月夜さやけみ
毎日、多忙な日々を送っております。しかしながらやはり年齢には勝てませず、20代の頃と比べますと活動量も、こなす仕事の量も数段落ちてきております。とはいいますものの、年齢と共にやるべき仕事は増えつつあり自分の体力と相談しながらの毎日ではあります。昨日も、朝とお昼とに用事が入っており それらを終えて自宅に戻ったのですがお昼を食べ終わるか終わらぬうちから 酷い疲労感に襲われそのままダウン。何と午後2時から夕刻の4時半まで一度も目を覚ますことなく寝入っておりました。現在は、小学6年生のお子さまの問題集を作成中。保護者から「算数の計算力を上げたい」との要望がありましたため早速、分数問題を作っている途中ではあります。・・・ずっと集中して机に向かっておりましたため今はちょっと休憩中。夫と娘はリビングにて2人仲良く「ナイト・ミュージアム」を観ているようです。・・・ふと長塚節の短歌が読みたくなり ページを開けてみました。この方の詠む歌は 色にたとえれば・・・「白」。季節にたとえるならば やはり「初秋」ではないか、と。 おもふこと 楢のさ枝の垂花の かゆれかくゆれ 心は止まず 明治三十年代作 長塚節は子規のすすめにより万葉集におさめられている歌から多くのことを学んでいます。だからでしょうか氏の歌には古典和歌の香りがありだからこそ奥ゆかしく 何処か安心して読みすすめることができます。・・・・秋の歌を何首か。 小夜深にさきて散るとふ稗草の ひそやかにして秋さりぬらむ 植草ののこぎり草の茂り葉の いやこまやかに渡る秋かも 秋の田の穂の上霧合へりしかすがに 月夜さやけみ鴫鳴き渡る