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カテゴリ:季節の美
またもや久しぶりの日記となりました。 ここしばらく体調不良が続いておりましたが やはり連日の疲れが相当にたまってきていたのでしょう 先日つよい胸部痛に見舞われ 危うく病院送りとなるところでした。 あまりの痛みに耐えかね 娘に背中を押してもらっているところに、夫が帰宅。 何とか事なきを得ましたけれども・・・それからは余り無理をすることなく 自分のペースで毎日を過ごしておりました。 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので 10月初旬を過ぎるあたりから冷房もさほど必要ではなくなってきました。 玄関を開けますと ふわりと金木犀の香。 我が家の小さな花壇から そしてお向かいのお宅から その香は届いて参ります。 娘も「・・きれいな色」と呟きながら その金色の花を見上げています。 その金木犀の根元には吾亦紅の花。 そう、今年になりましてようやく一輪だけ咲いてくれたのです。 数年前に根付いたものではありましたが、いつも葉だけ茂らせて 一向に花を咲かせてはくれませんでした。 ・・・吾亦紅の花って、とても地味でしょう? でも、それでも、愛らしいと思う。 ようやく咲いてくれた彼女に 「ようこそ、この世界へ。」と声をかけたくなりました。 確かに 長い冬を越え春に咲く花たちにも愛情を感じるのだけれど この、秋に咲き継ぐ花々も変わらず愛おしい。 伏し目がちに 少しはにかむように微笑む そんな人を思わせる。 数年前に 祖母を偲びつつ 「吾亦紅」の日記を書いたけれど 秋草はいつだって 懐かしく 慕わしく思える。 ・・・人は 秋草のそばにいると 心がしん、となるものなのかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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