの農家は牧草を育てるのが主だから、こんなに広いようである。　そして、雪に閉じ込められる長い冬があり、男は木工に、女はキルト作品を作り、それを販売するのが生業となる。だからアメリカではアーミッシュの家具は素晴らしいらしく、垂涎の的であり、高い値段で売れるらしい。　だけど、電気の無い所での木工など、考えただけで、ゾッとする。私の木工は殆ど電気の力で、切って、削って、磨いて、木ネジを打ち込むか、ボンドで張り合わすから、エネルギーの大半は電気なのだ。　アーミッシュでも風車を立て、電気を起こし、バッテリーに充電しているそうで、それはアメリカの法律で馬車もウインカーの設置を決められたから、馬車の為の電気を起こしているそうである。　このアメリカの広い道路でも、速度の全く違う馬車が路肩を歩くと、結構交通事故が発生するから、そうなったようである。

  2008.08.26

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  キャンプに行く

  　２４日、車で２０分ぐらいの所のキャンプ場に行った。小さな湖が２つ繋がっている場所で、地図で見ると大体直径が１キロぐらいの湖が２つ並んでいる。　北海道ぐらいの気候の所だから、看板にはウエルカム　スノーモウビルという看板もあったから、冬はこの湖は凍結し、冬は冬の客を呼べるのだろう。湖の周囲は別荘が並んでいる。その一角がキャンプ場で、ロッジ等も整備され、テントを張っても良いし、自分のキャンピングカーで楽しむのも良い。　早速火を燃やし、大きな肉を焼いた。恐らく１キロぐらいありそうな肉の塊である。長女が数日前からタレに漬け、味付けをしていたモノである。若い頃、３５０グラムのステーキを３枚食べた事のある私だが、今回も１キロ近く食べた。　ご覧のようにでっかい肉で、厚さが２．５ｃｍ位もある。横で座っているのが悪戯の孫。この焼肉の台は風の方向に回せるようになっており、炭が早く熱くなる。右後ろにあるようなテーブルとこのような焼肉の台があっちこっちに設置されていた。　その後３人乗りのカヌーを借り、私が前で、中に孫の凌介を乗せ、後ろが息子の３人で出発した。目的は隣の湖である。２つの湖は細い川で繋がっており、その上が道路の橋が架かっていた。両方の船が行き交う橋の下で写真を撮った。　２つの湖がこの川で繋がっていた。向こうの湖からこちらに来るボートと、我々のカヌーが狭い橋の下ですれ違った　女房が後ろで前に三女とその下の子。　向こうには別荘が並んでいる。カヌーを終えてから、孫が泳ぎ始めた。寒いと思うのだが、日の当たる所は結構暖かく、乾燥しているのか、日陰はひんやりとしている気候である。そんな事で小さな孫も３０分位で水泳を止め、それからはユッタリとした時間を過ごした。　　三女の子供２人と、監視で立っているのが、三女とアメリカの高校生の孫です。

  2008.08.25

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  孫社長の自宅に呼ばれる

  　２２日、夕食をスワニーアメリカの孫社長に呼ばれ、家族全員で訪問し、夕食のご馳走を受けた。前回アメリカに来て以来だから、彼に会うのは５年振りである。孫永哲｛ソン　ヨンチョル｝氏は韓国人で、大昔、スワニーが韓国で工場を作った時に、入社して来た優秀な社員である。　どうしてこんな人物がスワニーに来たのか分からないが、当時韓国では、凄い就職難だったからだろう。彼はソウル大学卒であり、わが社に来ても１ヶ月ぐらいで、我々が喋る四国弁で会話ができるようになった。そしてスワニーがアメリカ進出する事になり、彼がアメリカに渡ったのである。だからもうアメリカ在住３０年にもなる。　私にとっては、彼は若者という印象しか持っていなかったが、もう６０歳になったとの事で驚いたが、当然といえば当然なのだ。　そしてまた感心したのは、もうそろそろスワニーをリタイヤするようで、それは良いのだが、退職したら、タイのチェンマイと韓国とこのアメリカに住みたいと言ったのであった。　夏は涼しいこのアメリカで、冬は暖かいチェンマイで、そして秋や春は自分の故郷の韓国でと、言うのであった。それはそれで理想なのだが、チェンマイでは言葉で困るだろうと、言うと、直ぐに覚えるだろうと、涼しい顔で言ったのである。　今でも、韓国語、日本語、中国語、英語と４カ国語を流暢に喋るのだが、６０過ぎても、もう一カ国語を喋れると思っている事に驚いた。　真ん中が孫社長で、左が若い日本人社員、右が長女の亭主である。

