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カテゴリ:生と死
10歳で死ぬ人にも、10歳の中に春夏秋冬の四季がある。 20歳で死ぬ人にも20歳の四季がある。 30歳、50歳、100歳で死ぬ人にも、それぞれの四季がある。 吉田松陰 「留魂録」 今の自分は一体どの季節にいるのだろうと問うてみる。 身体的なことのみ考えれば、現在44歳。 よって、日本人女性の平均寿命の約半分を生きてきたことになる。 そのことを考え合わせれば 私自身の人生の四季は・・・今は初秋の頃になるのだろうか。 けれど、自分自身では、初秋とは思っていない。 確かに身体的なことのみ考えれば 秋の入り口にさしかかっているのかもしれないけれど けれど、自分の心のうちをのぞき込めば 秋などとうの昔に過ぎ、今は冬である。 身辺整理を始めた。 自身の死について考え込むことが多くなった。 そのための準備を始めた。 娘を育てつつ、自身の死の準備を少しずつ始める。 気が早いなどとは毛頭思わない。 平均寿命などあくまで統計上のことであり 個人の寿命は、まさにそれぞれである。 殊にこの1年、胸の底の この寂寥感は一体どうしたことだろう。 同時に 急がなければとの思いも常にある。 理由は分からない。 自身の今まで生きてきた仕上げをしつつ 同時に 1日1日を大切に味わって生きてゆく。 自身の置かれている今の季節は冬なのだと思い定め そしてこの冬の期間が 出来る限り長く長く続くように、と祈り続けてゆく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.12 09:01:34
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