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ひよきちわーるど

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2006.11.05
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カテゴリ:季節の美

水仙は低体温の花ならむ

    歩みつつわれは言葉あたたむ


               関口ひろみ




ひと頃、花を目にしますたびに 
その花について詳しく調べていたものですけれども
最近では ただその花と相対するだけで満足しています。

以前住んでいました家の庭には大きな白萩の株がありまして
ちょうど今の時期 根元からばっさりと剪定していたものでした。

剪定したその株もとには
いつも必ず水仙の葉が顔をのぞかせていました。

その葉を見て季節の移ろいを感じ、
そしてまた時期を違えず必ず顔を見せてくれる水仙に対し
愛着を感じていたものです。

水仙の花が咲く頃になりますと その2本ほどを手折り部屋の中へ。
部屋の中は水仙の甘い香りでいっぱいになっていました。




寒い北風の吹き付ける中 凛と咲く水仙の花を見て
彼女たちは寒くないのだろうかと思うこともありました。

そういう記憶があるからでしょうか
上記に掲げました「低体温の花」にはなるほどと頷いてしまうのです。



花にも心はあるのだと思います。

ですから冷たい風の中 咲き香る彼女たちに向かう時には
いつも「寒くない?」と語りかけてしまいます。







あと半月もすれば 新年を迎えます。

はりつめた冷たい空気の中
水仙の甘い香り そして清しいその姿

新しい年にいかにもふさわしいように思えます。















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Last updated  2015.08.21 23:47:56
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