  2008.08.24

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  アーミッシュからトマトを買った

  　21日昼から、自転車で隣町まで行った。昔、汽車が走っていた所の線路を除き、今はサイクリングロードになっており、林の中などをゆっくりと走りながら、孫の自転車で隣町までブラブラ行った。その帰り、スワニーの横を通過しのだが、ゲイツと言うアメリカの大手の手袋会社が無くなっており、YMCAの本部に変わっていた。　３００メーター程向こうの左に見える白い倉庫がスワニーで、１００メーター程向こうの右の建物がゲイツだったが、今はYMCAの建物になっていた。　ゲイツは、昔は我が社の大手得意先だったので覚えていたのだが、季節商品を扱うのは危険性が高く、とうとう倒産したようである。　それから我が町に帰ったのだが、町への入り口の交差点で痩せ細ったアーミッシュが木立の下に馬を繋いで、馬の世話をしていた。こんな所にアーミッシュが居る、買い物に出てきたのだろうと思って、横を見ると、馬車が止まっており、馬車の中にはこれも痩せた幼児が一人遊んでいた。　そして驚いた事に、その前に小さな机を出し、トマトととうもろこしを売っていたのである。余りの少ない商品で、可哀相に感じ買って上げようと思ったが、私はお金を持っていないのだ。　急いで自転車を飛ばし、長女の家に帰ったら、女房が一人で留守番をしていたので、女房と一緒にそのアーミッシュが居た交差点まで行った。とうもろこしは12本で３．５０ドルとの事だが、１２本も食べられない。そして真っ赤に熟れた大きなトマトが５個盛ってあり、値段を聞くと、３ドルだというので、それを買った。帰って早速小さいトマトを齧り付いた。やはり美味しい昔のトマトの味だった。　　どうもこの町の近くにア＝ミッシュの部落があるようだ。アメリカは広い大きな国で、色々な人が色々な方法で生きている。アーミッシュは多分宗教団体の一種と思うのだが、現代の物質文明を全面的に拒否した集団である。電気、ガス、自動車、通信手段等を拒否した生活を遣っているそうだ。　この広い国で田舎で住むと、どうしても自動車が無いと生活できないから、彼らは馬車を使っているのである。どうしても必要なモノを買わねばならない時もあり、このように現金を稼いでいるのだろうが、１日道路横でテーブル１つの店を出してもドンドンも売れる筈もなく、第一そんなに沢山の農産物を、機械を利用しないで育てるのは無理でもある。　だけど電気も無い生活とは、凄いだろうね。一度部落のありかを調査して見学したいものである。其処で孫に調査を頼んだが、場所を探し出せるだろうか。

  2008.08.22

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  小さな手袋工場を発見

  　長女の家から、歩いて北西の方向に約５分の所で、レンガ作りの小さな小さな手袋工場を発見した。今でも手袋を作っているのか、どうかは分からないが、荒れた家ではなかったし、「手袋」との看板が傷んでなかったので、どうなのだろうか。　遣っている可能性は高い。　既に賃金は日本の方がアメリカより高いのだが、香川県の白鳥町では未だに、手袋を生産している会社もあるのだから、アメリカでも生きている可能性はある。　レンガの家が工場のようで、その後に隣接した白い住宅があり、写真でも左端に少々みえるが、其処に経営者が住んでいるようである。経営者と言っても従業員は居ないだろう。自分と奥さんだけで細々と遣っているのだろうと思う。

