ひよきちわーるど

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この空間にて 相も変わらず「 忙しい、忙しい 」と呟いているけれど
実は、こうやって呟いているからこそ
毎日をつつがなく過ごすことができているのかな？と。

生きていく上で、自分の想いをどこにも出すことができなかったら
それはそれで大層辛いことに違いないのです。

有難いことに・・このささやかな空間があること、
そして夫や娘がいつも傍にいてくれること、
このことが、今の自分の幸せにつながっているのではないかと思います。


この「ひよきちわーるど」を始めて、早くも19年目に入りました。
思えば、自身の人生の3分の１以上の時間をこの空間で過ごしてきたことになります。

今までにも何度か書いていますように
ささやかな、もしかするととうに忘れ去っていたかもしれぬ出来事を
このブログを読み返すことで鮮やかに思い出すことができます。

その意味で、ここは思い出の小箱なのだ、と。


そしてまた30代にしか書けぬこと、40代の自分にしか書けなかったことも全て
この空間に閉じ込めることができました。
これは・・・50代の今になってしみじみと思うことではあります。


確かに30代、40代の頃の自分もまぎれもない自分自身ではありますが
人間は時とともに少しずつ変わってゆきます。
いくら変わらずにいたい、と願ったとしても。

ですので、あの頃に思ったこと、考えたこと、悩んだこと、
それらを、今の50代の自分が同じように思い、考えることができるかと問えば
やはり不可能だと思うのです。

・・・そして同じように60代、７0代の自分もまた
今の50代とは違う自分になっていることでしょう。




若い頃と比べますと　やはり体力・気力ともに失われてきていることを
痛切に感じます。

気力はまだ何とかなるのでしょうけれど
体力だけは如何ともし難い。

根性ややる気だけでカバーできるものではありませんし
心臓疾患も理由のひとつなのかもしれませんが
本当に情けないことに馬力が足りない。

本当はあれもやりたい、これもやりたいと願いつつ
身体がついてきてくれない歯痒さを
これからもずっと抱えてゆくしかないのかなと思います。

良い意味で、折り合いをつけてゆくしかないのでしょう。　(＊`◇´)ノ　くぅー!!




歳を重ねてきたことで得られたことのひとつに
「自身を客観的に見つめることができる」があります。

50代になりまして、より一層
自分を冷静に見つめ直すことができるようになってきました。

自身の足りないところ、至らぬところ、
本当ならば見たくなかった、認めたくなかったところでさえも
無理なく受け入れることができるようになってきたのではないかと思います。

これは…実に大きな収穫ではありました。


自身の欠点を無理なく受け入れることができるからこそ
矯め直すことができます。

これから、時間はずいぶんとかかるでしょうけれど
少しずつ、自身を作り直していきたいと思います。



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