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ひよきちわーるど

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2007.12.02
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カテゴリ:think about myself
どんな絵が好きですか?と問われれば
迷うことなく「日本画とロシア絵画」と答えることでしょう。

・・在学しておりました学生寮の階段の踊り場には
「見知らぬ女」(クラムスコイ)が掲げられていました。
(もちろん複製ではありますが)

描かれている女性の表情を見ながら寮生活を続けていたわけではありますが
その気品に満ちた眼差しを今も忘れることはできません。





それともう一つ、忘れることのできないのは
アイヴァゾフスキーの「第九の怒濤」です。

4年前神戸にて 実際に自分の眼でみましたけれども
その時に受けた衝撃を今もって忘れることが出来ないのです。

その大きな絵の前に立ちつくし、しばらく動けないでおりました。





・・・ちょうどその頃、私は心に大きな哀しみをかかえ
縋るような思いでこの絵の前に立ったのでした。

立ちつくしながら 今、私自身もまた
この絵のように 大きな波に翻弄されているのだと。

しかしながら、必ず立ち直ってみせると
その絵に誓いました。






その絵に誓いましてから 早くも3年半の月日が過ぎようとしております。

そして今、ここにようやく
本当の意味において立ち直った自身を見出しております。





その絵に誓いましてから3年半。
深い悲しみに出会ってから実に4年半の月日が流れたことになります。

この4年半。
長いと言えば誠に長く 反面、実に短い期間であったとも思われます。

哀しみのあまりに体重を10キロ近く落としましたことも
夜眠りに入れず ずっと起きていましたことも
食事がほとんど喉を通らなかったことも

・・・今ではまことに幽かな思い出のようです。







今になりまして本当に、ようやく決着致しました。

解決したわけではありません。
事態は元には戻りません。

しかし、これで良かったのだと
私自身 心から納得することが出来たのです。



詳細は申しません。
これからも申し上げることはないでしょう。
実に些細なことです。

実に些細な、しかし、当時の私にとりましては
紛れもなく「アキレス腱」ではありました。





あの時、支えて下さった全ての皆様に

本当にありがとうございます と
心からの御礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。





2003年5月。

その哀しみに出会ったときからずっと、ずっと
この小さな世界・・「ひよきちわーるど」をご覧下さいまして
そして あたたかく支えて下さいまして

本当にありがとうございます。




哀しみに深く沈んでいたこの月日は
私にとりまして

かけがえのない日々と そして、宝物の日々となりました。





2007年12月。

本当の意味におきまして ようやく復活です。














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Last updated  2015.05.06 20:00:20
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