  2008.08.21

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  手袋の歴史の町

  　この町はアメリカで手袋の生産が始まった歴史ある古い町で、１８０５年にイギリスから移住してきた人が始めて手袋の生産をスタートし、それが段々と普及し、手袋の町になって行った。だから、町の名前もGLOVES　VILLAGEであり、それが訛ってグラバスビルとなった。　第二次世界大戦までは、ここでも手袋の生産がなされていたが、戦後アメリカが世界の覇権国家になると、そのような労働集約産業は人件費の安い国に移り、ここのメーカーは国内に販売網を持っていたから、輸入販売業者になって行った。　始めはプエルトリコとかメキシコ等のアメリカに近い国に手袋生産が移ったが、メインは賃金の安い手先の器用な日本になったのである。　丁度、日本では大正時代から香川県の白鳥町が手袋の産地を形成しはじめ、そんな時に父が遣っていた手袋会社にもアメリカからの注文が舞い込み、段々と受注が増えて行った。　手袋等の労働集約産業は、従業員の月給が１００ドルを超えると、その国では衰退する。日本も１ドルが３６０円の時、女工さんの給料が３万円か４万円までになったが、１００ドル前後だから何とか注文もあった。が、１ドル３６０円を維持できなくなり、最初は多分３１２円になったと思うが、そのレートでの輸出は　即全面的にストップとなり、日本の手袋輸出会社は我が社スワニーを除いて、枕を並べて倒産した。　スワニーは国内ではボーリング場に、手袋生産を韓国に移し、かろうじて生き延びたのであった。所が直ぐにボーリングブームも去り、私は２つのボーリング場を閉鎖し、韓国に赴任したのであった。　スワニーが日本で手袋の輸出を始めた当時は、日本の大手商社が注文を取り、その生産を受け持つ形であった。その後、日本の経済もドンドン大きくなり、大手商社はそのような手間隙の掛かる繊維雑貨などの商売から段々と手を引き、油とか鉄鋼とかの大きな商売に変遷して行った。　其処でスワニーも直接アメリカに輸出するようになった。つまり、このグラバスビルにある手袋業者に輸出するようになったのである。　所がアメリカのメーカーは経営者が３代目４代目となると商売気が段々と無くなり、とうとう逆に日本のスワニーがグラバスビルに進出し、そこから全米の小売店に販売を始めたのである。　日本からアメリカに進出したのはスワニー一社である。　この町中の角地に始めての手袋工場が出来たようだ。今は　１００年ほど前から、このような住宅になっている。　　　上の２枚の写真は町の歴史館にある手袋生産工具の色々である。

  2008.08.20

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  スワニーアメリカを眺める

  　１８日朝、散歩を兼ねてスワニーアメリカを見に行った。長女の亭主はスワニーアメリカで働いている。ブログの読者はスワニーなどと聞いても誰も知らないだろうが、日本の手袋のメーカーであり、私が昔働いていた会社でもある。　スワニーは私の父が８０年程前に創った会社で、兄と私が継いだのだが、私は１６年前に退職し、高知の過疎地に入植したが、会社は今も兄の社長が遣っている。　生産品目はスーパーや百貨店で販売しているあの防寒用の手袋である。作業手ではない。生産は中国の５つの直営工場で、販売は日本とアメリカとヨーロッパである。　また私の長女がそのスワニーの社員と結婚し、５年前にそのアメリカでの販売担当になり、家族を連れてアメリカに赴任しており、私はその孫の顔を見に来たのである。　孫は双子の女の子で、小６でアメリカに渡ったのだが、アメリカの田舎に日本人学校など無いから、現地の学校に行っているが、早くも高校生となっている。　早朝に起床したので、遠いが歩いてスワニーの前まで散歩をした。往復で約１時間掛かった。スワニーは写真の建物である。これは倉庫で、一部を事務所としている。　結構大きな倉庫で、幅が７０メーター奥行きが１００メーター、高さが多分６～８メーターはあるだろうと思う。この中は屋根まで届く数段の棚がギッシリ並んでいる。其処に中国で生産した手袋を保管し、秋に全米の店に配送している所である。丁度中国から届いた手袋をコンテナから下ろしていた。　配送そのものは何とかなるが、問題は注文取りである。また手袋はシーズンがあり、秋冬にしか売れないが、生産は年間を通じて生産しないとならないので、非常に難しい厳しい商売である。　もし南半球と北半球に同じだけの手袋を使用する先進国の人口があるなら良いのだが、そうでは無い。日本もアメリカもヨーロッパも、皆北半球で冬は同じ時期なのである。オーストラリアやニュージランドは人口が少なく商売にならない。　そして、どのお客も危険を避ける為、注文は出来るだけ遅くする。しかし生産は瞬間にはできない。メーカーは大勢の従業員を抱えて、年間を通じて、生産をしないとならないから、見込み生産を余儀なく遣らねば工場は稼動しない。この倉庫はその大きなリスクを抱えた建物でもある。　またどうして日本からこのアメリカの片田舎にスワニーが進出したかは、この町が手袋の産地だったからである。その件はこれからオイオイ述べて行く積もりだ。　

