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ひよきちわーるど

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2007.02.21
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カテゴリ:think about myself

今日は珍しく「胸きゅん」の夜を過ごしております。

数日前あるブログに伺いまして記事を拝見していたのですが
そのブログにて深く心に残る文章と出逢いました。


「美しくあることを許すこと」という昨年10月の記事だったのですが
中にはこのような文章が書かれてあったのですね。


まず自分一人の空間から始めてみることをオススメします。
美しさ探しのクセをつけるためです。

自分の心が弾み美しくなれそうな物を置いたり
今まで着たかったけれど制限していたプリンセスのような
ブラウスを着てみるなど。。。

だ~れも見ていないから大丈夫です。






この「だ~れも見ていないから大丈夫です。」という一言に ふっと心が和みました。
このブログの管理者さまが微笑んでおられるようで
そして「大丈夫」と肩をたたいて頂いたような気がしましてね。

ずっと以前の日記にも書きましたけれども 私には幼い頃の事故により右手に傷が残っておりまして
少し残念なことではありますが他の女性のようにお洒落ができません。
「そんなこと気にしないでお洒落すればいいのに」と仰る方もいらっしゃることとは思いますが
それはあくまで その方が私と同じ経験をなさっていないからこそ言える言葉だと思うのですね。

私にとってのお洒落というものは美しいものを身に纏うことではなく
自分の服と右腕の傷とのバランスをとるということでした。

30年以上の時間をかけてようやく辿り着いたスタイルが
(オーソドックスな手法ではありますが)黒とグレーで統一するということだったのです。

これから何年も経ちましたら 
もしかしましたらこのスタイルも徐々に変化してゆくのかもしれませんが
今の自分にはこれ以外の方法は浮かんでこないのです。






今では40代に突入しておりますからそれほどでもありませんが
思いますに 20代前半が精神的に最もきつい時期だったなと。

そして更に記憶を遡れば 交通事故で4ヶ月もの入院を余儀なくされ
退院間近の日に右腕を覆っていた包帯を取り外しましたとき
その包帯の下からあらわれた傷跡。

その時そばに家族もおりましたし、看護婦さんも一瞬沈黙してしまったのを見てとった私は
咄嗟に「歩けるようになったし、こんなに元気になったもんね!」と
やたら大声で話し始めたのでした。

なんだかね、子どもは子どもなりに必死だったのですよね。
ここで泣いたら駄目だ!と思って「私、走れるようになったもんね~!」などと
よせばいいのに病室内をぶんぶん走り回りましてね。
え、大部屋でしたもので「静かにしなさい!」と怒られましたが(笑)。





白状致しますと その日の夕方
家族も家に帰り病院のベッドに自分1人になりました時
ちょっと中庭を歩きたくなりましてね。

丁度2月の中旬でした。
寒かったのでパジャマの上にカーディガンを羽織り中庭のソテツのそばに寄っていったのです。
ソテツって大きな葉を茂らせますでしょう?
その葉の陰に隠れますとかくれんぼの時に有利なのですよね(笑)。

固い葉のもとに寄っていきまして その下にしゃがみ込んで
落ちているソテツの実を探すふりをしながらしばらくの間えんえん泣いていました。

傷のことで泣きましたのは あとにも先にもこの時だけです。






私が大人になりましたとき 両親がこの傷のことで悩みましてね。
結婚できないのではないか、とね。

私はすぐさま「傷のことで結婚を躊躇うような男性など、眼中にない!」と
両親に対し宣言致しました(笑)。
傷のことで深く思い悩む私の姿など絶対に両親に見せたくなかったのです。

若いのに黒やグレーばかりを着ることに対しましても両親は気にしておりまして
またもやすぐさま「私は黒が好きなんだ!これからも我が道を行くのみ!」などと
わけのわからぬ宣言をしたりも致しました。







先日伺いましたブログの管理者さまの文章が
ずっと心に残りましてね。

今まで着たかったけれど制限していたプリンセスのような
ブラウスを着てみる





・・・この部分を拝見しました時に 実は思わず涙ぐんでしまったのです。

なんだかね、今も心の中にいる7歳の頃の私に語りかけられたような
そんな気持ちになったのですね。

7歳と言えど既に大人の女性としての心は持ち合わせていると思うのです。
今だからこそ穏やかな気持ちでふり返ることもできますが
幼い頃からお洒落を諦めるということはやはり痛手でした。

そんな心を抱えたまま
「私、大丈夫だもんね~!」と肩に力を入れてきました分
管理者さまのお言葉が心にしみいったのだと思います。








上手くいえませんけれども 
なんだか今日はふんわりとした気持ちで夜を過ごしております。
















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Last updated  2015.07.14 12:32:20
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