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ひよきちわーるど

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2017.03.25
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カテゴリ:着物
娘の成人式を無事に終え、早くも1年3か月が過ぎようとしています。

過ぎてしまえばあっという間のことでしたが
成人式の準備がこれほどまでに大変であったとは・・(笑)。


前撮りをしたのは2015年11月後半、
そして成人式は2016年1月中旬のことでした。

それまでに振袖をそろえ、美容室をおさえ、
帯や帯揚げ、そのほか必要なものを準備するのにかなりの時間を要しました。


ただ単に呉服屋さんに伺い好きな振袖を選ぶ、ということでしたら
そうまで時間もかからなかったと思うのですが

実は・・娘には振袖に対する長年の「夢」がありまして

10年ほど前、彼女が中学生になったばかりのころ
親子してある呉服屋さんに伺い
そこで娘の気に入ったお着物を着せていただいたことがあったのですね。

綸子の白地に 漆黒の宝尽くしの帯。
素人の目にもそれは大層美しく
娘も「わぁ、きれい」と言ってうれしそうでした。


娘がそこまで気に入ったのなら・・と価格をお聞きしたところ
えー、そのー、それ、ゼロがひとつ違うんとちゃいますか・・!?と
思わず訊きなおしたくなるようなお返事が返って参りまして(笑)

娘よ、誠に誠に申し訳ない、と
親子して肩を落としつつ帰宅したわけです。



当時娘は12歳。

成人式まであと7~8年、
その間に必ず娘の好きな振袖を準備したい、と心に決めたのでした。


けれど その7年の間に
娘に美しいお着物を着せかけてくださった呉服屋さんもお店をたたんでしまわれ

その後、親子して県内、そして大阪、京都と様々な呉服屋さんを回りましたけれども
あの日、娘が「美しい」と心を震わせたようなお着物には
なかなか巡り合うことができなかったのです。


そして成人式も近づく2015年2月、その日も親子して神戸のデパートに足を運び
何枚か試着はしてみるのですが・・なかなか決めることができませんでした。

赤や、黒、または緑など
はっと目を見張るような色合いの振袖は多く並んでいるのですが
こちらの希望する淡いクリーム地に古典柄の振袖となりますと
どの呉服屋さんでも「なかなかありませんね・・」とのお返事。

そりゃそうだろうなあ・・・
あれから7年間もかけて探して見つからないのなら
あきらめるしかないのかなあ・・と思っていたその矢先、
思ってもみない形でそれは見つかったのでした。


もちろん、それは、7年前着せかけていただいたお着物そのものではありません。
ですが、そのお着物に驚くほど似通っていたのです。

びっくりしてすぐさま娘を呼び寄せ、2人して再度見てみたのですが
7年前のあのお着物の雰囲気にこれほどぴったりのものはありませんでした。

この広い世の中、やはり努力して探してみるものだ・・と
一度は嬉しく思い安心もしたのですが
問題は、その「入手方法」でした。


実は、そのぴったりのお着物を発見しましたのは呉服屋さんの店内ではなく
「パソコンの前」だったのです(笑)。

ちょうどその時、帯揚げをどんな色にするべきか
参考にしようと、インターネット上の画像を検索していた時のことでした。
その時たまたま目にしたページの中に、
そのお着物は掲載されていたのでした。



・・確かに、自分自身のお茶のお稽古に使う着物は
パソコンにて購入していましたけれども
お稽古用の着物と、娘の成人式の振袖とではわけが違います。

大事な振袖をインターネットで買うわけにはいかないという思いもありました。
第一、実際に自分の目で確かめることができません。
色目も、パソコンの画面と実際とでは違いがあるはずです。

これまで多くのものをパソコンにて購入してきましたが
さすがに、振袖をパソコンで・・・というのには抵抗がありました。

うーん、うーん、と悩み続ける私の横では
娘が「やっと見つけた・・・」と
まるでパソコンを抱きしめんばかりに喜んでいます。


・・・その姿を見ておりまして(さまざま躊躇はしましたけれども)
「おっしゃー!」と、母は猪突猛進、大決心!
その勢いのまま購入ボタンをカチッと!クリックしたわけです。


(次に続きます)





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Last updated  2017.03.28 09:52:15
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