就職活動
今年、大学4年生になる娘の就職活動も始まったばかり。彼女は図書館勤務を希望しているためいわゆる「会社訪問」はしないのだけれど、念のため「リクルートスーツ」を購入した。そこで・・お店の方々の説明をお聞きして、正直げんなり(笑)。お店の方々によればスカートの丈も、何もかも「暗黙の了解」があるのだそう。ウエストもきゅっと絞らないといけないんです。お膝の半分くらいまでですね、スカートの丈は。そうしないと、面接の時に大変なんです。何がどう大変なんだか、意味不明。なんだか上手くいえないのだけれど気をつけるべきところ、そこじゃないだろう、と。娘には、周りに流されるな、飲まれるな、自分が一番気をつけるべきは何なのか、そこを絶対に外してはいけないと伝えた。夫は・・・自分の好きなことをそのまま仕事にすることができ、そして有り難いことに、それは彼にとって天職そのものでありその仕事をずっと続けることができた。それは当たり前のことなどではなく、本当に有り難いことなのだと思う。私など 幼い頃から憧れてきた幼稚園の先生になれたのもつかの間、身体がその激務についてゆけず入院の一歩手前まで追い込まれ、やむなく退職せざるを得なかった。その後、1年間の自宅療養を経て、税理士事務所へ。数学的センスのない自分が税理士事務所へ?とも思ったのだけれど意外なことに、この税理士事務所での仕事が自分にはまさに天職だった。その後、結婚してからは家庭教師を続け現在では在宅にて英語の添削業務に携わっている。好きな仕事、憧れの職業が必ずしも自分にとって適職とは限らない。逆に、全く自信のない分野にあってもふたを開けてみればまさに自分にうってつけ、ということもあり得る。これからの数ヶ月、娘にとってはまさに正念場。流されることなく、必要以上に焦ることなく(いや、どうしたって焦るのだろうけれど)これからの自身の人生を見据えてほしい、と願っている。