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カテゴリ:万葉の花
近所の白梅が ちらほらと散り始めている。 桜のように一斉に風に乗り・・・ではなく 本当に、時折、ちらと流れる。 桜の散り際よりも どちらかといえば梅に惹かれるかも知れない。 万葉集では120首ほどの歌に詠まれ 萩に次いで2番目の多さである。 平安遷都の折りには宮中に梅が植えられたけれど その後の火災のため (梅にかわり)左近の桜が植えられた。 ・・・春を告げる梅の季節も過ぎようとしている。 病について思い悩むようになってからというもの 季節のひとつひとつの変化がいとおしく思われる。 以前のように季節の先取りというものには ほとんど心を動かされなくなった。 日本人の感覚としては 先取りそのものに価値を置くのかも知れないけれど そしてテレビでは早くも桜の開花を知らせているけれど 今はせめて ゆっくりと時の過ぎるのを見ていたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.14 22:22:17
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