愛知県知事リコール運動で、逮捕?
どうもスッキリしない事件だ。リコール運動そのものを変質させる可能も大きい。リコール運動は、法定に達しない場合は、運動の責任者に署名を返却していたから、犯罪には成らなかった。だけど偽造だとハッキリ分かった以上、県警も逮捕に踏み切ったようだ。 元々の起こりは、愛知県知事が主催する「愛知トリエンナーレ展」に問題が有った。幾ら何でも、韓国の偽造反日素材である慰安婦像を日本の税金で展示するのか。其処に問題が有ったのに、変な方向に向かってしまった。 だから、名古屋市長の川村氏が、この展示会は変だと、立ち向かった。それを受けての県知事リコール運動になった。 県知事のリコール署名数が法定に達するのは、住民の数が多いから難しい。だから、法定に達しないなら、返却されるから、偽造も許されるだろうと、偽造に入った可能性は高い。 それはそれで法の解釈としては成り立つが、今回は、それが違法として県警が立件した。その点がどうも曖昧で、今後のリコールそのものが変質する。 つまり、リコールそのものが、全国的に無くなる可能性もある。偽造が判明すると責任者が逮捕されるなら、誰もリコール運動に入れないからだ。 大勢の人に頼んで、リコールの署名を求めると、結構な割合で、偽造が混じり込むだろう。その責任をトップが取らされるなら、誰が遣るだろうか。この逮捕は、民主主義の隘路となりそうだ。 私の解釈は、愛知県県知事大村氏と名古屋市長川村氏の争いだと感じる。愛知県県知事が、これを幸いと名古屋市長を蹴落としたいのだろう。だから知事が「この逮捕はトカゲのしっぽ切り」と言った。 今後、どうなるのだろうか。皆様は、偽造が分かったら責任者の逮捕が当然と思いますか?又は、リコール法を守る為にも、この逮捕を止めるべきだと思いますか? 私は日本の民主主義を発展させる為に、逮捕を止めるべきと感じます。もし逮捕を強行すると、リコール運動が、消えてしまうと6割位感じます。 だけど、どうせ法定数に達せずに返却されるからと、大規模な偽造を許すと、これも民主主義を変えて行くだろうと4割位感じます。