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ひよきちわーるど

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2011.07.21
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カテゴリ:災害関連


このところの夕暮れが好き。

こんなにもくっきりとした夕焼け空。
地に落とす影もまた美しい。


風にひるがえる樹々の葉。

何処か深い森に分け入り
独り 風の音を聴いていたいと思う。



……………………………………………………………………………………



21世紀初頭のこの原発問題を
後世の人々はどのような思いで振り返ることだろう。



放射性物質に対しては
あくまで封じ込めが基本。

なのに、セシウムは肉牛を通して全国に広がってしまったし
問題は肉牛だけではない。

鳥や、豚、野菜、水、土までも汚染されていることを思えば
(申し訳のないことではあるけれど)
福島、および周辺地域の農畜産物を流通させるべきではないと思う。


あろう事か、地産地消と称し
福島産の牛肉を学校給食に使った自治体もあるという。

その学校給食を口にした児童、およそ1000人。
保護者の方々はどれほど怒り、心を痛めておられることだろう。




「福島を応援するために福島産の農畜産物を購入する」という考えは
一体どこから出てきたのだろうか。

自治体? それとも国か?


本当の意味において福島を応援するのであれば
国は福島の農家の方々に転職をすすめ、
これからの暮らしの道筋がつけられるよう
十分に保証していくべきではないのか。

それを、何を思ってか
「福島の特産物を購入しよう」キャンペーン。

まるで逆だ。





数百年先の我が国を思えば
汚染物質をこれ以上拡げるべきではない。


放射能によって傷つけられた遺伝子を、未来に引き継がせてはならない。

もしも、今の若い人々の遺伝子が放射能によって傷つき
それが次の世代に受け継がれるとするならば
数百年先の日本人は一体どうなってしまうのだろう。

癌や白血病の患者が増加し
最早、この国はたちゆかなくなるのではないか。



たちゆかなくなるとは経済面を言っているのではなく、
私たち日本人の 民族としての存亡を言っている。

考え方が大袈裟なのかも知れないけれど、これが正直な気持ち。




・・・自分の心の何処かでは
そんなに心配せずとも大丈夫ではないかという思いもある。

けれど、不安もまた、同じく渦を巻く。




・・・宮城県東松島市の宮戸島に伝わっている言い伝え
「大きな地震が起きた場合には、石碑より上の高台に逃げること」というもの。

この言い伝えが このたびの震災において多くの島民の命を救うことになる。


この石碑は、西暦869年「貞観地震」のあとに建立されたもの。

自分たちのように苦しんでほしくないとの先祖の想いが
1000年もの年月を超え 島民を守ってくれた。





被災地から遠く離れた関西の地で
独りあれこれ思い煩っても詮ないことではあるけれど
けれど 考えずにはいられない。


数百年先、千年先の子孫のために
今生きている私たちは、一体何をするべきなのだろう。










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Last updated  2012.07.21 00:37:56
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