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ひよきちわーるど

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2012.01.16
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カテゴリ:生と死


手術を受ける前には・・・頑張って乗り越えさえすれば
病院と縁を切ることが出来ると思っていた。

痛みや体調不良も一気に改善されると。

そしてまた
組織検査が良性でありさえすれば大丈夫だと思っていた。



結果、そのことごとく 予想を裏切り
病院との縁を切ることも叶わず
痛みや体調不良は変わらず

そして良性であったにもかかわらず
再発の不安を持ち続けなければならないことに。




再発したとしても 完治を目指せるのであれば
こうも悩まずにいられたのだろうけれど

いったん再発してしまえば
抗癌剤も効かず、治療法もなく
1年生存率は98パーセント、5年生存率は20~48パーセント
10年ともなればさらに数値は低くなる。

この日本国内において
今まで5年以上生存できた人は22名のみ。



再発を防止するための薬も治療法もない。
症例があまりに少なくデータもほとんどない。

病院の先生も「初めて見る症例です」と。
これからどうなっていくのか執刀医にもわからない、とのこと。

何から何まで手探りなのか・・・と。



そういう様々なことを考え続ける自分と
いや、まだ再発したわけではないのだから、と
自身を元気付けようとする自分とがいる。

それと同時に
再発するわけがない、再発などしてたまるかと思いつつ
けれど 何処かでその時のために備えようという気持ちも。

要するに、自分の気持ちなんて刻一刻と変化し
不動なんてことはあり得ない。




前向きの気持ちと、明るい方に眼を向けようとする想い、
そして万一の時のために備えようとする気持ち。

どれも全て、私の想いである。





・・・今日は16日。

3日後に
再発しているかどうか、第1回目の検査結果が出る。

こういう検査を これからずっと(生きている限り)
続けていかなくてはならないのかと暗澹たる気持ちにもなるけれど
仕方ない、生きていくために必要なことだ。




希望を持ち続けることと
万一に備えることと
同時進行は本当に難しい。


私自身、数年後の娘の成人式の振り袖姿を楽しみにしながら
一方では(遠い将来に備え)娘に赤ちゃんの離乳食の作り方を教え始めている。

娘も「お母さん、長生きしてな!」と笑顔で言いながら
私の作ったおにぎりの写真を携帯で撮っている。

正直言って・・・娘も私も 未だ混乱している途中である。




これからこのささやかな空間にて
今の自分の気持ちを素直に書き留めておきたいと思う。

弱い人間であるから
時には落ち込むところまで落ち込むと思う。

私自身、そういう自分をも何とか受け入れようと思っているし
逆に、この空間で自分の気持ちを全て書き出すことによって
勇気が出てくるかも知れない。

弱さをさらけだすことさえも
自身のつよさを引き出すための足がかりとしたい。



再発などしたくない。
考えたくもない。
娘のために生きていたい。


・・・運がよければ
再発しないまま生きていけるかも知れない。


そんな、さまざまな思いの交錯する日々である。










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Last updated  2012.02.03 23:05:51
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