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カテゴリ:日本の美
今も忘れられない茶碗がある。
名は「膳所光悦」。 普段、美術館に足を運ぶときには 解説に目を向けないようにしている。 解説その他に気を取られ 作品そのものを観ることができなくなるから。 知識を詰め込んで その作品を知ったつもりになってしまうから。 誰が作ったのか、どの時代のものか 見所はどこなのか そういうものは後で調べればいい。 まずは 作品にぶつかる。 おお!と思ったときに 初めて解説に目を通す。 有名な作品に対し「おお!」とならなくても 落ち込まなくていい(笑)。 縁がなかっただけだ。 ・・・この「膳所光悦」の場合は、見たとたん 「うわ!」と叫んでしまい(笑) その場から離れられなくなってしまった。 その茶碗を通して 誰かがこちらを見つめているようだった。 茶碗の後ろに光悦その人がいるように思え ・・・そうか、これが光悦の内なる宇宙なのだと 素直に、そう感じた。 と同時に 自身に秘められている宇宙を 自分はどういう方法であらわせばよいのだろうと。 いや、その前に 自分の中にどんな宇宙が拡がっているのか?と。 自らに問え。内なる宇宙を探れ と 誰かに突きつけられたように感じた。 いや、誰か、ではないなぁ。 やはり 光悦だ。 だとしたら、光悦は・・・激しく厳しい人だったのかなと。 まるで活火山、台風の目。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.04 16:47:57
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