  2008.08.19

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  ニューヨーク郊外まで行く

  　ここはニューヨーク市の真北３００キロの片田舎であり、早速８月１５日ユーヨーク郊外にあるミツワという日本人向けスーパーに行った。　高速道路で３時間も南へ南へと走っての買出しである。ミツワはハドソン川を隔てたニューヨーク市の西隣のニュージャージー州にあり、元ヤオハンだったが、ヤオハンが倒産してから韓国人が店を買い取り、そのまま日本人向けに営業をし、それが成功し、今では全米で数店舗やっているそうだ。　店の中は確かに日本向けのような店で、日本の商品が殆どだが、お客は日本人より韓国人と中国人の方が多いようであった。娘に聞くと「ここはニューヨーク郊外の閑静な良い住宅街で、昔は日本人が集まっていたが、今は韓国人が多くなり、日本人はニューヨークの北の方に集まりつつある」と言った。　帰りにハドソン川を挟んでニューヨーク市を遠くに見る景色の良い所で写真を撮った。遠くにニューヨークの魔天楼が見えるでしょう。　ハドソン川に掛かる吊橋の塔が見えるが、その塔の間がニューヨークの中心街です。

  2008.08.18

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  長女の自宅

  　　この家が長女の自宅です。向こうの白っぽい大きな家は北隣の家です。写真に広く映っている自宅の南にあるこの広い芝も長女の自宅の一部です。　家は小さいですが、敷地は約５００坪もあり驚いております。敷地は南北に５０東西に３０メーター程あります。　家も１階に台所を含めた大きなダイニングと２つの寝室と風呂便所があり、２階は２つの寝室と便所があり、家全体が地下室の上に建てられており、広い地下室があります。地下室では洗濯をしたり、孫たちがトランペットやトロンボーンの練習に使っています。　この写真の芝は恐らくテニスコートが２面もとれそうで、芝刈りの作業が大変なようで、早速私は芝刈りに掛かりましたが、自宅周りと、この芝の空き地を刈り上げるのに半日掛かりました。　ここはこのような家が集まった小さな町で、人口は７０００人ぐらいらしいです。この写真は丁度歩道の上で撮りましたが、このような８メーター幅ぐらいの車道が｛歩道まで含めると１２～１４メーターはある｝碁盤の目のように走って町が作られております。　また古い町で、住宅は殆ど写真のような木造で壁は板を鎧のように張っております。多くの家が１００年位も経った家で、修理をしながら住んでおり、日本のように古いのを潰して立て替える事はあまりしないようです。古いのが自慢のようで、１８００年代の住宅も多いです。　日本にも古い木造住宅は田舎に少々はありますが、それはその地の庄屋クラスの家だし、ここでは一般の民衆が住んでいるのは面白いですね。　そうそう気候を言い忘れておりました。ここはカナダに近いので、夏と言っても涼しく、半そででは寒いです。昼で２２度、夜や午前中は１５度ぐらいにもなります。日本の春のようで、しかも乾燥しており快適な気候です。時々昼に２８度ぐらいになる時もあるそうです。　ここまで涼しいとは思いもせず、半袖ばかり持ってきており、長袖を借りて着ております。　

