ひよきちわーるど

１２年前の写真がでてきました。

私はマタニティドレスを着て
夫の傍らで微笑んでいます。



やがて月満ちて生まれてきた我が子は
昼夜逆転。大のミルク嫌い。夜泣き（笑）。

朝の６時過ぎまで完全徹夜の日々が、約１年ほど続きました。

夜中じゅう泣き続けるわが子を抱いて
途方に暮れていたものです。




そう、我が子は天からの授かりもの。

両手に抱えきれぬほどの贈り物を携えて
私たち親の元に来てくれると思うのです。

その贈り物とは
忍耐力　努力しようとする心　自省心　献身の心





我が子へ。

貴女が我が家に来てくれたことで
私たちの一生はどんなに心豊かなものとなったことでしょう。

どうかいつまでも柔らかな心の持ち主であってほしい。




貴女の一生が幸せなものでありますように。








　　これほどに優しくなれる我なりしか

　　　　　　　　　　愛しき吾子を身ごもれる身は


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１９９５　早春の朝に