ひよきちわーるど

おかげさまで義父も退院致しまして
ようやく、普段の生活に戻って参りました。

入院に際しましてはお見舞いのコメント、メールを頂戴し
まことにありがとうございました。


このたびの家族の入院で痛感しましたこと。

それは、支える側の体力も相当にものを言う、ということでした。
ともかくも、介護する側の体力がないことには
何事も乗り切ることはできないのだと。

今回は　どういう訳だか私の体調が思わしくなく
殊に胸部痛に悩まされまして
自宅にありましては家族に背中を押してもらい
その場その場をしのいできました。

夕刻から翌日の朝にかけ全身に蕁麻疹。
直径１０センチほどの蕁麻疹がいくつも出てきまして
さすがにこれには参りました。



・・・・少々のことでは参りきりになりませんけれども
しかし、こういう状態の時に自身を支えてくれる存在がないというのは
さすがに辛いなあ・・・と。

自分がどんな健康状態にありましても
現状におきましては、お昼間に車を運転しあちこち動けるのは私だけですので
やはり動かざるをえません。

夫には、「しばらくの間、我が家は魔窟になります」と宣言し（笑）
それと同時に、家の中のことも
夫と娘に少しずつ協力してもらうことに致しました。


本当に有り難かったのは、義父母の心遣いです。
私の身体のこと、仕事のことをいつも気遣って下さり
病院に行くたびに温かな言葉をかけて下さいました。

いたらぬ嫁ではありますが
自分にできることは可能な限りやっていこうと思い
・・何とか、未熟なりにも
義父の退院の日まで頑張ることができたのではないかと思います。



このたびのことで、支える側の体力、気力の大切さを思いました。
私も少しずつ年を重ね　
おそらくは今以上に無理のきかない身体となっていくことでしょう。

その中で如何に介護するための体力を温存していくか
これが、これからの自身の課題となりそうです。



この楽天に来たばかりのころは
小さな子どもを持つ３０代のママではありましたが
いつしか、親を介護していくべき４０代中盤に。

正直申しまして
自身の故郷を遠く離れたこの関西の地で
子どもを抱え仕事を持ち　夫の両親のことを考える・・

不器用な自分に一体どこまでできるのだろうと
不安になることもありますが
全て、大好きな夫の人生にお供させて頂いているが故の出来事です。

・・そのことを思えば　自然に力も出て参ります。




昨日の夕刻、娘を歯医者に連れて行った帰り道
道の端に　定家かづらの咲いているのを見つけました。

白い野茨も　桐の花も
慎ましく咲いています。


初秋の頃の花も好きだけれど
春と夏のあいだに咲く白い花々も好き。



立夏を迎えたばかりの夕刻に
かすかに　風に揺れていました。