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カテゴリ:季節の美
霞立ち木の芽も春の雪降れば 花なき里も花ぞ散りける 紀貫之 古今 折にふれ 雪国にお住まいの方のブログにお邪魔しているけれど 掲載されている記事の中に 今の時期、枝々に白い花を咲かせた見事な樹の写真があった。 こんなにも美しく、たくさんの花を咲かせている樹木・・・ 一体どんな花なのだろうと目をこらしてみれば それは、枝に降り積もる白雪であった。 ・・・確かに一瞬、その美しさに心をうばわれたものの その次の瞬間には、樹の表面に降り積もった雪の冷たさが思われ この樹は今、どんなに寒い思いをしていることだろう・・・と その樹に降り積もる雪を手で払いのけたくなった。 きっと私、この樹のそばにいたら大急ぎで雪を払いのけ でも、樹を抱きしめることはできないから ただ、そばに立って 「もうすぐ春が来るからね」と話しかけていたかもしれない。 「それまで頑張れ、頑張れ」と、祈るような気持ちで。 もしも、ひよこが平安王朝に生きていたらば うたびとたちが 枝に降りかかる白雪を花に見立て その美しさを味わっているさなかに (もしかしたら誰も見ていない隙を見計らい) 「寒かろう、寒かろう」と樹々に話しかけながら 枝に積もる雪を端から端から振り払っていたりして^^ で、公家の皆様から 「誰じゃ。このような無粋な真似をしておるのは」なんて お叱りを受けていたりして。 うふふ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.15 10:19:57
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