  2008.08.18

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• アメリカ最初の夜　大失態

  　１３日の昼１２時４０分　関西国際空港を出発し、１５時間後に長女の自宅近くのアルバーニ空港に着いたのは同じ日の昼の３時だった。　　やはり神経質な私は飛行機の中では一睡もできなかった。その上数日前から夏風邪で喉も痛いし、毎朝目ヤニで、目も開かない状態の最悪のコンディションでもあった。そんな事でその夜は娘の家で大酒を飲み、その力で寝てしまった。　　所が寝て直ぐだったようだが、寝ぼけてしまったのだ。自分でも完全にその記憶はあるのだ。つまり寝ぼけて「蜜蜂の箱の掃除をしなければ」と言いながら机を引っ張り出したのである。　長女と亭主はびっくりして、「お父さん　お父さん　何をしている」と止めるのだが、私にはどうしても蜂箱の掃除をしなければと、止められないのである。だけど当然ながらそれを皆で止めるのであった。　どうしても皆で止めるので、蜂箱の掃除もできず、長女も息子も困った人だと思いながら、仕方なくまた寝たのだが、驚くべきことにそのベッドは隣の部屋の義息のベッドに入って寝てしまったのである。　それからその夜中に便所に起き時には、自分が寝ぼけた事を理解していたし、困ったな恥ずかしいな　と少々悩みながら朝まで寝たのであった。　　こんなに寝ぼけたのは５０年振りである。私は子供の時、熱が出たときに時々寝ぼけた経験があるが、大人になってからは初めてであり、長女も息子も２人の孫も驚いたことだろうし、心配したと思われる。まあ恥ずかしい寝ぼけがアメリカのスタートであった。　

  2008.08.17

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  今年も無事お米の収穫を終えた　サー、アメリカだ。

  　突然１３日からアメリカに行く事になったが、その前に気になるお米の収穫を終えなければならなかった。　　なのに稲刈りしてから、３回も雨が降った。稲木に吊るしているから、雨が降れば、その分だけ乾燥が遅れ脱穀は遅くなるし、割米も多くなる。イライラしながらの天候待ちだった。　１１日は脱穀も終え、水分含有量を測ると、１６％ぐらいであり、写真の様にテントを敷いて、お米を数時間干し、水分含有量を１４％に落とした。　これで完了である。サア、次はアメリカだ。アメリカからのブログを楽しみにして下さいませ。

  2008.08.12

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  地デジのテレビを買った

  　どうせ２年後には買い替えが必要なのだが、我々がアメリカに行く間、女房の両親が留守番に来て呉れるのだから、奇麗な画面が良かろうと１１万円でテレビを買い替えた。　そのテレビが７日に我が家に遣って来た。嬉しい事にNHKと高知放送が見えるようになった。　我が家は谷間にあり、私が前のミカン山に６メーターのアンテナを立て見ていたのだが、テレビ高知とサンサンのU２局しか見えなかったのである。　所が地デジはUの電波らしく、そのUのアンテナで新しくNHKと教育と高知放送が見えるようになった。　今まで２局しか見えなかったのに、これから５局もにも選択肢が増え、その上、目が痛いように画面が奇麗で、これから時々テレビを見ても良いなァと思い始めた。 アメリカから帰ってから、壁にビデオのの棚を作り、その上にテレビを吊るすつもりです。そうすれば少しでも部屋が大きくなるようだ。

  2008.08.11

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• プールの水

  　実はプールを作って、水を溜め、３日目から水が変になった。少々だが、お灸のモグサの様なモノが水に浮くようになった。そしてその次の日からは、そのモグサがドンドン増殖し、汚なくて泳げなくなった。　　良く観察すると、少々緑かかった灰色である。どうも茂のような気もする。其処で思い出したのである。昔、スワニーの社長である兄が、健康に良いからと庭に細長いプールを作り、ビニールの屋根を付け、真冬は寒くて無理だが、半年以上は泳げるようにした。　そして阪神淡路大地震で母屋がかなり痛み、建て直したが、その時にプールを撤去し、今は無いが、その時、太陽の光が当たると水が汚なくなり、何か薬品を入れていたのであった。それを思い出した。そうか多分消毒薬の塩素だろうと推測し、街に出た時、大きな薬局で「プール用の薬品は？」と聞くと売っていた。３００円位で、ピンポン玉より少々小さい薬が２０個程入ったモノであった。安いものである。　それを入れると、嘘のように茂が消えた。つまり何所のプールも水は薬品で汚染というか、所謂自然の水だけでは無いのである。　そして、孫が帰るとプールも使わなくなる。つまり水が全く動かない状態で、しかも真夏の太陽で温められ、再び茂が浮きだした。　私の想像だが、消毒薬の塩素は水より重く、誰もプールに入らないと、水の上の方は塩素が少なくなり、茂が生えるのでは無かろうかと思う。　だけど使わないプールは必要ないので、解体した。９月にはこれを三女の家へ持って行く。

