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ひよきちわーるど

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2006.11.21
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カテゴリ:季節の美

吹きみだしはらひもあへぬ竹の葉の

          嵐のうへにつもる白雪

                   光厳院 





この歌を実感したいと思い
今日は雪の降る中 車を走らせました。

ちょうど昨夜から今日にかけてこちらでは初雪が降ったのですね。
今日一日 降ったりやんだりの空模様でした。



今日のお昼頃、用事を済ませ
市内の 自分のお気に入りの場所に車を走らせました。

そこは桜の頃には大勢の人で賑わいますが
その他の季節にはほとんど人の訪れない静かな場所なのです。

私は独りになりたいときにはその高台を訪れ
遠く広がる街の様子を眺めます。





高台につき 車を降りてふと空を見上げれば
雪は音もなく舞い降りてきます。

そう、小さな雪の降りる空は柔らかな青で
とても優しい色。




すぐそばの竹林が微かな音をたてていました。

冬空を行く風の音と竹の林の葉擦れの音。




・・・時を忘れ その音を聴いていました。








雪は音もなく降り続き
地に降りるとすぐに消えてしまいます。

風に舞うその雪の姿を見て
春の桜の吹雪を思い起こしました。





雪も桜の吹雪も
とてもよく似ているのだけれど



雪はもっと透明で かなしくて

いつしか 
心の奥に降りつもる






















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Last updated  2015.09.05 21:28:07
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