カテゴリ:政治経済
この図はドイツのスポット電力価格の推移2007~2016年です。 小規模発電事業者の電気を電力会社に買い取らせるという制度のおかげで電力会社は風力や太陽光発電が増えると需要のない時間帯に発電されて余った電気をスポットで売ることになります。ドイツの余った安い電気(昼間)をオランダやオーストリアが買うことになっています。フランスの原発で安い夜間電気をドイツや周辺諸国は買っています。 スポット電力価格は1KWh3.5円(2016年)まで下がっています。電力会社は大赤字です。日本でも原発が使えないので電力会社は大赤字です。関西電力は2011~2017で2兆円の赤字を出して実質債務超過になっています。 再生可能エネルギーは出力が安定しません。それを定額で買い取らせるのは無理です。ドイツの電力会社は1KWh20円で買い取らされた電気を3.5円で転売せざるを得ない・・ので経営破綻してしまいました。ドイツのメルケル首相は昨年10月の選挙で与党過半数を維持できたけれど、その後連立協議がまとまらず組閣できていません。エネルギー政策がまとまらないからです。 追記 日本の余剰電力買い取り価格 日本の買い取り価格は非常に高い。ドイツでは太陽光は0.12ユーロ(16.2円)それでも高すぎるというてもめている。日本で高値買い取りがいつまで続くか。九州電力は買い取り拒否を宣言しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.02.07 12:34:07
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