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ひよきちわーるど

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2019.04.21
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カテゴリ:パパに

​​

毎日、目の回るような忙しさです。

自身の仕事もさることながら
義父の入院にまつわる多くの手続き等々
病院・市役所・業者の間を行ったり来たり、毎日右往左往しております。

その合間を縫って義母の病院への付き添い、
そして自身の胃カメラ・大腸内視鏡など病院通いのオンパレード。

日記を更新しなければ・・・と思いつつも
1日に 2~3行ほどしか書けぬ毎日、

本日更新の日記も、今年1月後半から少しずつ書き続けてきたものでして
3か月かけてようやく書き終え、アップしたものであります。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



数年前、夫婦2人で地域内を回った日のこと。

当時、私たち夫婦は自治会の役員をしておりまして
いつもは私1人で回っていたのですが
その日だけは、夫とともに回ることになったのですね。


するといつもは

「 ああ、姉ちゃん、ご苦労さんやね!」と、さらりと仰るはずの御婦人が

( その日だけは )私の後ろに立つ夫を見るや否や

「 ! 」「 お茶、飲んでいかれませんか? 」「 どうぞお上がりくださいませ! 」と、
いきなり乙女モードに・・・ 


そしてさらによそのお宅にも伺いましたところ 御婦人が夫に対し

「 私がもうちょっと若かったらついていくのに! 」  (   え   )

そして私に対しては
「 あんた、なんで今まで隠しとったん! 」  (  隠してません   )



・・・・その日は、どのお宅に伺いましてもそんな調子でした。

みなさん、最初、夫をご覧になって眼が輝き
今度はふと、私の方をご覧になるわけですね。
で、「 この人のそばに、なんであなたが? 」というお顔をなさるわけです。

要するに「 美女と野獣 」の逆バージョンというわけで     (*`◇´)  うわーん


そして子どもたちはさらに残酷、
いや、むしろ真っ正直なのでしょう(笑)。

いつぞやは小学低学年ほどのお子様が、きっぱりと
「 かっこいいおじちゃんの奥さんが、なんでこのおばちゃんなの? 」と。

あまりの清々しさに 私、涙が出そうになりました      (*`◇´) うわーん



・・・考えてみましたら、夫も、もう50代半ばにさしかかろうかという年齢。
白髪もさらに増えていますし、どこから見ましてもおじちゃんなのです(笑)。

確かに上記の・・夫に対するおばさま方の言動は
リップサービスも入ってのことと思います。

しかし、それでもなお人を惹きつけてやまぬ彼の魅力は
一体どこからくるのだろう・・と思いました。



私自身、若い頃のことを考えますと
他の方々のどんなところに惹かれていたかと言えば・・やはりその長所。

しかしそれと同時に、年齢を重ねるにつれ
実は「マイナス点」を感じさせないことこそが
深い魅力に通じているのではないだろうか・・・そのようにも思い始めているのです。

そう考えましたら、夫と結婚しまして26年になりますけれども
彼の物言い、声の響き、笑い声、しぐさ-----それらのものから
マイナス点を感じたことが1度もない。​

マイナス点、と言いますと漠然とした物言いになりますが
正確に言えば 人に「不愉快な思い」をさせてしまうかどうか、ということでしょうか。



夫と義父とが、顔も性格も何もかもそっくりであることは
以前の日記にも書いたことではありますが
ことに眼鏡をかけますと、まさに瓜二つ(笑)。

義父の入院している病院に夫がお見舞いに行きますと
看護師さんたちが「 そっくりですね!」と驚かれます。


義父はまさにダンディ。
夫にとりましても、まさに目標とするべき父なのです。


思い返せば 義父と初めて会いました日、
義父と食事をともにしましたけれども
食事の作法が美しく・・そのことを今もはっきりと覚えています。

その他、義父の話の仕方、しぐさ、立ち居振る舞い
どれをとりましても洗練されており
それは83歳になった今でも変わることはありません。

そこでふと思ったのです。
夫もまた義父のダンディズムを受け継いでいるのではないか、と。



この歳になり改めて思うことではありますが
しぐさ、表情、声の響き------これらは視覚や聴覚を通して認識され
その人が「 何を言ったか 」よりも
視覚・聴覚から入ってきたものの方がはるかにインパクトがある、と。

もっと言いますと
どんなに素晴らしいことを言ったとしましても
話し方・表情・声の響き如何で
その「 素晴らしい発言 」が説得力を持たなくなることもあるのでは?と思ったのです。

・・・改めて、立ち居振る舞いの大切さを痛感したことでした。


そしておそらく その振る舞いには学歴も知識も関係ない。
ひとえに日々の積み重ねなのだと思いました。

そのことについて夫に訊いてみましたところ
人様に嫌な思いをさせないために最大限の注意を払っている、
そのために自身を律している、とのことでした。



・・周りの方々に愛される彼の魅力は
おそらくは天性のものもあることでしょう

また 義父母という素晴らしい目標、あたたかな家庭環境
そして数十年にわたる鍛錬。

その魅力は一朝一夕のうちにつくりあげられるものではなく
おそらくは自身を客観的に見つめることから始まり
そして あまり見たくはないであろう自分の欠点を
絶えず矯め直し続けることから生まれてくるのではないだろうか・・・と。


確かに 花の名はあまり覚えておらず(笑)
結婚前に夫が贈ってくれた「あなたは露草のようだ」との言葉、
実はイヌフグリの花を露草と勘違いしていたようで

ツワブキを タンポポやな! と指さし

「俺な、最近、ハーブにはうるさいねん。」
「これ、ローズマリーやろ? むっちゃ香りええやんか!」と
顔に近づけ、その香りを楽しんでいるのはクールミント。


夫と私との間に共通点など見当たらず
万葉集の話をしていても彼は途中で眠っており

日本庭園にて私がどんなに心込めて大賀ハスについて語ろうとも
彼は、溝の中に生息しているであろうメダカや亀のことで頭がいっぱい。
右手には、どこで拾ってきたものか亀を探し出すための枝を握りしめている。


歳を重ねてきているせいか、お互いの生活リズムも微妙に違ってきており
夫は朝型人間、私は典型的な夜型人間で
ともに過ごす時間も限られてくるようになりました。

性格も趣味嗜好も、生まれた土地も慣れ親しんだ慣習も何もかも違っており
唯一同じなのは「現住所」くらいではないでしょうか(笑)。


けれど、共に生きていく上において、大切なことは趣味が合うことではなく
やはり 相手の一体どこに惹かれたのか・・だと思うのです。

そのことを考えましたら 万葉談義の途中で眠ってしまおうが
花の名がこんがらがっていようが(笑)そのようなことは全く関係なく
( 別に眠ってしまってもよいと思うのです
  花の名がこんがらがっても 花への愛情があればそれでよいのではないかと・・)

夫の中にある人としての美しさ---------立ち居振る舞いや言葉、ものの考え方など
そしてその美しさを生み出している彼の思慮深さ、慎み深さにこそ
私は惹かれたのだと思うのです。



これからともに生きていく上において
今まで同様、喧嘩もたくさんすることでしょう、
意見の対立もあることと思います。

彼は次男坊、私は長女、性格もまるで違います。



けれど、人としての美しさ、誠実さを秘めている夫と
この一生をともにさせていただくことは
私にとりまして、何より幸せなことでありましたし

もし可能であるなら
これからもずっと一緒に生きていきたい、と切に思います。








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Last updated  2019.04.21 12:35:14
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