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ひよきちわーるど

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2007.12.09
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カテゴリ:日本の美
今日は、大好きなブログについて書いてみたいと思います。

毎日訪れるそのブログには
風が吹き 月が輝き 美しさにあふれています。



・・・・ここにひとつの和歌があるとしますでしょう?

私たちはその歌をひとつのきっかけとしまして
平安の都へ いにしえの世界へといざなわれていきます。


けれど その和歌の世界に入っていったとしましても
そして その和歌の世界にて花が美しく咲いていたとしましても

その花は 私たちの目の前で咲いているわけではなく
もしも例えるとしましたら 
透明なガラスの壁の向こうで咲いている・・・おそらくはそんな風に思うのですね。

確かにその花は咲いているわけではありますが
その花の香りも 吹く風の感触も
風にそよぐ葉擦れの音も 何も私たちには届かないのです。

ただ、辛うじて
冷たいガラスの壁の向こうで咲く花の姿を確かめるのみ。




そんな時に ふと思うのです。
そんな風に私たちは ガラスの壁を通してのみ
向こうに咲く花の姿、緑の木々を眺めているわけではありますが

時折、稀に そんな私たちを
ガラスの壁の向こうにまで連れて行って下さる方が現れるのです。

・・・私の拙い言葉よりも
実際にこのページをご覧頂けたら・・・と思います。



大弐三位 - はるかなる もろこしまでも

鴨長明 - はしゐつつ むすぶしづくの

進子内親王 - ひらけそふ こづゑのはなに

藤原家隆 - ながめつつ おもふもさびし

藤原為家 - とまらじな くものはたてに

崇徳院 - もみじはの ちりゆくかたを

伊勢 - みづのおもに あやおりみだる

九条左大臣女 - にはのおもの ひときのまつを

正徹 - さゆりはの しられぬしみづ




その方は ガラスの壁をいとも簡単に通り抜けることができて
その 壁の向こうに通じる扉の鍵を持っていらして

かたん、と音をたて扉を開け
私たちをいにしえの世界へと連れて行って下さる そんなふうに思うのです。




その方に連れられて入り込むその世界には
風が吹き鳥がさえずり

その方が指さす方には 花の上にて露が結ばれ
時折吹く風に 音もなく散る


山の端にあらわれる月

音をたて吹き過ぎる風の音









時折、思うのです。

自らだけではなく他の者をも
平安の都に いにしえの国にいざなう人はいるのだと。

類い希なる人は 確かにいるのだと。














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Last updated  2015.05.03 13:40:06
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