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カテゴリ:教育
今日からERが始った。さっきまで娘と機嫌よく見ていたのだが、宿題の続きをするため部屋に戻った娘が泣きべそでここにやってきた。
CorelDrawで夕方からやっていたDesign Graphicの宿題、なんとSaveをしておらず、ERを見ているちょっとの間にコンピューターが暴走して宿題も一緒に連れて行ってしまったみたい。明日学校へ行きたくないと泣く。 幸い、だんなは何を思ったのか夜中なのに木工細工をしているし、二人に濃いコーヒーをいれてあげて徹夜に参加 なので私はこうして今日の日記を書いている。それに今日から新しいペーパーバックを読むのでそれも楽しみ。 さて、Year12でASレベルとしてのアートの内容を先日書いたけれど、あの工程に行き着くまでの約半年の間、生徒たちはそれぞれ、自分がどのような手法、どのような絵が向いているのかを探るためにAbstract Art(抽象画)を見たりしながら勉強を重ねていたらしい。私にはわからないけれど、抽象画でもわかりやすいものもあるし、まったく意味のないものもある。たくさん見てどういう絵が好きなのか、それぞれどれがあっているのかを、みなでディスカッションを続けていたそうだ。 そして、ARTの教室にさまざまなOBJECTを持ち寄りそれを適当に並べては写すという行為をそれぞれのスケッチブックに重ねていくのだ。モデルとなったもののどこを描いてもいい。アングルも各自自由にしていい。例えば、モデルとして置いた物にうつっている部分だけを描いたりもできる。絵っておのおのの見方で違って見えるので見たとおりに忠実にしか描けない子もいるし、ディフォームしながら描いて行く人もいる。アートの時間は来る日も来る日も絵を描きつづけるという時期もあったらしい。そして自分がどういう描きかた、または作り方が向いているのかをやっと見つける。 既にそれが得意で特に練習する必要がない場合もあるし、前回の追記に加えたように、自分は得意ではないけれど是非やってみたい手法もある。その場合は先生が教えてくれるそうだ。 そしていよいよ"View Point"というテーマが知らされて、あとはこの言葉からイメージを膨らましていくだけ。前回のお話につながるわけだ。 このやり方は非常に難しいらしく、去年GCSEでARTをとった生徒はプロセスがわかっているため比較的楽だけれど、今年初めてARTをとった生徒たちはどうしてよいかわからず、結局放し飼いのウサギ状態で戻って来れなくなる。だって先生は生徒を放っておくからだ。 最初にエントリーした中から既に3人はARTを落とす決心をしたらしい。 どうしても出来ない子、やっても絶対にPassしそうにない子に対してはきついようだけれど、先生の方からやめるようにアドバイスをする。本当に興味がある場合は来年Retakeできるのでやり直しもできるし、そのあたりは非常に自由だ。Exam当日に自信がなくて来なかった子もいるんだって。 FinalExamは終わったけれど、Thematicと呼ばれるUnitがまだ未完成なのでそれを早く仕上げなければならないそうだ。彼女のThemeは昔風に言えば裸婦かな? 授業の中で裸婦のスケッチというのがあって、エキストラに200ドル払わされた。毎週モデルがやってきて裸の女性をスケッチしてたらしい。 それを元に自分なりに裸婦の絵を書き綴ったスケッチブックを作っており、それも作品として提出をしなければならない。 娘は絵を描くのは好きだけれど、見た目通りにきちんと書くのが嫌いなので、ディフォームされた柔らかな裸婦がさまざまな色彩を持って描かれている。 来年はARTはもう取らないと言う娘。 来年、AレベルでのARTは美術史など実技ではなくお勉強になってしまうので、描く事は好きだけれど書く事が嫌いな娘には向いていないんだろうな。 次回はDesign Graphicかな?今となりで消えてしまった宿題を再度やってます。 今夜のお題はGameBoyみたい。何しているのかはまた今度… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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