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元来、建築物にはさほど興味を持っておりませんが 過去に一度、「おおお!」と興奮した建物がありました。 そう、姫路文学館です。 何と言いましょうか 階段でしたか、建物内部の何処でしたか、上に上にのぼるにつれ 山賊になった気分が致しまして いや、山賊という言葉がふさわしくなければ 山頂を目指すクライマーでしょうか(意味不明)。 ともかくも 自身の奥深く眠っていたであろう「少年」の部分が 突如として目覚め、 階段の途中から大空に向かい 「やっほー!」などと言いたくなり (思っただけです、思っただけ。) なにやらこの建物は 私にとりまして特別なものとなったわけです。 あとになりまして この建物の設計は安藤忠雄氏によるものと聞かされたわけですね。 その時になりまして初めて 「安藤氏、恐るべし・・」と思ったわけです。 元々建築物には興味がありませんでしたので それからしばらくの間、安藤氏のことにつきましては ほとんど考えることもなかったわけですが 今年、家族で兵庫県立美術館に行きまして そこの「エレベーターホール」なるものに 釘付けになってしまったのです。 こ、この不思議な空間は何なのだ!と。 正直申しまして その日に行った展示会の内容よりも、この不思議な空間・・・ 「エレベータホール」のことで頭がいっぱいになってしまったのです。 え、前回の文学館では山賊になってしまった私ですけれども 今回のこの美術館では雀ですね。 あ、ツバメでもよろしいです。 この摩訶不思議なエレベーターホールの空間を 小さな鳥になって思う存分飛び回りたい、と切望したわけです。 その日行われていた展示会・・・・「だまし絵展」ですけれども その「だまし絵展」から出てきたばかりの妙齢の女性が どこか思い詰めた様子で エレベーターホールの最上階から下の空間を無言で見つめている・・・。 傍目から見ますと、その「だまし絵」なるものの あまりの素晴らしさに声も出ない、といった風なのですが 実は彼女の頭の中では、一体どうしたら このエレベーターホールの空間を自在に飛び回ることが出来るのだろう、などという考えが もの凄い勢いでスパークしていたわけでして。 ・・・・その日の夕刻、 「だまし絵展はどうだった?」とにこやかな笑顔で訊いてくる夫の両親に 私は・・・自分が雀だったらよかった旨を報告し いや、展示会の報告もきちんと致しましたけれども ・・・その、いや、いいんです。 お義父さん、お義母さん こんな嫁でごめんなさい b(T‐T) その時に、義母より 今日行った美術館もまた安藤氏の設計によるものだと 教えていただいたわけですね。 ・・・・びっくり致しました。 そこで初めて、そうか、私はもしかしたら 氏の設計が好きなのかもしれない、と。 思わず、インターネットで氏の設計による建物を調べ すかさず行ってみたくなったのですが そこで、はた、と手は止まったのです。 文学館にせよ 美術館にせよ それまで、氏の設計によるものと知らぬまま訪れ そして その建物に驚き、感動したわけですね。 何の先入観も知識もないまま実物に触れ、 素直に感動した自身の感覚をこそ大切にしていたいと思いました。 ネットで調べ上げ 最初から「これが氏の設計によるものだ」と思いながらの訪問では おそらく何かが違ってくるのでは・・・と。 ・・・上手くいえません。 これからも 敢えて調べたりはせず 機会があれば他の建物にも足を運んでみようと思います。 しばらくは子育て、仕事等で忙しく おそらくは無理かと思われますが・・・。 幸運にも 再び氏の設計に出逢うことができたならば このひよこ、 今度は一体、何に変身するでありましょうか(*^‐^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.16 15:43:00
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