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カテゴリ:災害関連
震災が起こって間もない頃 テレビカメラの前で 「(家族)みんな死んじゃったよ。 私、1人になっちゃったよ」と テントの中で泣いていた女性のことが ずっと忘れられないでいる。 その方は今、どうなさっているのだろう・・・と 名前もお住まいも分からないのだけれど ずっと案じている。 そんな時、「1人じゃないで」と声をかけてあげられるのは やはり同じく、たった1人になった人だけなのだと。 家族みんな無事だった人が「1人じゃないで」と声をかけたとしても その声は、おそらくは相手の心にまで届かない。 「がんばろう日本」とか 「日本のみんなで乗り越える」という言葉を ネットでもテレビでも眼にするけれど 「がんばろう」という言葉を使えるのは 東北の方々からの自発的なものである場合においてのみ、ではないか。 そして被災地において活動をなさっている方々。 上手く言えないけれど・・・そんな気がする。 原発にて被爆し、入院なさっていた方も たった数日で退院なさったと記憶しているけれど その方々は、あれからどういう状況なのだろうか。 その情報が全く流されていないようなので (それとも私が気付いていないだけか?) 心配している。 今、福島原発にて作業なさっている方々の情報も 信じ難いほどに少ない。 こうまで少ないと 政府が情報統制を行っているのでは?と勘ぐりたくもなる。 いや、「勘ぐる」などというものではなく 今ではもう「確信」に近い。 政府が行っていることは、国民のためなどではなく 自分たちの保身のみ。 「国民がパニックを起こさないようにするため」などと言っているけれど では、パニックがそれほど怖ろしいものなのか? そんなばかげたパニックを 私たち日本人が本当に全国各地で引き起こすとでも思うのか? 政府が本当に怖れているのは、パニックそのものではなく 自分たちが「国民を統制出来なくなること」 もっと言えば 「国のトップにいる自分たちの言うことを、国民がきかなくなること」ではないか。 与党が民主党だから、今のような状況に陥ったとは思わない。 おそらくは自民党が与党であったとしても 似たような状況になったことだろう。 要は、どこの党であろうと 国のトップに立つ人間の資質の問題である。 権力の魔性とはよく言ったもので いったん強大な権力を手にした人間は 他の人間を「手段化」しようとする。 要するに、自分の言うことをきかせたくなるものらしい。 この傾向は誰にでもあるものであって 何も政治家に限るものではない。 隣近所に住む善良なおじちゃん、おばちゃんが 仮に強大な権力を手に入れた場合においても同じである。 このたびの震災、原発のことで この国が 先の大戦から少しも変わっていないことを痛感。 おそらくは国のトップに立つ人間の資質が 60数年経っても変わっていないということだろう。 私たち国民は 政治を監視し続けていかなければならないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.28 09:43:25
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