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ひよきちわーるど

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2008.02.06
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カテゴリ:娘に

大変遅まきながら
今頃になりましてバレンタイン物語でございます。
そう、もう1週間も前のことになるのですね。

・・・1週間前の夕刻
娘が、いきなりこう切り出したわけです。

「お母さん、私な、実は好きな人おんねん。」
「で、手作りチョコ、渡したいねん。」



私、一瞬 硬直致しましたね。
いや、驚きのあまりに、ではないわけです。

き、君はぁ、何故にもっと早くに言わないのだ!
もっと早くに言ってくれさえすれば
この前のオープンスクールの時に、君の思い人を見に行ったのに!
(目的が違うことは この際さておき)

それにせめて運動会、いや、音楽発表会の時に教えてくれていたらば
(あくまでさりげなく)チェックできたのに!
(何をチェックするかは この際さておき)





しかし、彼の人の名を聞いて しばし沈思黙考。

・・・・知らない人だ・・。

名前も聞いたこともなければ顔も全く浮かばない。
写真を見せてもらったのだけれど やはり知らない人である。





で、一体君は その人のどこに惹かれたのかね?と訊いてみたらば

「面白いとこ。」





・・・いや、例えばやね
「優しい」とか「性格がいい」とかいろいろあるではないですか。
「頼りになる」とかやね。

しかし、あくまで彼女が言い張るには「面白いところがいい」そうで。
男性の好みのタイプ、彼女と私とでは全く違うことをば発見。




それに 手作りチョコと一緒にお手紙も書いたそうで
念のためどんなことを書いたか訊いてみますと

「風邪ひかんように気ぃつけや!」

「気ぃつけや!」って、あなた・・・(困)。




学校で渡すのは恥ずかしいのでおうちに持っていくこととなり
しかし!娘も私も彼の人の家を知らない。
住所も知らない。
一体どこに持っていけばよいのだ。

「一斉下校の時、どこの地区に並んでる?」と彼女に訊けば
「○○ちゃんと同じとこらへんかなあ。」とのこと。

おお、そうか。
○○ちゃんなら 確か△△地区ではないか。
では、その地区をしらみつぶしに探せばよいのであるな(大変だ)。




手作りチョコを胸に抱え 娘は私の運転する車の後部座席へ。

・・・何やら耳を澄ませば
ぶつぶつぶつ何かの予行練習である。



「私、○○君と同じクラスの○○と申します。
 学校で渡せなかったのでお持ちしました。」

「○○君、いらっしゃいますか?」

「あ、そうですか。ではこれを○○君に渡して頂けないでしょうか」





・・・何やら彼の君が不在だった場合に備えての 予行練習のようである(笑)。





そしてついに 彼の君の家とおぼしき建物発見!
娘は心なしか頬を染め チョコを手に玄関へ。

胸ときめかせて行ったはよいけれど
どうやらそこは彼の親戚筋のお宅だったらしい。
そのお宅にて 彼の君の家について教えて頂いたようである。




「○○君の家、本当はどこなの?」

「あのな、この近くのな、三角の屋根の家やて!」

「そうか!三角ね?」



そう言って車のエンジンをかけ始めた私は
・・・ふと 我に返った。




「普通、家の屋根って みんな三角やんか!」







・・・それから更に数十分後。
ようやく目的の家発見・・・(よれよれ)。
何とか無事にチョコレートを渡すことができたのでした。





その日の夜、そのことをパパに報告しましたらば
「ふーん。」と言って和室に寝そべっています。

・・しばらく考え事をしていたようではありますが
ごろんと寝返りを打ちながら「どんな人なん?」。

・・・気にしてない風を装いつつ
実のところは気になって仕方がない様子。







そんなパパを見ながら

12年前 娘が生まれたその日の夜
「みいちゃんがBF連れてきても、俺は絶対会わへんからな!」と言っていたことを

「みいちゃんが大人になっても
 俺のことは『パパ』って呼んでもらうねん!」
「で、たまには一緒にデートすんねん!」と言っていたことを


ふと、思い起こしました。












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Last updated  2015.05.01 23:35:20
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