ひよきちわーるど

８年ほど前から少しずつ貯めてきた預金が
ある程度まとまったものとなりましたので

（少し早いように思われますが）娘のお嫁入りの準備として
帯をあらたに購入することに致しました。

娘はあまり好みではないようですが（笑）
このたびは龍村の帯を。

華やかな紋様であるにもかかわらず
まわりと見事に調和し　まことに美しい。

これでしたら、娘、そして孫娘へと
伝えていけるものと思います。



不思議なことに　自身の纏うものとなりますと
何が何だか、さっぱり浮かばないのですが（笑）

娘のお着物となりますと　色合い、デザイン・・・
もう、ありとあらゆるイメージがわいてきまして
夜など寝付けません＾＾



独身の頃・・・もしくは結婚したばかりの頃などは
これでも自身のいでたちについてあれこれ考え楽しんでいたものですが
（信じてください）

娘が生まれてからは、育児にほとんどのエネルギーを注ぎ込み
ふと気付けば　あれ？私は一体何を着ればよいのでしょう、と
ちょっと分からなくなってしまったのです（笑）。
そして、おそらくそれは今でも続いています。



年頃の娘を持つ、この４０代半ばともなれば
意識は自身のことよりも、我が子に移っていきます。

確かに自分自身の身だしなみはきちんとし、
他人様に不快な思いをさせぬよう心配りはしていきますけれども

身だしなみ以上のこと・・・例えば、自身のお洒落につきましては
さほど考えぬようになっていくのではないか、と。
おそらくは　和装洋装に限ることなく。



私たち４０代半ば・・・・・自身の華の時期は過ぎているのだ、と
これからは次の世代の人たちが存分に花を咲かせていく時期なのだと悟り
舞台を譲るべきでしょう。





・・・高校受験を無事に通り抜けた暁には
娘と２人、どんな帯にしようかさまざま語り合い
楽しみながら購入していきたいと思います。


少なくともあと十数年後には訪れる
娘のお嫁入りに想いを馳せつつ＾＾