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ひよきちわーるど

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2006.04.10
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カテゴリ:think about myself

3年前の5月、ひどく悲しいことがありまして
夜も眠れない、食事も摂れないという時期が数ヶ月続いたのですが

あれから3年経ちまして 
今もほんの少し胸の痛むことはありますけれど
そう深く思い悩むこともなくなってきました。




・・・この3年、長かったなぁと思います。
本当に長かった。


心の傷を癒すために本当にいろいろなことを致しました。

まず図書館に駆け込みましてね、たくさんの本を読み続けました。
本を読んでいる間だけは悲しいことを思い出さずにすみましたのでね。


そして、染色にも取り組むようになりました。
染色について興味はもっていましたものの
実際に自分がするようになるのはもっと後になってから・・・と思っていたのです。

けれど正直申しまして 何かしないではいられなかったのですね。
何もせずにぼーっとしておりますと
次々に悲しい事を思い出して辛くなっていたものですから。

それでその時ちょうど興味を持ち始めた染色に
取り組むようになったという訳なのです。






・・・この3年、本当に多くのことを考えました。
こんなに考え続けたことって もしかしたら
生まれて初めてではなかったかなと思うのです。

それほど考え続けた時期でした。




3年経ちまして、思いますことは
確かに悲しい出来事を耳にしたという事実は
私にとりましてとても辛いことでした。

けれど、そのおかげで 同じような悲しみを持つ人の気持ちを
理屈抜きで理解することが出来るようになったのではないかと思うのです。

理解すると同時に、その人の肩を包み
「大丈夫よ」と励ますことが出来るようになったのではないか、と。



その「大丈夫よ」の一言にしましても
気休めですとか慰めといったものでは決してなく

なんと言ったらよいのでしょうか、
「本当に悲しかったね」と心から共感し その上で
「でも、絶対大丈夫よ」と確信を持って伝えることが
出来るようになったのではないか・・・と思うのです。






3年前の日記にも書きましたとおり
悲しみのきっかけとなったことはほんの些細な出来事だったのです。
そう、人様にとりましては、ね。

けれど その本当に小さな些細な出来事が
私にとリましては致命的だったのです。

アキレス腱とも言うべきものでしょうか。



確かにね、今では
「そんなこと、アキレス腱でもなんでもなかったじゃないの。」と
自分に対し笑いかけることもできるのですが

少なくとも当時の私にとりましては
アキレス腱そのものだったわけですね。







3年経過しました現時点におきまして言えますことは

自分をとりまく環境が激変したとしても
そして周りの人がどのようなことを言ってきたとしましても
私の持つ価値に何の変わりもないのだということ。

人が何を言おうが 自分が天に対して恥ずかしくない生き方をしていれば
何も怖れる必要はないということ。





言葉に書いてしまえばたった数行ですんでしまうようなことを
私は3年かかって理解するようになったということです。

けれどこの数行のことを真に理解できるようになったことで
私の人生観も変わりました。

もしかしましたら考え方も、
そして人とのお付き合いの仕方も変わったのかもしれません。

もしかしましたら 自分では気付いていない部分におきましても
大きく変化しているかもしれません。





この春、40代になり
これからも今まで以上にいろいろなことが起きてくることでしょう。

けれど、以前のようにただ悲しむだけではなく
「だから何?」と迎え撃つ自分でありたいと思います。














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Last updated  2015.10.27 09:08:30
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