  2008.08.11

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  蜂の巣から蝋を採取テスト

  　蜜蜂の巣は蝋で出来ている。しかし１００％蝋ではないようだ。数年前、巣虫の湧いた巣をフライパンに入れて熱して蝋を取ろうとしたが、何か繊維質のモノが黒く焼け焦げ、変な蝋にしか成らなかった。　其処で、今回は別の方法を試してみた。昔、近所の蜂の師匠の自宅で見かけたのだが、再利用の出来ない巣を箱に入れ、上からガラスを被せ、太陽の熱で溶かしていたのである。　その後、どのようにして蝋を採取するのかは聞いていないまま、亡くなってしまった。其処で私も再利用できない巣を赤いプラスティックの容器に入れ、外に出し、上からガラスを乗せ、太陽に向けたのである。　ガラスを被せると恐らく太陽の熱で６０度以上になると思われ、巣が溶けだした。そして溶液になった蝋をコップに注いだ。純粋な蜜蝋である。　また赤い容器には黒い巣のカスが沢山出たが、これは何だろうか？この採取した蝋は蜂の匂いがプンプンしており、新しい箱に塗り付ける事で、新しい蜂が入って呉れる確率が上がるのである。　コップの中の黄色いのが、純粋な蝋である。このコップを湯に漬けると、蝋の周りが解けるのでスポンと抜けると思う。赤いボールの中の黒いのが熱で溶けないカスだが、この下にもたくさんの蝋が溜まっている。太陽の温度で、蝋が解ける温度らしいが、ガラスを除くと温度が下がり固まるので、コップに注ぎこむのは以外と面倒な作業である。注ぎ込んでいる間に固まってしまうのである。

  2008.08.10

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  ボートの繋船料が必要になる

  　高知市の海岸は、船が多過ぎて、自由に無料で船を繋ぐ事は出来ず、かなり前から県が料金を取っていた。（漁船は元から無料）　所が最近、高知県の海は漁船以外の船は全部料金を徴収するように決めたそうで、我が浦の内湾も来年の４月から有料となる。船の大きさにも寄るが、私の船は６メーター未満だから、年に３万円強となる。県の収入となるのだが、こんな田舎でボートを留めても誰にも迷惑を掛けていないのに、益々生活が遣りにくくなる。今までは、我々が勝手に砂の上に石の岸壁を築き、繋船していた。満ち潮の時はその岸壁から船に乗れたが、引き潮の時は砂浜となり、船に乗り憎い状態だった。其処で、このままで繋船料を払えとは酷いでないかと、部落全員で県に文句を言ったら、今の岸壁より３メーター程沖にセメントで岸壁を作り、船を繋げるようにするとの話し合いが成立した。　その工事が８月の末から始まるそうで、工事の邪魔になるから何所か余所に船を繋ぐよう言われた。　繋船の為に３０メーター程沖に大きな錨を入れ、それにステンレスの滑車を付け、ロープを輪にして、陸から船を繋いでいるのだが、その錨を持ち上げ移動させねばならなかった。　もう１５年も前に作ったもので、錨が海底に埋没したようで、船の上から引いたが、私の腕の力では持ち上げができなかった。　其処でロープを力一杯引いた状態で船に縛りつけ、船を沖の深みに向けユックリと前進させた。やはりエンジンの力は大きく、海底に食い込んだ錨を、船が引き抜き、海中に吊下げた。　それからユックリとロープを引き上げたが、やはり錨は真っ黒なドミで大きく膨らんで重くなっていた。こんなに海底が汚れているのだから、困ったものである。理由はハマチの養殖である。　養殖は大量の餌を与えるし、食べ残しの餌と、ハマチのフンが腐って積り積って、海底に溜まったのである。　地元の人の話によると、昔は船で釣りをしていると空中に浮いているような錯覚を覚えたようである。波の無い湾であり、海底が下に見え、上は空だから、船と自分が空中に浮いたような気分だったそうである。そんな海にするには養殖を中止し、それから１００年位掛るのではなかろうか。そんな事を考えながら、私は約２００メーター東北の離れた所にボートを繋留させた。　　こんな田舎の海に船を置いておくだけで、貧しい者から県がお金を巻き上げ、高給取りの県庁職員の給料に回すのだから、酷い世の中である。船を持っている人が全員、県庁職員より所得が高いのなら、まだ許せるけどね。

