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カテゴリ:パパに
先日購入しました茶碗につきましては 現在、飾り棚の中にしまっております。 家族からも「しまっておいた方がいい」と (何故)。 その飾り棚の中には・・・・ 祖母の使っていた茶碗、そして湯呑みも入っております。 いかにも祖母らしいうつわで 私にとりましては大事な思い出の品でもあります。 祖母はひとり、このうつわで食事を摂り お茶を喫していたのだろうかと。 祖母は先の大戦直後 頼みとしていた夫を30代の若さで亡くしました。 それから57年もの間 亡くなった夫を偲び 独り身を通してきた人でもあります。 夫婦として生きていくことがどんなに有り難く美しいことか まだ幼かった私に教えてくれました。 生涯にわたり ただ1人の人を想い続けた女性でした。 その祖母の遺したうつわを 現在、私が大切に保管しております。 もうひとつ、飾り棚の中には 私の誕生日に 夫から贈られた茶碗。 「○○ちゃんに似ているから」との言葉を添えられ 贈られた茶碗でもあります。 茶碗のおさめられている箱に 贈られた日付と夫の言葉とを書き付け 大切に保管しています。 ・・・・これから数十年後、あるいは百年後 私たちの子孫がこの箱と茶碗とを目にし、 ほんの少しでも 自分たちの先祖について 想いを馳せてくれたら・・・・と思うのです。 その時には当然のことながら 夫も私も、この世の者ではありません。 ただ 写真の中で肩を寄せ合い 微笑むだけでしょう。 この世を 2人力を合わせて生き抜いた 思い出だけを遺して。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.25 15:42:07
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