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カテゴリ:短歌
書くことはいのち削るということの せつせつ沁みて しらじらと朝 道浦母都子 ここで言う「書く」ということについて。 案外 自分のことを書くというのは 難しいことではないのか、と。 自分のことを書くと言うことは 自分の心の奥に分け入っていくということであり ただ自分の失敗を 面白可笑しくコメディタッチで書くのとはわけが違う。 この一連の日記シリーズ。 まだ「幼稚園」の項目までしか書いていないことを思う時 まだまだ先は長いな・・・と、いささかげんなり(笑)もしてくる。 ましてや それが元気、勇気をもたらしてくれる温かい記憶ではなく できることならば封印しておきたいようなものを わざわざ記憶の底からよみがえらせようとするのだ。 そしてそれを こんなところに書くというのだから 我ながら何ということを始めたものかと呆れもする。 自分の心の中を整理しておきたいという欲求もあるし そしてまた 考えはその先・・・「ひよわーるどを書く目的」にまで及ぶ。 この「ひよわーるど」は もともと家族に遺す私からのメッセージである。 普段言えないこと、 思ってはいても多忙故になかなか伝わっていないことなど できることなら全て 愛する家族に遺しておきたいという気持ちからである。 そしてまた、この「ひよわーるど」を どういう形で残していくかが当面の課題ではあるのだけれど・・ とりあえずは この1100件以上もの日記を カテゴリごとに分類したいと思う。 分類したあと、CDの中に入れるか 印刷して残しておくか、 それらについては臨機応変に考えていきたい。 できることならば 100,200年先の子孫にも残しておきたいと思うのだ。 (まじです。 誰ですか、笑っているのは(笑)。) こ、こんなお馬鹿な日記を残しておいてどうなるのか!と 自分を問いつめたい気持ちも正直言ってあるのだけれど こんなお茶目な先祖もいたと言うことで 許してもらえるのではなかろうか、と。 でもって、(気の毒なことに) 私の遺伝子がその体内にあるであろう子孫のことである。 おそらくは私との間に何かしら共通点などを見いだし 私自身、自分の先祖がどんなことを考え、悩み 苦しんでいたのか全く分からないのだ。 自分の先祖の心の内を知りたいと思うようになってきた。 けれど、それは 今となっては不可能なのである。 夫からユングの説をきいて以来、 私が今、思い悩んでいること、 もしかしたら100年、200年先の子孫も 同じように苦しむのではないだろうか、と思うようになってきた。 彼らには徒に苦しんでほしくない。 できることならば 苦しんで泣いている彼らのそばに駆け寄って元気づけてあげたい。 「大丈夫だよ」と言ってあげたい。 けれど それは無理なのである。 できるとすれば せいぜい、自分の娘、そして孫・・・くらいであろう。 では口述で代々伝えていってもらうか? それも無理である。 今、こうやって あまり書きたくないことも敢えて書こうとしているのは ひとつは自分のためであり、 そしてもうひとつは 遠い未来を生きる我が子孫のためである。 彼らがひとつのことで悩むとき、 そしてその突破口がなかなか見つからないとき 残された日記の中から 自分の栄養になるものを見つけ出してほしいと思う。 (お笑いばかり書いている中から 栄養を見つけ出すのは至難の業ではないのか、という 鋭い質問につきましては、この際、無視させて頂きます。) できることならば・・・ 私は「ひよきちわーるど」として自分の思いを残していくけれど 私の次の世代、そして次の次の世代の子孫も同じように 何かを残していってほしいと思う。 たった一人で悩み苦しむのは辛い。 彼らがそういう状態に陥ったとき、 確かに 物理的に彼らのそばにいることはできないけれど 自分の思いは「文字」となって 彼らを包むことができるかもしれない。 これから続く自分の眷族に伝えるべきこと。 徒に苦しむ必要はない。 1人で泣かなくていい。 敢えて茨の道を歩む必要もない。 一緒にいてあげることはできないけれど 100年以上も昔に 自分の子孫に対し こんな気持ちを抱いていた人間のいたことを覚えていてほしい。 幸せであってほしい。 そして 強く健やかに。 あなたは かけがえのない宝物なのだと 伝えてあげたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.01 23:33:23
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