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ひよきちわーるど

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2009.06.17
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カテゴリ:白洲正子氏

シリーズもの、第3弾です。

余り、こういうかたちでは日記を書くことはないのだけれど
氏についてだけは特別。
書けるときに、書いておきたく思います。



今日もまた「白洲正子 私の骨董」について。
このたびは茶碗、酒器、漆器について書いてみたいと思う。


まずは「志野筍文筒茶碗」。

色も佳いけれど、まず、かたちがよい。
見ていて何だか危なっかしげで(笑)、とても、初々しい。




次いで「黒織部茶碗 銘 夕だすき」。

この黒は・・・なんて深いのだろう。
手に取ってみたらどんな感じだろうと思った。




「絵志野盃」

・・・もう、このあたりで、こんなふうに思うのだ。
こうやって「夕だすき」だの筍文の筒茶碗だの見せられたらば
今後、他のお茶碗を買えなくなってしまう(笑)。

だって、この本に出てくる品々のように
こんなにも自分の好みに合致したものに出逢ったら

(うーん、上手く言えないのだけれど)
自分の心の鍵穴にぴったりの鍵を持ってこられたら
もう、ね。  降参ですよね。


この「絵志野盃」だって、見た途端「うわ!」だけ。
情けないことだけれど、それ以上の言葉が出てこない。

確かに物の本で調べれば この盃についての専門的な知識は得られるかもしれないけれど
でも、それはあくまで外側からくっつけたものでしかない。

ひとつの「もの」との出逢いは 知識や解説や、専門家の言葉ではなくて
(もちろんそういうものがあったに越したことはないけれど)
やはり、自分の心の「共鳴度」だと思う。



次いで「唐津盃」。

・・・この盃を前にしたら
思わず居住まいを正してしまいそう。

端正。慎ましやか。




「堅手盃」。

この盃が一番好きかもしれない。
色がすっきり、美しい。

いつも手にして大事にしていたい、と思わせる品。




根来四ツ椀 五客」。

なんて艶やか。
椀のかたちも美しく、殊に手前の小皿など・・・思わず手に取ってみたい、と思わせる。





最後に この本に書かれてあった氏のお言葉を。

「この本は一応「私の骨董」としたが、先にもいったように
 人様から拝借したものが、数多く入っている。

 中には重文級のものも交じっているが、私たちはそんな勲章には興味がなく
 ただ同然の下手物の中にも同じくくらい美しいものがあることを見て頂きたい。」









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Last updated  2015.03.21 00:38:23
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