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ひよきちわーるど

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2006.02.12
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カテゴリ:パパに

昨夜、久々にやってしまいました。
消化不良。

久しぶりにであると同時に
これまでのどんな消化不良よりも壮絶で
余りの辛さに「このまま気を失った方が楽だ」などと思ってしまいました。



夜の11時過ぎくらいには
ちょっと変かな?という程度だったのですが
その1時間後にはもう汗びっしょり。

吐き気はするしお腹は信じられないくらい痛いし
こういう腹痛って、そのことばかり考えていたら
余計に痛くなってくるものでしょ?

それで、ひよきちお得意の
「他のことを熟慮しましょう」作戦を使ってみたのですがさほど効果なし。



途中でお手洗いに立ちましたものの
お手洗いから出た途端にもう立てなくなってしまいまして
廊下に倒れ込んでしまいました。

これって数年前と全く同じ状況なのですよね。
数年前にも廊下に倒れ込んで(しかも厳寒の2月)
そのまま明け方まで動けなかった。


その時にはまだ比較的体力もありましたし
喘息の発作も出ていませんでしたので大丈夫でしたが

今回発作は出てるし、体力もなくなっていますので 
このまま明け方まで冷たい廊下に倒れていてはまずいと判断し
必死の思いで2階へ。





・・・15段の階段がこんなに長いものとは。

普段は何も気に留めずひょいひょいとのぼっておりましたが
必死に這ってのぼっている時って
「階段なんて3段くらいで結構。」って本気で考えました。




階段を上り終えましたら寝室はすぐですので
やっとの事で声を出し夫を呼びました。

声も出ないくらい辛かったので もう必死でした。

夫はすぐに気付いてくれまして
ひと言しか言えない私の言葉に耳を傾け いろいろと介抱してくれました。



「毛布」と言いますと急いで毛布を持ってきてくれ
「手」と言いますと 冷たくなっている私の両手を包んでくれました。

こちらは全身汗びっしょりでしたので
冷たい廊下の感触がかえって心地よかったのですが
夫にしてみましたら あたたかな寝室から突然呼び出され
こんな寒い廊下にずっといなければならないのですよね。

申し訳ない・・・と思いつつも
夫に甘えてしまいました。





間の悪いことに こんな時に不整脈が。

いきなり脈が乱れ始めましてまずいな・・・と思ったのですが
これに関してはこのまま様子を見ようと判断。

夫が脈をとり注意深く様子を見てくれていました。






けれど 夫の両手のなんとあたたかなこと。
この人の手に包まれるだけで こんなに安心できるとは。

夫もこういう場面に何度も遭遇しておりますので
私が求めていることを察知してくれます。

こちらは最早声も出ませんので
察知してもらえることに対し本当に本当に感謝です。



手足や顔などもとても冷たくなりますので
夫はいつも私の両手、そして顔をあたためてくれます。



最初はいつも私の右手、そして左手。

「顔も」とお願いしたいのですが 
こういう声もでない時って「カ行」がなかなか言えないのですよね。

そういう私の気持ちを分かってくれ 夫は私の頬をあたためてくれます。









今回の原因はやはり鶏肉。

それでも今回は発作のこともあり 体力もなかったので
ほんの少ししか摂らなかったのです。

量にして小さなパックの半分。
30グラム程度。
それでも今回のようなことになってしまった。

調子の良いときには何と言うこともない量なのですが
・・・本当に「見極め」が大事になってくるのですね。









いつでしたか 
何かの本に「汝ゆえに この世よかりき」とありました。




おそらくは俳句だったのでしょう。

1番最後の句を忘れてしまったのですが
「汝ゆえに この世よかりき」の言葉が深く胸に残りました。







「おとうしゃま、私が死ぬ時には
 こんな風にそばにいて両手を包んでちょうだいね。」と
冗談で申しましたら

夫は「あほ。」と笑いました。







でもね 身体も冷えきって冷や汗をびっしょりかいて
そんな時のあなたの手のあたたかさ。

涙でそうなくらいなんだよ。



本当に辛い時って目も開けられないけれど
それでもほんの少し目を開けて見上げると あなたの優しい顔。

普段はとても怖い顔つきの人だけれど
ひとたび笑えば こんなにも優しい目をする人だったのかと思う。

目の横に笑いじわがあって
切れ長で 瞳は薄いブラウン。





本来ならば
妻である私があなたを見送るべき立場なのだろうけれど

そして今までの御恩返しの気持ちを込めて
あなたをきちんと見送るべきだと覚悟しているのだけれど





でも、この日記スペースの中だけは
本当の気持ちを書かせて下さいね。








私が今生で最期に聴く声は
あなたの声であってほしいし

その目にうつるのは
あなたの優しい笑顔であってほしい。



本当はそう思っている。

















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Last updated  2015.12.08 02:01:21
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