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カテゴリ:日々是多忙
ここはどこ? 私は誰? そしてこれは何?と ご近所にお配りするカイロを手に しばし呆然とするひよこではあります(笑)。 ああ、そうか。 民生委員の大変さっていろいろあるのだろうけど 訪問する相手先の人に、なかなかお会いできないという苦労もあるのね。 このたびはカイロだから良さそうなものの こ、これが生ものだったら・・・と思うと 背中のあたりが凍り付きそうになる (*`◇´) 皆さん、朝早くからデイサービスに行かれ、お帰りになるのは夕刻。 そしてその夕刻からは警戒して 誰が来ても決して玄関のドアを開けないという慎重さ。 お願いです。怪しいものではありませぬ故 そのドアを開けてくださいませ(涙)。 新聞集金も慣れてきたとは言うものの やはりこの冬空のもと、大変である。 きちんと着替え、お化粧も直し 寒い中がたがた震えながら伺っても、お留守。 え、それが8回目ともなりますと 目眩がしそうになります(笑)。 でも「あんたが集金に来る限り、ここの新聞ずっと取ったるで!」と 言っていただくと・・・やはり心がほかほかとなります^^ 無口なおばあちゃまが いきなりたくさんの小銭を出され 「今月の新聞代は小銭で払うからな」と。 どうしてかな?と思っていましたら 「私もな、若い頃、集金業務しとってん。 あんた、小銭がのうて苦労しとるやろ。」と。 ・・・これにはびっくりしました。 そうなのです。 毎月、集金をする時には、大量の小銭と千円札が必要になるのですね。 どんなに前もって用意していても途中でそれらは無くなり スーパーでちょこちょこ買い物をしては おつり用の小銭を作っていたのでした。 本当に有り難いなぁ・・・と思い 心から感謝をしつつ、その新聞代を頂戴したのでした。 この民生の仕事にしても 新聞集金、そして月に1度出席する短歌の会にしましても 70代後半から80代の方に接する機会が多いのですが、 本当に多くのことを学ばせていただいています。 日頃は心強く生きてはいるけれど 秋の夜の更けゆくなか 独りでいるのは耐え難いと詠う人 80代になり、頼りとしていた50代半ばの息子さんに先立たれ それでも笑顔で明るく生きる人 癌を宣告され、病床での歌を提出なさる人 ・・・本当に様々です。 確かに今は 嫁、母、妻として生きるので精一杯でして 瞬く間に日々は過ぎてゆきます。 1人の女性としての楽しみなど しばらくは何処かに置かざるを得ない日々。 他の 同じく40代半ばの女性に想いを馳せつつ みんな、ぎりぎりの状態で頑張っているのだろうなあ・・と 今は、誰か他の人のために生きる時期なのだと思い定め 前に進んでいくしかないのだと思います。 うふふ、願わくば ひよこが年を取ったとき 「小銭ば、なかでしょ。 ここにぎょうさん貯めとったから これを持っていきなはい。 おつりば作るために お店で無駄な買い物したらいかんよ。」と 入れ歯の入った口で ふぉっふぉっふぉっと笑いつつ 新聞集金の人に渡せたらいいな b(*`▽´) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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