  2008.08.09

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  冷凍庫を買った

  　８月５日街に出た時、DIYのマルニで冷凍庫を買った。アイスクリームの売場に置いてあるような上から開ける式のモノで、２５０００円もしたが、我々夫婦でアメリカに行く間、女房の両親が動物達の世話をして呉れるので、２０日ぐらい生活できるだけの冷凍食品などを大量に買って、保管してあげたいからである。此処は田舎で、車の運転が出来ないと生活は無理な場所で、買い物に行くのに車で片道３０分も掛る。また、この冷凍庫は我々が帰国後、蜂の巣の保管にも利用できるのだ。蜜蜂の巣はそのままでは巣虫が食い荒らす。薬品による保管方法はあるが、薬品は使いたくないのだ。秋になると花が無くなり、蜜蜂は貯めた蜜を食べて春まで生き延びるから、巣箱の半分以上の巣が空になる。その空の巣を何らかの方法で保管し、春になり、また群が大きく膨れ上がるとまた箱の中に入れるのだ。そうすると新しい巣を作る必要が無いから、巣の素材を集める必要が無く、全員で蜜を集めるから短期間に沢山の蜜を集めるのである。　其処で、昨年は冷蔵庫に入れるのと、ビニールで囲って、中にローソクを立て、火を付け、酸素を無くする方法で、保管実験をしたのであるが、冷蔵庫の成績が良かったから、今年の秋からは、この冷凍庫を利用するのだ。　また冷凍庫があると、猪を解体しても肉を保管できるから、保存や販売も可能となる。だから猪狩りを再開するかも知れない。今までは猪を解体しても、数時間以内に誰かに上げないと、腐るので、販売は無理だったのだ。　猪の肉は体重の約半分あり（毛を剃って皮も肉に含めると６割、皮を剥いで捨てると５割弱）、家庭用冷蔵庫の冷凍室は小さくて、どうにも成らなかったのである。そのような一石三鳥の冷凍庫だから買ったのだ。

  2008.08.08

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  とうとう酷暑の中、稲刈りを終えた

  　今年は暑さが酷く、何時もより約１週間も稲の実りが早くなった。例年だと８月１０日頃からの稲刈りなのに、今年は７月３１日から稲刈りが始まった。稲は積算温度で成長する植物で、毎日の温度の合計に、成長速度が一致する。だから、毎日涼しいと成長が遅くなり、暑いと成長が早くなる。だから今年は特に暑いという事である。　毎年の事だが、昼は暑くて炎天下でそんな作業できる筈もなく、早朝暗い時に起きて、稲刈りをするのである。そして９時頃には止め、プールに飛び込み汗を流す。そんな作業が数日続き、やっと３日に終えた。万歳である。　後は脱穀であり、今年は８月１４日から、女房が三女家族とアメリカの長女の家へ行く予定で、それまでに脱穀を終えたいと思っている。我が家には動物も多いので、夫婦揃っての海外旅行は難しく、今回は私が留守番となった。また我が家は谷奥の１軒屋であり、８月末までは侘しく寂しい一人だが、まあ長い人生の中で、一人生活の経験も為になる事もあるだろう。　所がである。話が急転直下、私もアメリカに行く事になってしまった。私はアメリカに行こうが、留守番をしようが、どっちでも良いのだが、どうも女房が「アメリカに行っても、お父さんが居ないと面白くない」と言い始め、我が家の留守番に年老いた自分の両親に頼みこんだのである。　だから、動物の世話や花の水遣りは両親にお願いできるのだが、突然なので私の飛行機の予約が出来ず、結局、私だけが三女家族や女房より１日早く、つまり１３日に出発する事になってしまった。　まあバラバラで行くのは、どうも変な旅行である。アメリカに居る長女は２日も続けて飛行場に迎えに来て貰わねばならず、迷惑を掛けるようである。奥から下を見た写真です。　これは谷の下から奥を見た写真です。　正面に見えるのは猪避けの電気柵の機械です。このお陰で猪は入らない。

