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2005.12.17
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カテゴリ:Hokarry堀田
王子通りの住人、田刷夫妻は不思議とかUFOとかお化けとかまるきり認めない人種だった。

その田刷夫妻が住む王子通りに深夜、一人の男が現れた。

ヒョロリと背が高く、髪やひげの白さからみて相当の年寄りだ。

この人の名は有蓮 弾古扉!

ポケットから火打ち石を出すと、カチッと鳴らした。

すると電柱に次々と提灯(ちょうちん)が現れた。

そばにいた三毛猫に

「蒔粉刈先生、こんなところで奇遇じゃの~」

すると三毛猫は女の人に変わっていた。

「よく、おわかりで」

「ところで、白立冬は遅いの~」

「弾古扉先生、堀田夫妻に何があったのですか?」

「蒔粉刈先生、今白立冬が、Hokarryを連れてくんじゃよ」

「Hokarryを。じゃー利利意と税無須は・・・おお~!」

そのとき、空から大きな自転車が降りてきた。

「白立冬や」

「弾古扉先生、この子がHokarryです」

弾古扉と蒔粉刈は毛布の中をのぞき込んだ。

そこには、頬に不思議な渦巻きのついた男の子がいた。

この子を田刷家の戸口におくと、手紙を置いて三人は消えていった。

      それから10年・・・・







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最終更新日  2005.12.17 13:16:45
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