カテゴリ:その他、世間話
私の提案は、小学校と地域を結びつけるためにカネを使う、です。明日からできる簡単な事が良いと思います。来年度からフィンランドみたいな授業しろとか保育所を新設しろとかいくら予算があってもすぐに実施できない事は提案しません。少ない予算ですぐできる事を提案します
日本で一番出生率が高いのは沖縄だそうです。出生率が高い理由は親と教師以外に地域住民が子育てに参加しているためだそうです。都市部でも母親が働くために子供を祖母が面倒見ている家庭が多いじゃないですか。私(46才)が子供の頃は放課後の校庭に近所のじいさん・ばあさんが散歩に来て、子供たちと話をしていました。沖縄は今でもそんな気風が残っているようです。建物や教職員に投資するより、地域住民を取り込んでコミュニティの再生を図る方が少ない予算で学校を活性化する効果が期待できる、と私は思います。 具体的には、 A)児童の数が減り空いている教室を改装し、地域住民のアルバイトが有料で放課後の学童や幼児を預かるサービスを行う B)夏、校舎の壁面にゴウヤ・朝顔・葛などの植物を這わせる (急速に生い茂り壁面を覆うものならなんでもよい) C)植物の手入れ等に学校周辺に住む中高年を雇う D)学校周辺の休耕田・畑を借り上げる などなどです。 A)は働く母親をラクにする事と親・教師以外の人物が子育てに参加する事が目的です B)の目的は 1)建物を冷やすことで中を涼しくする。太陽光パネルの1%のコストで建物全体を冷やせ、クーラーなしに扇風機で過ごす事が可能になります。 2)コンクリート構造物の外壁劣化を防ぎ、中性化を遅らせることができます。 C)が雇用を少し創出します。地域の人を学校の中に入れる事が本当の目的です D)の休耕田はB)の後、茎・葉・根・ロープ・支柱などを撤去して堆肥を作る、 B)を植えた後の土を入れ替える等のために使います。残っている土地にC)のおじさんおばさんが好きなものを栽培して構わないのです。その作業をしている所へ子供たちが自由に参加できるようにします。 ゴウヤを植えて校舎を冷やす実験は昨年大阪市内の小学校で行われました。植物による熱吸収効果は昼間の室内温度を3~4度も下げる事が確認されました。建物が熱を持つ事は建物自体の寿命を縮めます。それを防ぐだけでも十分な投資効果があります。 その作業は教師が主となって行い、子供たちが手伝う事になっていたようです。教師が率先してできる事は限られています。栽培に必要な資材や肥料などの予算もないし、ナス科の植物には連作障害がある事が考慮に入っていないようです。このままでは一年限りに終わるかもしれません。実った野菜を活用するアイデアも乏しいようです。作業の一部を外注化して毎年継続して行えるようにしましょう。 小学校で子供のペーパーテスト能力を上げるより、野菜が育てたり収穫したものを自分で料理したりする方が良いと私は思います。 教師や教育委員会は予算さえ与えてもらえれば自分たちだけで全て解決できると言います。20人学級にすれば、教師の年収を1000万円にすれば、良い教育ができるのでしょうか?自分たちだけで事態が改善できると彼らは本気で思っているのでしょうか。他力を活用する事を考えてはどうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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