  2008.08.04

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  とうとう孫が帰ってしまった。

  　８月４日、孫が喜び勇んでバスで帰ってしまった。この孫は三女の長男で、小学校１年生なのだが、７月３１日三女が自宅へ帰る時「一人でオオママの家に残る」と言ったものだから、三女は下の３歳の幼児だけを連れて帰ってしまった。　だけど、後でこの孫は反省したようで、寂しいとかママに会いたいとか早く帰りたいと言い始めた。そして毎日のように母親や父親に携帯で連絡を始めた。日本語とは便利なもので、話せると、仮名だけで通信ができるのである。　また、我々が琴の練習を始めると、自分を相手にして呉れないからか、私が足で拍子を取って弾いているのに、その足を触ったり押えたりし、旨く弾けなくするのであった。その内に「琴の練習を止めて」と言い始めた。　また丁度稲刈りの時期でもあり、昼は暑いから、早朝からその作業をしていると、後から目を覚ました孫が田圃に遣って来て、手伝いもして呉れた。　所が３日の夕方、父親と電話で話をしている時に、父親が教えたそうだが、「バスなら一人で帰れる」と言い始めた。我々が高知駅まで送り、高速バスに乗せ、高松到着時間を三女に知らせると、それで良いのだが、不安でもあり「１年生で一人旅が出来るか」と聞いても、もう帰れると言う気持ちが強いのか「平気だ」と言う。　とうとう４日の高知午前９時５０分発、高松１２時着のバスに乗せた。本人は平気で、窓越しに手を振っていたが、何となくこちらが寂しくなってしまった。　４日朝の犬の散歩で、孫がアイを連れて行ったが、孫の後ろ姿が何となく寂しそうに見えるのも気のせいかも知れない。

  2008.08.04

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  蜂蜜を販売します。

  　数年前、近所に居た蜂の師匠が亡くなってからは、蜂に関する疑問があっても聞ける人も居なくなったし、蜂には良く刺されるし、もう蜂を止めようかと思ったものですが、孫がジイジイの蜜はお店の蜜より美味しいと言った事から、昨年より、また力を入れ出した。 そして、越冬技術も何とかマスターでき、今年は８箱に増えた。そして少々ですが在庫も溜まりましたので、販売を再開します。　洋蜜　　２５００円　　　　　　運賃込みの値段です。　地蜜　　５０００円　　　　　　１キロ入りの瓶です。 ただ運賃も単価に含めておりますので、御注文は五千円以上の注文でお願いします。地蜜とは日本古来の蜜蜂の蜜で、洋蜜とは明治以後ヨーロパから導入された蜂の蜜です。　お店で販売されているのは、殆どが中国の洋蜜です。地蜂と言われる日本蜜蜂は、体も小さく集蜜能力も低く、流通に乗るほどの生産は無理で、蜂のマニヤが集めたモノしか入手は出来ないと思います。また地蜜は古来から漢方薬として利用されている珍しいモノです。　そして、７月２８日早朝、今年最後の蜜を絞った。それは段重ねの箱の地蜜で、一番上の段を長い包丁でカットして、持ち帰ったのである。これだけの巣なのに、２リッター弱しか絞れなかった。持蜜の大量収穫は難しいものだ。 横の足は小１の孫の足です。　刺身包丁で、木枠に沿って切り取った巣です。こんなに大きい巣なのに、１．５リッターしか蜜は無かった。

  2008.07.28

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