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ひよきちわーるど

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2008.11.05
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カテゴリ:think about myself
昨夜は仕事から帰ってきて、そのままバタンキューとなってしまった。
夕食や入浴は仕事の前にすませていたので
本当に、そのまま床についてしまった。

いや、夫と少し会話をしたのかも知れないけれど
その記憶も朧である。

昨夜は午後9時過ぎに就寝、そして今朝の起床時刻は何と午前7時(驚)。
夫の勤行する声に・・ようやく起こされた状態である(ごめんなさい)。




こんなふうに心底疲れ切った夜
そして長時間の睡眠をとった夜には 必ず長い長い夢を見る。



昨夜は・・・自分がかなりの高齢になっている夢だった。
夢の中の私は、自分の年齢を想い、そして命の余り長くないであろうことを思い
元気でいるうちに高名なお茶のお道具を拝見したいもの、と願っていた。

夢の中では、お茶で知り合った友人がそのお道具を所有しており
近々ご自宅にてお茶会を催すということになっていた。

そのお道具は 近いうちに美術館に寄贈されるとのこと、
であるから、実際にそのお道具を手に取る機会はこれが最後ということだった。



お茶会当日 夢の中で私は4、50代とおぼしき自分の娘に手を引かれ
お茶室へと向かっている。

着物の裾がもつれ 足も思うように動かず
もどかしい思いをしながら、であった。
(うふふ、おそらくはお布団が重くて足が動かなかったものでしょう)





お茶室の畳の色
自分の斜め前に座っている娘の横顔
そして 娘の纏っている薄桃の着物

お道具を間近で拝見する私に
娘が「お母さん、よかったね」と声をかける。




・・・夢から覚めたあとでも 
今、聴いたばかりの娘の声が耳元でこだましていた。

畳に手をついて お道具を拝見する自分の両手の何という細さ。
茶室の中の薄暗さ。



余りにリアルで 夢から覚めたあとでも 
寝床の中で思わず自分の両手を確かめてしまった。




夢の中ではいつだってそう。

数年前「幻の家」というタイトルで日記を書いたけれども
自分は、今の自分とは違う人間になっていて
住んでいるところも何もかも違っていて

けれど、夢の中の自分はそれらのことに何の疑問を抱かずに
知らないはずの家の中を、自由に歩き回っている。

夢に出てくる建物もいつも同じ。



現実の今の私が知らないことを 夢の中の私は知っていて
その建物が何なのか、私は何処の人間なのかもおそらくは知っていて

・・・そう、夢の中の私と現実の私は同じであるはずなのに
でも、何処か、違う。



もしも、幼い頃から繰り返し見ているこれらの夢が
自身の過去世に纏わるものであるならば
では、来世の私は、一体どんな夢を見るものだろう。


今、自分の住んでいるこの家が
夢の中に、朧に出てくるとでもいうのだろうか。


そして繰り返し夢に出てくるであろう今のこの家を
遠い未来の私は 記憶の断片を繋ぎ合わせながら
何処か懐かしく、不思議な想いで振り返るのだろうか。






・・・・何を馬鹿なことを、と思いながら

ふと そんな思いに囚われていたりする。














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Last updated  2015.03.23 10:22:33
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