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カテゴリ:娘に
今日は仕事で大阪へ。 会社で3時間ほどの研修を受ける。 多くの書類を前に頭がパンクしそうになったのだけれど 夢中で読み、何とかインプット。 無事研修を終え、帰りしな梅田のデパートに立ち寄る。 鳩居堂に立ち寄り 梅と流水、そして白椿の葉書を購入。 病気のことで精神的に参っているのだけれど 美しさに対する感受性が未だ残っていることに、少し安心する。 老松では鴬の琥珀を購入。 娘の「わぁ^^」と喜ぶ顔が眼に浮かぶ。 呉服のコーナーでは振袖を見 4年後の娘の成人式に思いを馳せた。 ・・・・正直に書いていいかな。 今日、呉服のコーナーでね 三世代揃って来店なさっているご家族を見たのだけれど おそらくお嬢さまのご結婚準備なのかな お母様、お祖母さまも一緒にいらして。 着物を前にあれこれ談笑なさっていた。 ・・・・いいなあと思った。 私の母は、独りで嫁入りの準備をした。 その時 頼るべき実家の母(私の祖母)は 既にこの世の人ではなかった。 私も、嫁入り準備を独りでこなした。 母が身体が弱く、とても頼ることなど出来なかった。 ・・・20年前のちょうど今頃のこと たったひとりで 呉服屋の暖簾をくぐった。 その時の心細さ。 親子連れへの対応に忙しい呉服屋の店員など こちらには見向きもしない。 私とそう年も変わらぬ人が 自分のお母さんと一緒に着物を選んでいる様子を見て いいなあ・・・・と思った。 一枚、一枚、いろんな着物を肩にあててみては あれが似合う、これがいいと笑顔で話していた。 なんだかそこだけぽかぽかして 春のようだった。 ・・・お母さんと一緒に着物を選ぶって あんなにぽかぽかしてあったかいことなんや、と初めて知った。 それだけに 自分のそばには誰もいないということが 余計に身にしみた。 だからこそ 娘にはそんな淋しい思いをさせたくないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.02 23:10:26
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