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カテゴリ:着物
ここ1ヶ月ほど、ほとんどお休み無しの状態が続いておりましたので
もう・・・心身ともにダウン寸前でした。 今日になりまして、ようやくお休み。 ゆっくりと時間をかけて部屋の掃除をしたり 身体を休めたりしています。 ・・・先月、12月半ばくらいだったかな? 時間をこじ開けて、ある展示会に足を運んだのですね。 そこで目にしたのが・・・あまりに美しい紬。 展示会の入り口に足を踏み入れたとたん 目に飛び込んできたのでした。 その色合いの深さ、なめらかさ。 草木染めの・・美しさ。 ため息とともにずっと眺めておりました。 お店の方が近くに来られ すすめてくださるのですが その作品の美しさに惹かれるからといって では、それを自分の手元に置くのか?となりますと 少し違うようにも思われて。 ・・・上手く言えませんね(笑)。 確かにその紬の色合いは 見る者の心をとらえます。 この着物にはどんな帯が似合うだろうかと考えるのも楽しかった。 けれど 自分の手元には置かない。 置かない、というよりも置けない(笑)。 確かに、価格の面でも購入できないものではなかったのだけれど なんだか・・・自分にはもったいなく思われて。 こんなこと、実家の妹やお友達に話したら 「はぁ?」と言われそうだけれど(笑) 美しいものを前にして尻込みしてしまう気持ち 自分には似合わない、とすぐに諦める気持ち 分かる人には分かってもらえるんじゃないかなと思う。 ・・・12月、年の瀬にさしかかりつつある神戸の街での 美しい着物との出逢い。 ほんの半月あまり前の出来事ではありますが 今も思い起こすたび こころは仄かに華やぎます。 そう、ちょうど半月あまり前は 義母の入院、自身の体調不良、民生委員としての初めての仕事など 心身共に大変な時期ではありました。 ・・・そんな時に出逢った美しいもの。 美しさとともに過ごした僅かな時間。 おそらく、その着物に再び出逢うことはないけれど 慌ただしい毎日、忙しさに押しつぶされそうだった私の心を 優しく 穏やかに包んでくれました。 ・・・小さな幸せを胸に抱え 家路へと向かう私に それは まるで 天からの贈り物のように思われたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.04 23:03:17
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